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アダルトチルドレン 1

毒親に育てられた人はアダルトチルドレンになる確率が高いそうです。

子供の頃、心の奥底にしまい込んだ、深い悲しみや怒りがずーっと残っているのです。

そのせいで、社会に出るととても生きにくいと気付き始めて来ます。


私は、最初にそれを感じたのは小学校高学年でした。


修学旅行へ行った時の事です。
みんなで写真を撮るのですが、出来上がった写真を見て、私は驚きました。


みんな歯を出してニッコリ笑っているのですが、私はどの写真も少しひきつって笑顔を作ろうとしているのですが、なんだかとても怖い顔をしていました。


その他にも、友達が先生や地域の大人と仲良く話をしているのですが、私は全く輪に入る事が出来ませんでした。


大人と話す事が何故か出来なくなっていたのです。

私は担任の先生に、あきらかに面倒な可愛く無い子として認識されてると感じました。

私は担任に話しかけられても、顔が引きつり小さい声で頷くか、首を傾げたり、横に振るかしか出来なかったのです。

みんな担任と笑顔で仲良く話していたので、とても羨ましかったし、私は輪の外に居て寂しいと思いました。


子供同士の時はみんなで楽しく遊ぶ事が出来るのですが、何故か大人や歳上の知らないお姉さんやお兄さんが居ると、自分から話しかけたり、リアクションが出来なくなるのです。


私は人見知りだからなのかなー、なんでみんなはあんなに楽しそうに振る舞えるんだろぅと考えていました。


ちなみに私は、ありがとうを言うタイミングが分からなかったし、叔父にプレゼントを買ってもらった時にありがとうを言わなければいけないと思うのですが、なかなか何故か言葉がつかえて言えませんでした。

** 毒親が私にありがとうと言った事も言われた事も、ほとんど無かったからだと思います。 **



社会に出てから私は本当に苦労しました。

嬉しい時や、頭に来た時に感情を出して、上手くリアクション出来なかったのです。


周りには、リアクション薄いとか、クールだと良く言われていました。


若い頃は、沢尻エリカの「別に。」みたいな感じで、開き直って無愛想になり「別にこれがわたしですけどなにか?」みたいにして、感情を表せない事を正当化していた時期もありました。


でも、社会に出て直ぐ気付きました。


愛想が良くて、リアクションの良い人の方が明らかに、好かれているし、可愛いがられて得をしていました。


自分も得をする為に、リアクションや笑顔を必死で出来る様にしました。
(実はこれと同時に平行してもう一つやっていた事がありました。次のブログで詳しく書く予定です。)


少しずつ、自分が笑顔でいると、相手も笑顔を返してくれるんだ…。
相手に親切にしたら、自分も親切にしてもらえるんだ…。
とか、人との繋がりの基本的部分を徐々に理解してきました。

正直、ほとんどの人が私を好きになる訳無いと無意識に考える癖がありました。でもそれは、私が相手を大切にしていなかったんだ…。と気付き始めました。


そして、私はそもそもなんでこんなに生きづらいんだ…と思っていたら、私の職場の同期がアダルトチルドレンの本を私に貸してくれたのです!!

そこで初めて、自分がアダルトチルドレンだと知りました。とても衝撃を受けた事を覚えています。


つづく…

#アダルトチルドレン #精神科 #心理学
#教育 #毒親 #人見知り #社会 #コラム








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