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ネガティブなことを言ってもいい相手と状況

昨日、ブスを自称しないことについて書いた。


私がブスを自称しないのは、その発言によって相手を困らせてしまうことが忍びないからだ。

……と言っておいてなんだけど、「私なんてブスだし」と言いたくなる人の気持ちがめっちゃわかる。

コンプレックスをひとりで抱えるのは苦しくてしかたない。

ふだんはひとりで抱えていても、たまにどうにも苦しくなって、誰かに聞いてほしくなる。

これは、「淋しい」「死にたい」「不安」などを吐き出すときと同様の心理だと思う。誰かに言ったところでどうにもならないとわかっていても、言わずにいられない。聞いてもらうことで、少しでも心の重荷を下ろしたいのだ。

昨日の記事に書いた麗子さんも、きっとこういう気持ちだったんだろう。

しかし。

どれだけこちらが深刻に悩んでいても、言われた側が困ることは変わらない。

じゃあどうすればいいのか?

相手を困らせず、容姿コンプレックスを吐き出す方法はないだろうか?

……と考えてみて思い至ったのは、地元の女友達とのLINEグループだった。

私は以前、うつ状態がひどかったとき、

「ごめん、どうにも苦しいから話聞いてほしいんだよね。今からめちゃくちゃネガティブなこと言うけど、聞いてくれるだけでいいから」

という前置きで弱音を投下したことがある。みんな、親身になって励ましてくれた。

そのLINEグループで重い話をするのははじめてだった。ふだんは楽しい(しょうもない)やりとりばかりしている。

だけどそれ以来、みんなも苦しいときに弱音を投下するようになった。

すると、自然発生的にルールが生まれた、

・どうにもしんどいときは前置きしてから投下する
・精神的に余裕がない人は既読スルーしていい

というルールだ(自然発生したのち、ファミレスで認識をすり合わせた)。

もちろん、そんなに頻繁ではない。私の場合は半年に一度くらい。私以外は我慢強いため、1年に一度あるかないかだ。それ以外はいつも、それぞれの推しの話をしている。

だから、もしも私が自分の容姿コンプレックスで苦しくなったら(限界までは自分で対処するけど)、前置きしたうえでこのLINEグループに投下する。

ここなら、あらかじめ

「相手が困っちゃうようなネガティブなことでも、どうしても吐き出したくなるときってあるよね」

という認識をすり合わせているので、私がどれだけ卑屈なことを言ってもみんな困らないと思う。

ネガティブなことを言って相手を不快にさせてしまうときって、

・相手との関係性
・相手のキャパシティ(性格・状況)
・自虐の頻度
・言葉選び
・シチュエーション

のどれかを間違えているんだと思う。

「親友のネガティブは受け止めるけど、よく知らないやつのはウザい」とか。

「たまにならいいけど、頻繁だと聞きたくない」とか。

「今は忙しいから無理」とか。

そういうのって、みんなあると思う。

お互いにそういうのを表明しあえたら楽なんだろうなぁ。

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