食べることが怖い

今まで、こんな感情になったことはなかった。
食べることが大好きだったから。

今は、食べると悪心と嘔気、腹痛に襲われる。
このことが、私を摂食行動が怖いものだ、自分を苦しめるものだと、刷り込ませたのだ。

もちろん、お腹はすくし、何か食べたいと思う気持ちはある。だが、食べることが怖い。

先日、母に無理やりオムライスを食べさせられた。私がオムライスが好きだったことから、母が買ってきたらしい。

その後、私は3時間にわたり、腹痛、嘔気、悪心に苦しめられ、何度もトイレに足を運んだ。

そして、母は、

「こんなに苦しむなんて知らなかった。辛い思いばかりさせてごめん。でも、全然食べないから心配だったんだ。」

と言った。

親が子を心配に思う気持ちは分からなくもないが、私は何度も摂食行動に対する恐怖心を理由を添えて説明し続けていた。それでも母は現状を見るまで理解してくれなかった。

現状を見ないとどのようになるのか分からないのは、「百聞は一見にしかず」という諺もあることから、理解出来る。だが、心配だからの気持ちだけで、親のエゴ(今回は摂食すること)を子どもに押し付けるのは、違うと思うのだ。

だから、今回のことにより、私はより一層、食べることが怖くなり、更に食から遠ざかった。

私はこのまま生きていていいのだろうか。

もういっそ、死んでしまった方が楽になるのではないだろうか。

そんなことを常に頭の片隅に置きながら、今日も大学の課題に勤しむ。

中身のある人間になりたい。