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勉強を習慣化するコツ②~勉強時間の設定方法

こちらの記事で,地頭の良さよりも,勉強の習慣化が大事だと書きました。

では,勉強を習慣化するには,どうすれば良いのでしょうか。
勉強を習慣化するコツについてご紹介します。
今回は,②勉強時間の設定方法についてです。

他の記事はこちら↓

②勉強時間の設定方法

勉強時間を決めておく

「夕食後19時~は勉強の時間」
「朝6時~7時は勉強する」
というように,
勉強する時間をなるべく一定に決めておくと,
習慣化しやすい
です。

歯磨きをしたり,お風呂に入ったりするのが,
自然な習慣となっているように,
「この時間になったら勉強する!」
と生活の一部に組み込めると
とても良いです。

朝に勉強するか,それとも夜に勉強するかは,
どちらでも構いません。

※入試1か月くらい前からは,
朝型に切り替えておいた方が良いですが,
それ以外の期間はどちらでも大丈夫です。

毎日なるべく勉強できる時間帯,
子どもが集中できる時間帯を
勉強の時間にしましょう。

勉強の時間を固定するのが難しい場合は,
前日や当日にタイムスケジュールを決めましょう。

【休日の場合(例)】
8時 起床
8時~9時 朝ごはん、準備
10時~12時 部活の練習
12時~13時 昼食
14時~15時 勉強①(計算ドリルp.10-15)
15時~16時 休憩
16時~17時 勉強②(国語ドリルp.25-30)

このように予め
タイムスケジュールを決めておくことで,
一日をダラダラ過ごしてしまい,
結局勉強できなかった......
という事態を防ぐことができます。

もし時間になっても
子どもが勉強に取り組まない場合は,
保護者の方からお声掛けしていただいて構いません。

勉強時間とやるべきことを決めておけば,
「あれ?時間内に勉強が終わらなかったな」
見積もりと実際にかかった時間の差に
気づく
きっかけにもなります。

学年が上がるにつれ,
教科数が増え,学習範囲も広くなり,
子ども自身で学習計画を立てたり,
時間の過ごし方や段取りを考えたりする力が
問われます

子ども自身で学習できるようになるためには,
中学生や高校生になるまでに,
このような力を養っておくことが大切です。

小学生の間は子ども一人で
取り組むのが難しいかもしれませんので,
ぜひ保護者の方がサポートしましょう。

勉強時間を調整する


「1時間くらい勉強してほしい」というように,
親が学習時間を設定するのではなく,
子どもの集中力を見て調整
しましょう。

勉強の習慣がない子にとって,
1時間勉強することは
かなりハードルが高いです。

最初から負荷をかけすぎると,
勉強自体が嫌になってしまい,
学習習慣が付きづらく
なります。

筋トレでも,
「〇〇kgくらいは上げてほしい」
というように他人を基準にして,
自分にとって重すぎる重量をあげようとすると,
辛くなってしまいます。
勉強もそれと同じです。

勉強の習慣がない子は,
最初は5分勉強するのも大変です。

「5分でこの問題だけやろう!」
時間を細かく区切り,
やるべきことを明確にして,
集中して取り組んで
もらいましょう。

それができたら,
「頑張ったね!5分集中できたね!」
「次は10分集中できるかな?」
というように少しずつ
勉強時間を伸ばしていきましょう。

「25分集中→5分休憩」というサイクルを回す
ポモドーロテクニックもおすすめ
です。

仕事術として有名なポモドーロテクニックですが,
子どもの学習にも効果的です。

1時間,2時間......というように
長時間まとめて学習すると,
疲労感が大きくなります。

1~2時間勉強した後,
休憩してから勉強を再開しようとしたら,
結局ダラダラしてしまい,
勉強を再開できなかった......
という経験は,誰しもあるのではないでしょうか。

「25分集中→5分休憩」というリズムを繰り返すと,
このような事態が起きにくくなります。

「25分集中→5分休憩」の1セットを
1ポモドーロと呼びますが,
「1ポモドーロ勉強できた!」
「今日は2ポモドーロできた!」というように,
短時間のサイクルを回すことで,
達成感を味わうことができるため,
学習の習慣が付きやすい
です。

ぜひ家庭での学習に取り入れてみてください!

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