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勉強はやらないといけないものだと思い込んでいませんか?

勉強はやらなくてもいい!

勉強はやらないといけないものなのでしょうか。

もちろん,勉強するに越したことはありませんが,
子どもの気持ちが伴っていなければ
成果は出ません

勉強に興味が持てない,
今はどうしても意識が向かない......
ということもあるでしょう。

子どもが勉強に興味を持てるよう,
周囲が働きかけたり,
勉強の重要性について
話したりすることは大事です。

それでも勉強に取り組めないという場合,
部活や習い事など夢中になっているものがあれば,
一度そちらに全力で取り組むのが良い
と思います。

子どものやる気がないのに,
嫌々勉強させても,
時間もお金も無駄になってしまうからです。

厄介なのは,子ども自身で
「自分はやる気がある!」と
思い込んでしまっている
場合があることです。

本当にやる気がある?

「先生,勉強のコツを教えてください!」
「勉強ができるようになりたいんです」
と言う生徒さんがいました。

相談に乗ると,
「家で勉強できないんです」
「やる気はあるんですけど」
などと言います。

「家で勉強できないなら,
図書館や自習室はどう?」と言うと,

「でも図書館は家から遠いし......」
「学校の自習室は友達に会うと気まずいからなぁ」
とのこと。

「家のリビングで勉強しているんでしょ?
自分の部屋で勉強するのはどう?」と言うと,

「自分の部屋は漫画とかが
たくさんあって集中できないから......」
などと言い訳ばかりします。

言い訳がたくさん出てくるということは,
本心では勉強をやりたくない
のです。

「勉強をやりたくないなら,
やらなくてもいいんじゃない?

部活が楽しいのなら,
一回部活に専念してみるのはどう?」
と声掛けすると,

「いや,勉強はやりたいんです!
できるようになりたいんです」と言います。

しかし,このような状態で
勉強しても成果は出ません。

「こうしてみたら?」
「こういうやり方もあるよ」
と提案しても,

「でも」「だって」「それはちょっと」
というネガティブな発言が出てきて,

「こういうやり方で
やってみようと思うんです!」
という自発的な言動も無いため,
学習方法を改善できないからです。

勉強に無理に取り組むよりも,
趣味や習い事,部活など自分の好きなことに
とことん打ち込んだ方が有意義
です。

「今は勉強をしない!」と
決断することも大事
です。

またやる気が出てきたら,
勉強に取り組めば良いです。

一番の問題は,
自分の本音や気持ちが
わからなくなってしまっていること
です。

これまで学校や周りの大人から
「勉強はやらないといけないもの」
と刷り込まれてきたのでしょう。

勉強すること以上に,
自分自身の気持ちをありのままに
とらえられることが
幸せな人生を生きていく上で大切
です。

私たち大人は,子どもに接する際に,
判断材料を与えたり,
アドバイスしたりしつつも,
価値観を押し付けないよう
気をつけたい
ものです。

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