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青木慶則のコラム

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マンスリー間隔で、2018年1月〜2019年12月まで続けて、2年休み、2022年に1年続けて、今はまた休んでます。
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#コラム

Column #25 ホップステップステップステップ......

本名名義になってからすぐの2018年1月に書き始めたマンスリーコラム、3年目から不定期に書くことにしていたが、案の定丸2年何も書かなかった。というわけでこの2022年1月から復活! 今回は月末だけど、ハットピンのブログも月末だから、来月からは15日くらいにしようかな。 僕はSNSで、率先して自分の心情を書くタイプではなく、最新情報とそれにまつわる雑感を書き込むくらいだから、こういうコラムはやっぱり大切だよね、きっと。さて、何を書こう。ちょうどこの2年を振り返ると、まずどうし

Column #24 ぼくはふりむく

2019年も年の瀬。いきなりですがここでご報告。このマンスリーコラム、毎月更新するのは今回で一旦最後にすることに。ネタに詰まることが増え、書くのにかなり時間がかかるようになってしまいました。というわけで来年からは書きたくなったときに書くことにします。締め切りがないと動かないタイプのなので、もしかしたら今後ずっと書かない可能性も無きにしもあらずなのだけど、ご存知のように文章を書くことは好きなので、次に更新されたときは「よっぽど書かずにはいられない内容」なのだなと思って、読んでも

Column #23 12/14発売の新作2枚について

本名名義として、そして自分のレーベル「Symphony Blue Label」からの作品として、2作目&3作目を12/14に同時リリースする。僕にとって2度目のヨーロッパ企画・サウンドトラックと、6曲入りEP「冬の大六角形」。どんな形であれ、自分のレーベルのカタログが増えるというだけで嬉しいものだ。 今回は一般流通を通さないので、新しく立ち上げた通販サイト「青木商店」とライブ会場のみでの販売になる。HARCOのキャリア後半も、ポリスターから出した代表的なアルバム以外は、とく

Column #22 台風と多摩川、江戸時代の青木根

今月の半ば、中部地方から東日本にかけて猛威を振るった台風19号。昨年の大阪の強風被害をニュースで見ていたので、窓に養生テープを貼るなど、とにかく風に対して恐怖を抱きながら身構えていた。その風は、結果的に僕の出演予定だったイベント開催まで飛ばしてしまった。 しかしどちらかというと風よりも、過去最強クラスといわれた雨量が文字通りひどく、首都圏よりも西側、つまりダムが多くあるエリアを進路に選び北上した。よって首都圏においても多くの川の水位が極度に上昇。僕の住む神奈川県川崎市と東京

Column #16 昭和、平成、令和、そして軽音楽

平成が明けた時は中学1年生。年明けはいつも家族でスキーに行くのが恒例だったので、その旅先の宿で小渕さんが「平成」という字を掲げるのを家族そろって眺めた。その瞬間を今でもはっきり覚えている。昭和64年は7日間で終わった。 2年後にはバンドを組み、そのバンド「BLUE BOY」でデビューしたのは、平成5年の夏。平成10年に解散ライブ。その前年の平成9年にHARCOとしてソロビューして、平成29年の最後にHARCOを終了した。 西暦でしか覚えてなかったから新鮮なのだが、今までの

Column #14 ギックリ首との七日間戦争

この回は2019年2月版のマンスリーコラムだけど、ちょっと後から書いている。というのも、首のひどい痛みで思うように文字が打てなくなっていたから。 それはちょうど、友人に対して「数ヶ月ストレッチを全然していないけど、逆に肩や首が凝らなくなったんだよね」という話をしていた頃の出来事だった。本当のところは、ストレッチを少しするだけで身体に痛みが出てしまうので避けていたのだった。でもそれで最近は肩こりに悩まされることもなかったので、深く考えずに過ごしていた。 同じ日に車から機材を

Column #11 晩秋のノマドワーカー

12/12発売・ファーストアルバム「青木慶則」の先行販売のライブを11/18に行ったので、すでに手にしている人はいると思うけれど、まだ全国発売はしていないので、前回同様、内容については避けておきたい。 でもすでに受け取ったリスナーのみなさんや、いくつかの音楽雑誌のインタビューでライターさんに意見を聞く限り、シンプルな弾き語りではあるものの、楽曲の精度を高く評価してもらえている。今後長く歌い続けていけるものとして誇りを持っていよう、そんな想いで身を引き締めているところ。 今

Column #10 音楽を世に出すことを、もう一度初めから

ようやくファーストアルバムが完成した。ピアノ弾き語りのアルバム。まだ誰も全貌を聴いてないので、内容についての詳しいことは避けたい。なので、ここに至る経緯をあらためてまとめようと思う。 今年の前半はレーベル探しをしていた。今までお世話になっていたところも含め、お会いする方みな親身になって相談に乗ってくださるものの、こちらの思うような条件で今のままの僕を迎えられる体制のところは少なかった。ならば自分でやるしかない。幸い、音楽業界で働くBLUE BOY時代からの友人が、足りない部

Column #9 短編を閉じてまた次の短編を開く

初出掲載日 2018.09.29 これまでの地道な曲作りや、いろんな方面の音楽仕事の日々から打って変わって、今月は自分のためのレコーディングが始まった。それは終わりのない旅の始まりでもある。完成して自分の手を離れたように思える曲でも、積み重ねるライブによって成長していくし、誰かの心のなかでも形を変えていく。いったん世に出た曲とは、必ず長い付き合いになる。 先々月のコラムで書いた通り、ピアノと歌だけのシンプルな音楽だけを書きたいという想いが強くなって、聴く音楽もアコースティ

Column #8 ハルコさん

初出掲載日 2018.08.31 人の呼び方は、一回定着するとそれを変えるのは難しい。本名になったけれど、僕はこれからも「ハルコさん」でも「青木さん」でも、はたまたバンドの頃の「青ちゃん」でも全然構わなくて。どちらか迷っていると言われた場合は、「じゃぁ青木さんで」とお願いしているけれど、そんな人に「ハルコさん、あ、ごめんなさい、青木さん」と何度も謝られると、「もう、全然ハルコさんでいいよ~」と言いたくなる。 先日久々に、大阪のシンガーソングライター・杉瀬陽子さんにライブ会

Column #7 切り替えること、切り替えないこと

初出掲載日 2018.07.31 本名名義での初のライブが9/9に決まり、10/1にこのホームページもリニューアルする。まだいくつか報告したいことはあるのだけど、このとてつもなく暑い夏が過ぎた頃、ようやく本格的なスタートといった感じだ。 もちろん自分の中では曲を作り始めた時点からスタートしているのだけど、ライブをして人前に出ないと、どうも足元がおぼつかない。ライブを減らしてクライアントワークを増やそうと思っていたのだけど、今はたくさんライブをしたくてしょうがない。いったい

Column #6 プレイングコーチ

初出掲載日 2018.06.30 2018年もちょうど半分が終わるところ。これまで本業の具体的なお知らせは何にもできなかったのだけど、もうそろそろ何かしら発表できると思うので、お楽しみに。 この半年間何をやっていたかというと、もちろん曲作りはしていたのだけど、いろんな人に会いに行くことが多かった。新たに協力してほしい人のもとへ。もちろん今はまだ一緒にできない人もいれば、さっそくチームに加わってくれた人も多くいる。 ひとりで立ち回ることの難しさ、きっとまだまだ序の口なのだ

Column #5 お酒から(少し)遠く離れて

初出掲載日 2018.05.27 この頃はまたお酒を控えていて、もうすぐ2ヶ月が経とうとしている。「また」というのは、これまでも何度か期間を設けてやめているから。でもツアー最終日とか、記念日とか、何かと理由を付けては手を出していて、そこからは飲む日がある程度続き、またやめたりする。その度に思う。「今度こそ一生やめられるだろうか」 どうしてお酒をたびたび遠ざけたくなるのか。少し嗜む程度なら何の問題もないのだけど、飲み会や打ち上げになるとやはり多めに飲んでしまって、そうなった

Column #4 桜が散った後の確定申告

初出掲載日 2018.04.30 今回は少し難しい、経理の話。かといって僕はフリーになったばかりでまだまだ素人同然なのだけど、年度末恒例の確定申告だけはバンドの頃から約25年間、ずっと自分で書いて提出している。はじめはまだ高校生だったので、税理士さんにアドバイスをもらいながら記入し、翌年以降は少しずつ自分でも勉強していった。 今月はクライアントさんのお仕事の量は少し減って、自分の曲作りを徐々に始めている。でもその前にまず、この確定申告を済ませなければいけなかった。あれ、4