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やった部下のせい?

『コップいっぱいに水を入れる』という仕事を部下に指示した場合、時限どおりにこれができれば、目標達成100%の100点です。

これが、コップ70%の結果だったら、の話し。

時限内で仕事の70%ができたと同時に、残り30%ができていません。定量値だけを取り上げて言うなら、70点です。

褒めて伸ばそうとする指導なら、「70%ができた」という捉え方から話すと思います。叱って伸ばそうとする指導なら、「あと30%も足りない」という捉え方から話すことになると思います。

どちらか片方だけに偏ることなく、実際には、この両面(加点法 +70%と減点法 -30%)のバランスをもって指導することになるでしょう。その上で、ひとつ外してはいけないことは、どちらの数字を言うにしても『伸ばす指導』になっていることが大事、という点です。
次の仕事で、今回以上の結果が自力で出せるよう、部下にチカラが付く機会にしてあげることが、『伸ばす指導』だと思います。

また、『伸ばす指導』を成立させるには、『やった部下のせい』なのか『指示した自分のせい』なのか、というスタンスのことが、一番大事だったりします。前者は他責論なので精神論や批評に終始しやすく、後者は自責論なので自分事に捉えたところから「共に挽回しよう」が伝わります。

こういう『自責』に立ったところから計画的&継続的に関わってあげることで、部下の自立&成長を目指した『伸ばす指導』は、うまくいくようになります。同時に、信頼関係を築いていく道筋でもあると思います。
しつこくもっと言うwと、これをカタチばかりでやると、部下はあっさり見抜きますので、正真正銘の『自責』じゃないと通用しません。

部下の『仕事人生』を預かるわけですから、重責です。


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