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日々にちにち

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日々の中で気づいたことをぽつぽつと書き留めてゆきます。
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憧れられる=切り離される、という体感

憧れられる=切り離される、という体感

北海道で、数年前から暮らしを作り始めている友人夫婦がいる。
わたしも3年前からそこに参加し、一緒に暮らしを作っている。

そこでの暮らしは、自然と共にいる暮らしで。
太陽と月と時間を共にし、畑の恵みを受け取り、出たゴミはコンポストとして自然に還す。

ここで発信していることを、わたしの周りの友人たちは「すごいね〜」と言ってくれる。
そしてつい昨日、「北海道での生活、本当にオシャレだよね!」「真似で

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『全ての私を、あっていい』と受け止める

『全ての私を、あっていい』と受け止める

誕生日を迎えてから、ちょうど1ヶ月。

10年近く前に買ったソファをやっと手放して、部屋に空間ができた。
そこにどかんと60号の大きな大きな絵がおさまった。
2年に一度くらい、友人が節目で渡してくれる”いまのわたし”。

この絵を見た時は、圧倒されすぎて受け取れなかった。
「わぁ、すごい!ありがとう!」って言えなかった。
『すごすぎる。プレゼントだとしても、これは価値が高すぎて受け取れない。』

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自分の好きを爆発させていく

自分の好きを爆発させていく

1年ぶりに、誕生日を迎えた。(そりゃそうだ。)

なんだか"誕生日"というものを迎えると、年末年始とかとはまた違った"1年"というものの区切りを感じる。

そして聞かれる「今年の抱負は?」

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コロナというものが世の中に現れて数ヶ月。
世界がじんわりと変わっていっている。

わたしの世界は、というと、変わってないように思えて、やっぱり変わっている。

わたしは元々フリーランスで、自宅で作業

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のんびり、生きてる

のんびり、生きてる

ゴールデンウィークが終わった。
らしい。

フリーランス3年目で、特に大型連休もあんまり関係ないのだけど。
友達や家族の暦に合わせて、旅行とか遊ぶ予定が入ると「あ、今日は休みか。」とか思ってたから、ほんとに、ただただ日常が過ぎていく感覚で毎日を過ごしている。

昨日久しぶりに仕事のミーティングをzoomでしていて、最近何してる?的な話になったときに「いやー、特になにかしてるとかないですねぇ」と言っ

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辛さを、抱きしめてあげる

辛さを、抱きしめてあげる

昨日、Twitterでトレンドに"磯野貴理子"が上がっていた。
なんとなく見てみると、朝のテレビ番組で彼女が話していたことが話題になっていた。

辛抱と我慢は違うんだって

人間って我が強いから、我慢ってすごくしにくい
我慢しろって言われると、ちょっと我が出ちゃうから、すごく辛い

辛抱はできるんだって、人って

辛抱は漢字で書くと『辛さを抱く』って書くの
だから、辛抱しろっていうのは、辛さを抱き

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「家に居ていい」という贅沢と、浮き彫りになる本当の"好き"

「家に居ていい」という贅沢と、浮き彫りになる本当の"好き"

コロナの影響で、多くの人が「家に居てください」と言われているんだと思う。でも、在宅フリーランス3年目に突入したわたしは、申し訳ないくらいに生活はほとんど何も変わっていない。

だいたい、わたしの"外出する用事"といえば、買い出しかお客さんとの打ち合わせが大半で。
そのうち"お客さんとの打ち合わせ"がなくなった今、外に出るのは"買い出し"のみになってしまった。

もともとおうち大好きマンなので、家に

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わたしは道具ではなく、一緒に作る"手"でいたい

わたしは道具ではなく、一緒に作る"手"でいたい

12年以上ぶり、突然のDM久しぶり
仕事の話なんだけど
今ってフリー?ウェブデザインとかできない?

よっしーができそうなら仕事振りたいんだけど、できそうになければフリーでHP作れる人紹介してほしいんだけどどうでしょう?

大学時代にアルバイトで一緒だった子から、12年ぶりくらいにインスタのDMで突然、連絡がきた。

いやいや、ちょっと待って。
これめちゃくちゃ失礼じゃない?

わたしが"できそう

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たくさんほしい。でも本当はいらない。

たくさんほしい。でも本当はいらない。

フリーランスになってから、仕事を選んでやったり、なんならやらなかったりしているので、確実に収入が減っている。

お金が減ってきて「不安。。」と思うことが増えてきた。
でも、なにがそんなに不安かというと、衣食住環境が保てるかどうかだけなのだ。

とくに住環境。
月に何万円も家賃に当てている。
月の支出の半分は家賃。

このままだと、いつまで東京で一人暮らしできるのかなぁ、と考えてしまう。
でも、そん

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生きるというスタンス

生きるというスタンス

わたしの仕事のパートナーは、いわゆる”変わっている”。
ケータイのキャリアを解約して、スマホは持っているがwifiがあるところでないと連絡はつかないし、そもそも、もろもろのSNSの通知をきっているので本人のタイミングで確認したいと連絡が言ってることもわからない。
かつて受信を実行しないと届かなかった、メールみたいだ。

そんなパートナーと組んで仕事をしているのだけど、ある共通の友達と今日話していて

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鮮やかな記憶とすり抜けていく言葉

鮮やかな記憶とすり抜けていく言葉

人はそれぞれ、記憶を留めるためのチャンネルを持っているようだ。

今日話していた人は、ミーティングをするとき、話しているうちに自然に手が動き、メモのような、図形のようなものを書いていき、それがどんどん溜まっていくらしい。
言葉としてメモをとるのではなく、グラフィックができあがるそうだ。
その人はワードだけで記憶を留めるのがどうも苦手だと、自分で気づいたらしい。

その人は、旅先にはクロッキー帳とお

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1人に1つの砂時計

1人に1つの砂時計

"1人に1つ、砂時計を持っていて
病気で余命を宣告された人はそれが透明で
自分はただ残された砂が見えてないだけなんだって思ったんだよね。"

昔、ヘルパーのバイトをしたことがあるという友達が、ふとそう言った。

そうか。
わたしたちは落ちた砂と、まだ落ちてない砂の間で生きてるのか。

自分には、あとどれくらい砂が残っているんだろうか。
知っていたほうがいいのか。
知らないほうがいいのか。

その子

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種を残さない、という選択

種を残さない、という選択

「知的能力が高い人は、生殖能力が低下するという検証結果があるんだよ。」

そんなこと考えたことなかった。

知的能力が高い人は、地球のいまの状況に憂いていたり、仕事をバリバリとこなす上でのストレスを抱えていたりが影響して、精子や卵子の量が減少するそうだ。
未来に自分たちの種を残そう!という想いが薄れることが原因らしい。
そして、不妊治療なんて言葉も、30を超えてくると当たり前のように聞こえてくるよ

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ハッピーが循環し、届くもの

ハッピーが循環し、届くもの

部屋で作業をしていたら、ふとコーヒーのいい香りがすることに気づいた。
でも、今日はまだコーヒー入れてないし、なんでだろう。

そういえば、机の下に置いたかばんに、昨日もらったコーヒーを入れてたことを思い出した。

かばんの中から、青い袋と、茶色い袋が出てきた。
そういえば、うれしいことが2つあったんだった。

昨日の夜、友達の家で何人かで集まってタコパをした。

その子はコーヒーが好きで、浅煎りコ

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やらないという勇気

やらないという勇気

どうしても、その仕事に魅力を感じない。
そのために自分の時間を割きたくない。

そう思ってしまい、どうやってお断りメールを送るべきか、フリーランスが仕事を断る理由を調べてみたら

・スケジュールが合わない
・予算が合わない
・スキルが見合わない
・無償で頼まれる

こんなところがあがってきたのだけど

・やりたくない

という理由でお断りする方法がなかった。
まぁ、その記事はどうやってやんわり断り

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