言葉は諸刃の剣である。〜言語化力を読んで〜
【超要約】
言葉は諸刃の剣です。
自分の相手の未来を変える力がある。
それはポジティブにもネガティブにも。
だからこそ、言語化力を磨きたい。
こんにちは。ジェネラリスト大学生です。
今回は三浦 崇宏さんの著書『言語化力』を紹介していきます。
本書の要約ではなく、私が本書を読んで印象に残った部分や私なりに解釈したことをまとめていきます。
言葉で「過去・未来・現在」が変わる
最近、個人的に言葉について考えることがよくある。それは、言葉一つで人は勇気づけられもするし、反対に死にたくなるほど辛い思いをすることがあるからです。
そんな気持ちを持ったまま、私は本書を手にとった。そして、本書を読んで私は下記のことを考えました。
言葉一つで「過去・現在・未来」が変わる
①過去を変える
まずは、過去が変わることからまとめていきます。
まず断っておくのは過去に起きた出来事は変わらないことです。過去に起きた出来事は変えることはできないが、過去への認識を変えることはできます。
例えば、過去に何らかの失敗があったとします。それを「成功へのプロセス」、「いい経験だった」と思うことができるか、それとも、「大きな失敗をしてしまった。。」「やってしまった。。」と考えてしまうかである。
すなわち、言葉によって「悲観的な気分」を「未来への意志」に変えることができるということです。
②現在を変える
現在を変えるということは簡単にいうと、心の持ちよう・自分のポジション・存在価値を変えることができるということです。
有名な例え話で、レンガを積む職人の話があります。
ある人が、3人のレンガ積み職人に「あなたの仕事は何ですか?」と聞きました。
・ある一人は、「レンガを積むことが、私の仕事です。」
・ある一人は、「道を作ることが、私の仕事です。」
・もう一人は、「人々が自由に移動できる未来を創ることが、私の仕事です。」
と答えました。
この話を聞いてあなたはどの仕事をしたいと思いますか?
私は、「人々が自由に移動できる未来を創る仕事」をしたいです。今そこにあるレンガを積む仕事は変わらないのですが、言葉を変えるだけで、自分たちの存在意義、存在価値、ポジションを変えることができます。
このことは実生活にも生かせると思います。自分な何のために今、目の前の仕事をやっているのかを言葉でポジティブな定義をするだけで、現在を変えることができます。
このように言葉一つで現在の姿を変えることができます。
③未来を変える
私は、個人的にこの「言葉で未来を変える」ということが一番印象に残りました。
簡単にいうと「どのようなビジョンを持つのか」ということです。
言葉の違いによって、これから起こる未来がガラリと変わると思います。先のレンガ積み職人の例を参考にして考えてみます。
・一人目が作った道は、ただレンガが積まれているだけなので、崩れる可能性があります。渡ることができません。
・二人目が作った道は、道を作ることを目的にしているので、渡ることができます。しかし、渡る人の気持ちを深く考えられていないので、何だか気持ちよく渡ることができません。
・3人目が作った道は、渡る人の未来を考えているので、細やかな気遣いが施されており、その橋を渡る人は何だか気持ちよく渡ることができます。
このように「どんな未来にしたいのかという言葉(ビジョン)」が違うだけで、未来が大きく変わります。
指揮官のようなポジションの人は、従う人にどのような言葉を使うかによって、未来は大きく変わります。
このように、言葉を使う意義は、人を動かすことにあります(自分と相手)。人を動かすための言葉を脳が千切れるまで、考え尽くさなければいけません。
この三つのことから、言葉は「過去・現在・未来」を変える力があると考えました。
言葉にセンシティブになる
言葉の持つ大きな力がわかったと思います。これらは言葉をポジティブに使うことについて書きました。しかし、ネガティブな言葉も世の中には多くあると思います。
『ペンは剣よりも強し』
皆さんも聞いたことがあるでしょう。本当の意味はさておき、この言葉には大きく2つの意味があると考えています。
①言葉の力で戦争などの対立をいなすことができる
②言葉の力で剣よりも協力に相手を殺すこともできる
①については、上で述べたような力にあたります。
②の「言葉の力で剣よりも協力に相手を殺すこともできる」をここでまとめていこうと思います。
計り知れない言葉の力
自分で発した言葉を相手がどう受け取るのかは、相手にしかわかりません。
自分は励ましたつもりの言葉でも相手には貶しているように聞こえたり。
逆もまた然りです。
少し褒めたとき、相手からしたらこの上なく嬉しい言葉に聞こえたり。
言葉はまさに諸刃の剣だなと感じます。
そのため言葉にセンシティブになる必要があると思います。何のために言葉を使うのかを繰り返し、繰り返し感が続けなければいけません。
『人が死んでも言葉は残る』
言葉をもっとセンシティブに扱おうと思います。そして、言語化力を上げていきます。
本書では、このようなこと以外にも、「人生観」「言語化のテクニック」「実践的な言葉の扱い方」についてもまとめられているので、是非お読みください!!
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