自分に迷っている時、アジカンのシンプルな歌詞で道が開けた気がした平社員
どうも。好きな音楽のジャンルを聴かれた時にバンドが好きだと答えると「あ、ふーん」と若干引き気味なリアクションを食らう男
平社員です。
自称ロックバンド好きです。好きだと思った曲はいつまで経っても、何回聴いても色あせないと思っております。
ところで、みなさんは流し聴きしている曲ってあったりしますか?
僕は好きなアーティストの曲で、あんまりハマってない曲でもとりあえず流し聴きしたりするタイプです。
そうやって流し聴きしている曲でも、ある日その曲のフレーズが急にスッと耳に入ってきて心に刺さったり、心に残るってことがあります。
特に何かに悩んでいる時や迷っている時とかに多い気がします。
ただ単に最初でしっかり聴いてないってだけかもしれないですけど。
今回はそんなスッと耳に残った歌詞に心が楽になったというお話です。
お気に入りのバンド
自称音楽好きの僕が一番よく聴くジャンルは邦ロックです。小学校低学年くらいからロックバンドに惹かれてました。
そんな僕が特に愛して聴いているバンドが4組ほどいるのですが、その内の一組に
「ASIAN KUNG-FU GENERATION」(アジアンカンフージェネレーション)
というバンドがいます。通称アジカン。
バンド名で言うと知らない人が多いかもしれないですが、結構アニメの曲とか歌ってます。
鋼の錬金術師のOP「リライト」や、ナルトの中忍試験編のOP「遥か彼方」などは聴いたことある人も多いのではないでしょうか。
最近だと劇場版僕のヒーローアカデミアの主題歌で「エンパシー」という曲を披露しています。
個人的に、アジカンの歌って歌詞が抽象的で少し難しい印象があります。僕の想像力の問題もあるかもしれないですけど。
でもネットで「アジカン 歌詞」と検索すると解釈とか考察に関する内容がたくさん出てくるので同じ気持ちの人たくさんいると思います。
まあそのありきたりな言葉で表現しないところがアジカンの良さだったりもするのですが。
アジカンの曲にはボーカルであるゴッチ(後藤正文さん)の社会や世の中に対する様々な思いが込められていることが多いので、必然的に難しい歌詞になってしまうのかもしれませんね。
ただ全部の曲が難解な歌詞で全然わからんというわけではないです。わかりやすい歌詞、なんとなく意味が理解できるような歌詞の曲もあります。
理解力が致命的に終わっている僕にも、なんとなくスッと歌詞の意味が入ってきた曲の一つが「レインボーフラッグ」という曲です。アルバム「ホームタウン」に収録されています。
なんかスッと入ってきた
このアルバムがリリースされた時、僕は大学4年生でした。
当時の僕は就活中だったり、初めてできた彼女に2か月でフラれた傷が全然癒えなかったりで中々にどんよりとしていたと思います。
特に、福祉職の世界で活躍するという目標がポキッと折れて一般企業への就職を考えているモヤモヤが大きかったと思います。
大学に入学する際「福祉の道に進んで困っている人を助ける!」
と意気込んで福祉の学科を選んだのに、あの時の時の気持ちはなんだったのだろう。
と自分が中途半端な、ろくでもない人間であると感じていました。
そんな時にアジカンの「レインボーフラッグ」を聴きました。
正直初めて聴いた時は、特にすごいハマるとか衝撃を受けたとかって感じではなかったです。むしろなんとなく「期待してた曲調じゃないなー」とか思ってました。
ですが何回か流し聴きしていると、
「胸を張って進めよ 迷い人」
という言葉が急にスッと耳に入ってきました。
サビの歌詞です。
あれ?アジカン俺に向けてこの曲作った??
と思いました。そんなはずないことはわかってますけども、そう思うくらい当時の自分に刺さった歌詞でした。
なんてったって当時の僕は思いっきり「迷い人」でしたから。
「このままでいいのか」
「中途半端なまま就職していいのか」
「自分の意思こんなに弱くていいのか」
「どっちの方が後悔しないんだろう」
などなどウジむいた考えばっかりだった自分を肯定してもらえた気がして、なんとなく、ちょっとだけスッキリしたような気がしました。
この道を進んでどうなるか、後悔しないかは全くわからないけどとりあえず進んでみてもいいんじゃないかと思いました。
胸を張って、とまでは言いませんがなんとなく進んでみよう。後のことは後の自分に任せよう。
という気になりました。
それからはアジカンの中でもお気に入りの曲となりました。初めて聴いた時は全然ピンとこなかったのに。
「胸を張って進めよ 迷い人」ってめちゃめちゃカッコいいフレーズじゃないですか??
「レインボーフラッグ」の歌詞の本当の意味
大学生だった当時、単純な理解力でポジティブに受け取り心の支えとなったこの「レインボーフラッグ」。
実はこの曲は単純に現状を迷ってる人を応援しているだけのものではなく、
「LGBTQなどのマイノリティとされている方々の多様性、自由が認められる社会になるように」
というボーカル:ゴッチの想いが込められているのだそうです。
さっきネットで調べて知りました。
まさかこんなに深い意味が込められていたとは…。
今まで単純な意味で受け取っていた自分が恥ずかしい…。
余談ですが、僕は初めての曲を聴くときリズムとか曲調が好みかどうかを最初に気にします。「こんな感じの曲調なのか」とある程度楽しんだ後に歌詞に注目するということが多いです。
皆さんはどうでしょうか。最初に歌詞派の方もいらっしゃいますかね。
見当違いな解釈でも、その時心が救われたならそれでオーライですよね。
と思う平社員でした。
今でも迷ったときにはこの名曲を聴いています。胸を張って進みます。
それでは。
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