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47/100 私の母の目線になって、虐待された理由について考えてみた

こんげー、わたげの本音です。

今回は、私の母の目線になって
虐待について考えてみました。


私の母が虐待した理由5選


1,嫁姑問題
2,田舎の暗黙のルール
3,父のリストラ
4,流産
5,3姉妹のワンオペ育児

1,嫁姑問題

私が子どものころから、
母と姑である祖母の関係が
悪いと気付いていました。

理由は、いつも2人がケンカしていたからです。
例えば、母は仕事から帰宅するのは17時半から18時。

祖母は18時ちょうどにご飯を食べることに
こだわっていたため、
1分でも遅れると小言を言い始めるのです。

「なまけものだ、時間になってもご飯が来ない」
「お腹空いた、このままでは死んでしまう」

ご飯が遅れるくらいで死ぬわけがないのに、
大げさに騒ぐ祖母。

それに対して母は負けずに
怒鳴り散らしていました。

毎日毎日母の怒鳴り声と
祖母の小言を聞いていた私は、
幼いながら仲が悪いと察していました。

18時半頃、母の夕飯の用意が終わり、
食卓に並べます。

その間、祖母は偉そうに腰掛けています。

ご飯を待ちきれずに騒いでいたくせに、
いざ運ばれてくると
「食べたくない」「美味しくない」と
文句を言い出す祖母。

母は祖母を怒鳴ったり、
私に八つ当たりしてきて最悪でした。

私に虐待したのは、
イライラを解消するためだったのでしょう。

2,田舎の暗黙のルール

私が住んでいる場所は、
ド田舎でした。

近所にはおじいちゃん
おばあちゃんが多く、
若い人は見かけません。

古い考えや習慣が根強く、
意味不明な習慣に混乱していました。

何よりもプライバシーがないことが
信じられず、しんどかったです。

例えば、近所のおばあちゃんが
勝手に台所に入ってきて
お茶を飲みます。

朝起きたら知らないおばあちゃんがいて
びっくりしたのを覚えています。

それから、私や両親がどこの会社に行き、
休みの日はどこで何をしているのかなど、
根掘り葉掘り聞いてくるのです。

色々詮索されるのはとても気分が悪いことです。

母にプライバシーがなかったから、
私のプライバシーも侵害したのでしょう。

3,父のリストラ

事情を詳しく知らないのですが、
私が生まれたころに父がリストラされたことが
あったといいます。

いきなり解雇されて心を病んだ父。
それでも生活していかなければなりません。

養うべき家族がいるのですから。

心を病み収入が少なくなると、
余裕がなくなるでしょう。

そのストレス解消するために、
私に虐待したのではないでしょうか。

4,流産

これも事情を詳しく知りませんが、
母は流産した経験があります。

私の次に弟が生まれるはずだったそうです。

残念ながら腹の中で亡くなってしまい、
母のトラウマとなっています。

心を病んでいると、余裕がなくなってしまいます。

その次に生まれた妹たちは、
やっと授かった可愛い子どもたち。

その子たちを大切にしようと、
私のことはないがしろに
してしまったのかもしれません。

5,3姉妹のワンオペ育児

母の育児をサポートした人は
いないのではないかと考えます。

父は仕事ばかりで家にいませんし、
祖父母も育児に非協力的です。

その中で6才、3歳、0才のワンオペ育児は
私が想像を絶するほどに大変だったことでしょう。

おしゃべりで言うことを聞かない私。
イヤイヤ期の次女。
一日中寝る暇もなく世話をしなければいけない
三女。

祖父母は家にいたが、彼らのことだ。
育児にかかわらなかっただろう。

祖父母に遊んでもらった記憶は
私にはない。
祖母に邪見にされて、
杖で叩かれたことがある。

祖父は可愛がってくれたが、
育児に協力した感じはしない。

よく母の実家に遊びに行っていた気がする。
そこで私の相手をしてもらい、
自分は休んでいたのでしょう。

それでも休まることはなかったはずです。

誰にも相談できず、頼ることができず、
1人で家事、育児、仕事をしていた母。

さぞ大変だったでしょう。

それでも私は許せない。

ストレス過多の中、私たち3姉妹を育てた母。

虐待をしてしまいましたが、
しない方が珍しいくらいだと思います。

実は母自身も虐待されて育っています。

残念ながら、自分の子には虐待しないという
気持ちにはなれなかったみたいです。

母が苦労して私を育てたことは理解しましたし、
同情もします。

それでも私は、虐待されたことを許せません。

今まで何度命の危険を感じたことでしょう。
何度母を殺してしまおうと考えたでしょう。

虐待を許してしまったら、
傷ついた自分を否定することになってしまうから。

母親の目線になって虐待について考えましたが、
虐待を許す気にはなれませんでした。

これからも許すことはないかもしれませんが、
私はそれでいいと思っています。

傷ついた自分を守るのは、
自分しかいないのですから。

今回はここまでです。
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。

おつげー。

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