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【自分語りシリーズ】リーダーシップ教育との出会い

前回から約2週間が経過しましたので、たまの投稿、自分語りシリーズを挟ませていただきます。今回は、私の大きな人生の転換点となった「リーダーシップ教育との出会い」について書いてみたいと思います。

~崖から落ちるような大学生活のスタート~
高校ではレギュラー群としてそこそこ活躍できていたため、「このまま大学で続ければ、もっと活躍できるに違いない!」と、高校弓道部を引退してからわずか2週間で大学弓道部の門戸を叩き、暫くは順調な部活人生を送っていました。
そして迎えた大学でのデビュー戦、見事に大ゴケしました。前日も好調だったので「大学チョロいな」という慢心もかなりありましたし、いま振り返れば自己満的な練習の取り組みだったので、当然の結果ではあるのですが、かなりショックを受けたのを覚えています。
そこから、少しずつ歯車が狂い始め、練習しても結果が出ず(むしろ悪化していき)、転げ落ちるように選手からも外れ、気付いたら先輩や同級生を応援することが私の主な仕事になっていきました。

~20数年ぶりのⅡ部リーグ転落~
そうして選手にもなれず、練習しても高校時代のようなパフォーマンスも出せず、燻っている状態に更に追い打ちをかけるように、大学入部の初年度、我々のチームは20数年ぶりに入れ替え戦に敗北し、Ⅱ部リーグに転落することとなりました。
入れ替え戦の終わった後の、阿鼻叫喚のシーズン慰労会は一生忘れることは無いと思います。そこかしこで部員が泣き崩れていたり、無理にテンションをつくっておかしくなっていたりと、何かが壊れたことが一目でわかりました。
そんな中で私は「自分はこの部活(組織)にとって存在価値があるのか?」ということを自問自答していました。選手としても価値発揮できず、なすすべがないままⅡ部に転落したことで、自分が部活にできることが何一つない、という現実を突きつけられ、虚無感でいっぱいでした。

~リーダーシップ教育プログラムとの出会い~
オフシーズンに入り、何か少しでも自分に力が欲しい、と思う中で、体育会部員限定のリーダーシップ教育プログラムがあるということを先輩から聞き、藁にも縋る思いで1年生ながらにそれを受講することに決めました。
内容についてはここでは触れませんが、結果として私はこのプログラムに強く惹かれ、今ではその運営組織のコアメンバーにまでなっています。つまり、ここで「人生が大きく変わった」ということです。
今の私が語るのもなんなので、当時の大学1年生の私に代わりに語ってもらいましょう。

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「6時の線を越えろ。」  (注)「行動に移せ!」というキーメッセージ
まさにこれを実践しようと。これを行えるかどうかというのが僕の中でリーダーかリーダー予備軍かの違いなのではないかと勝手に解釈しています。ついさっき、主将の方に連絡を取り、この学んだ事を伝える機会を頂けないか交渉し、内容次第では考えてくださるという事なので頑張ってみようと思います。少なくとも同級生には話をしてみるつもりです。
受講前までは「自分に出来るのか?やれるのか?」という感じでやってきていました。しかし、この二日間を通して「やれるのか?ではなく、やる!」という発想に変化させられました。知識だけでは無く、変化というチャンスを与えてくれたと思っています。
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~伝えるだけでは伝わらない~
最高の講師、プログラムに恵まれて、火を付けられた私は「これで自分も部活に貢献できる!」と浮かれていました。実際に、当時のキャプテン(主将)に直談判して、受講した内容を先輩を含めた部員の前で共有する機会までいただくこともできました。
結果は「チームに何の変化もなし」です。夢は一気に醒めました。見落としていたのは『何を言うか』ではなく、『誰が言っているか』という観点です。その時の私は、何か怪しげな宗教にハマってしまった人にしか見えなかったことでしょう。一生懸命になればなるほど、周りの心は離れていくことに気付くことにもできず。
改めて無力感を感じるとともに、今度はこう決意しました。

『これを伝えるに相応しい人間になる』

我々の組織ではよく『論証かつ身証の人』という言葉を使います。すなわち、理論的かつ実践的な人間であれ、ということです。体系的な知識を持ち、活用しながらも、実際に自ら主体的に行動して結果を出し、信頼たる人物となること。それこそがまさしく『リーダー』なのだ、ということを身をもって実感したのがこの瞬間でした。

今でもその終わりなき挑戦は続いています。『自分の存在には価値があるのだろうか?』と自問自答していることもしょっちゅうです。そんな風に悩むことも大切な時間ですが、今も昔も私のできることは『自分が行動して背中を見せていくこと』くらいしかありません。
本当は自分に価値なんて無いのかもしれない。そうであったとしても、誰かにその価値を感じてもらえるような人間にはなっていきたい。その気持ちだけは曲げずに、今日もまた色んなチャレンジに挑んでいきます。

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