プロジェクトあるある(111)
今回のプロジェクトあるある:
プロジェクト開始時にスコープを突き詰めても絶対ポテンヒットが出る
プロジェクトマネージャーのお仕事の中に、「スコープ管理」というものがあります。
お客様は、できるだけたくさんのことをやってもらいたいと思います。逆にプロジェクト側は余計なことはしたくないと思います。なので、プロマネは最初に合意した範囲内のタスクが進められているかを管理するのです。
それはそうですよね、プロジェクトのリソースも予算もそのスコープを元に準備するわけですから。
ところが、経験上プロジェクト開始時に100%きっちりとスコープを定めるという事は不可能です。
ええ、言い切れます。
不可能です。
プロジェクトは水ものです。
進んでいくにつれ、想定外の事が発生したりして計画通りにはいかなくなることが常です。
プロジェクトが進むと、だいたいポテンヒット(誰が担当するかが明確になっていないタスクが判明すること)が出てきます。
なので最初にスコープを細かく定義して絶対に漏れがないようにすることにあまり汲々としない方が良いのかなと思います。
スコープを適当にせよと言っているのではないですよ。
ある程度のレベル感では網羅が必要ですが、それを細かくブレイクダウンし過ぎる必要はないということなのです。
ではスコープが抜けていた場合にはどうすればいいのか。
プロジェクト管理としては、「変更管理」で進めていく事になります。
まあ、実際には、抜けていたスコープはねじ込まれて対応せざるを得ないことが多かったりするんですけどね(汗)
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m
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