SNS VS ブルーライト
目を瞑っても、なかなか寝付けない理由は分かっている。
一日の終わり、1人優しい温もりに包まれた中で最早習慣と化したその行動は、至福の時間でもある。
「寝る1時間前には携帯から離れましょう。」そんなことは分かっている。頭では。
Twitterをはじめ、手元の画面に並べられたSNSのアイコンを慣れた手つきでタップしては、上下にスライドする。
敢えて言う。それらに特別な用はない。
SNSタイムが無くなろうと、明日の生活に特に支障が出る訳でもない。
いや、逆に、このSNSタイムの数分、数十分睡眠時間が削られているのである。
なんて無駄な。
朝、目が覚めて、ああ、昨日の寝る前のあの時間は要らなかったのではないか、なんで早く寝なかったのだろうと自分を責めさえする。
というか布団の中でブルーライトを浴びまくり、逆に眠れなくなってしまう。
…いつもそうだ。
でも止められない。よくないと分かっている。
繋がってもいないのに、どこかと繋がっているように感じてしまう。
仕事で疲れ、電車で疲れ、やっと1人になれた布団の中で、何故また世の中との繋がりを求めてしまうのだろう。
結論は出ぬまま、今日もブルーライトを浴びて、目を瞑ります。
おやすみ日本。
最後まで読んで下さりありがとうございます。いい日になりますように。