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勘違いしながら過ごしてみる

高校生の時、少しだけ演劇をやっていた。

誰にも負けないだろう特技の一つに妄想がある。演劇って妄想力が超活かされるものであって、だからかすごく楽しかった。自分に似たような役もやったし、全く違う役もやった。他人の人生の一部を体験できるすごいものだと思った。未亡人の役とか楽しかった。

妄想の延長で、よくドラマやアニメを観た後に、私がもしこれに登場したらシリーズをやっていた。調子がいいと3話分くらいは妄想でいける。完全に痛い子どもである(笑)現実世界をエンジョイしていなかったからなのかもしれないけど、ある意味、地に足がついてないタイプの子どもだったんだなと振り返る。

懐かしの洋楽の中で、Destiny's Childのこの歌を聴いた。

デスチャって今の人は知らんのだろうか・・・デスチャでググったらゲームがでてきてビビるアラフォーです(笑)この曲はよくパーティーやらバーに行くと流れていて、とりあえず適当に体をユラユラさせて踊ってた記憶がある。私は覚えるダンスは苦手だが、適当にやれと言われればそこそこいけると思っている。日本人にしては腰がよく動くとズンバのインストラクターに言われたこともある。数少ない自慢。

このPVを観て急に思い立った。この歩き方だ。と。

私は身長が170㎝くらいあって体重は50㎏ちょい、頭が小さく首が長いので、それだけ聞いたらモデル体型と思われるし、背の高さと細身という点だけでモデルさんみたいと言われることもある。が、幼少期に水泳をやっていた影響でやたらに肩幅が広く、全体的に骨張っている。昔付き合っていた男に「今までで一番ガッチリしてて抱きごたえがある」と言われた。複雑すぎる感想。ちなみに顔はCoccoに似てる(自薦他薦)

もしかしたらモデル体型なのかもだけど、背が高いことがずっとコンプレックスだった私は姿勢が悪く、歩き方が変なのだ。しかしこのPVを観て、このモデル歩きをしたら気分がよくなり、且つ、ビヨンセみたいに腹筋割れるんじゃないかという妄想に至った。

そんなわけで朝からモデル歩きを完全に自己満足でやってみた。そしたらなんと、気分がいい。単純すぎて笑える。腹筋に力を入れて、足元はスニーカーだけど一本の線の上を歩くように、手を大きく振りながら歩いた。見事に腹筋がちょっと筋肉痛。普段の運動不足がバレる。

今の職場が嫌だったり、就活がうまくいかなかったりで、猫背の極みみたいになっていたときは体も痛かったし、気分も鬱々としていたけど、こんな単純なことで楽になることが分かった。

私はビヨンセ。気分だけ。妄想ってそんなもの。

明日もモデル歩きします。