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コロナ禍福

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「禍福」その4 ストレスと貧乏 (4月)

「禍福」その4 ストレスと貧乏 (4月)

4月。
緊迫した状況でも異動辞令は出る。自分自身は変わりないが、各方面の新担当者へのご挨拶回りがスタート。
意外にのんびりしている人、疲れ果てている人などさまざまだ。
他地域から越してきた方も多数。今にして思えば、この辺りに第二波の伏線があった。
自分の職場はテレワークにする気配はない。
朝の地下鉄はさすがに空いているけど、夕方は結構な人出だ。
スーパーの品揃えは大分落ち着いてきた。

4月第2週

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「禍福」その3 体をこわす (3月)

「禍福」その3 体をこわす (3月)

3月。
取引先を訪ねる際、マスクを外さなくなった。
マスクは基本苦手だが仕方ない。地下鉄を見ると8〜9割が装着している状態。
残り少なくなってきたのに入手困難で困っていたら、職場の方が不織布マスクの洗い方を教えてくれた。丁寧に洗えば何度も使えるようだ。ありがたく活用。
帰宅後、マスクをつけ洗いするのが習慣になった。

3月3日。
前エントリでも書いた、嘱託社員の責任者(高齢)が久々に出勤してきた。

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「禍福」その2 宣言発令 (2月末〜3月前半)

「禍福」その2 宣言発令 (2月末〜3月前半)

この数ヶ月の日記です。2月末から。

2月27日。
総理が、全国の学校へ休校を要請すると発表。しかも1か月。なんてことだ。
準備期間がないまま、いきなり1ヶ月って。
これで、完全に空気が変わった。
世間は阿鼻兌換でしたね。
段取り無視の、あまりに雑な提案に、ネットは怒りで燃え盛っていた。自分の仕事にも(玉突き事故的に)影響が出るので、気が休まらなくなった。
変な高揚、いわゆる躁状態ってやつのスター

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「禍福 」その1 前夜(1月末〜2月)

「禍福 」その1 前夜(1月末〜2月)

1月末からこっちの出来事を、何度かに分けてしたためてみます。
激烈な3ヶ月でした。
あくまで、私が見てきた世界についてです。

1月末。
当地で初のコロナウイルス感染者が確認された。中国からの渡航者とのこと。
正直、マジですか…とは思ったが、まだ「自分ごと」として捉えるまでには至らなかった。

2月。
雪がどかどか降ってきた。
例年を大幅に下回る積雪量に、静かな不安を覚え始めていたころだった。
3

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「禍福」(予告)

「禍福」(予告)

今の記憶を記しておきたい。それが全てです。

現在、もはや人々の心は戦時下にあると言っても過言ではない状況です。ウイルスが敵かどうかの議論はともかくとして。

わたしはいちはやく環境に見事に振り回され、高揚・動揺・落ち込み・体調不良のワンセットをしっかり経験しました。既にひと回りした感があります。もうワンターン来るのかな、いや2、3ターンもあり得る…と思うと既にぐったりです。
「愚者は人生から学ぶ

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