今年も、今日も、開催できた「ヤサイの会」。

9年前に発足したこの会はもともと、企業内の健康増進の取り組みの一環として企画した「メタボさん合宿」から始まった同窓会。

少数精鋭のメタボさんたちがチームを組んで、励ましあいながらダイエットに励むというのを、思い切って仕事や日常から離れた土地で！合宿スタイルで！やってみたところ、ダイエットはともかく三日三晩昼夜寝食をともにしたことで予想以上の団結力が芽生え、それ以来毎年8月31日には健康的な食事をしながら近況報告をする会が開催されている。

メタボさんのタイプは大きくわけて２通りある。

このチームの方々は、日頃忙しく働いてストレスも多く、夜も接待会食でお酒を飲まれる機会の多い、大先輩方・・重鎮の方々だから、きっとよほど工夫と努力をしなければダイエットは叶わない。

案の定、今日も久しぶりにお会いしたらみなさん「コロナ太りで～！笑」と、コロナ前も後もさほど変化がわからない豪快なボディーで陽気に近況報告されていた。

メタボリックシンドローム、生活習慣病が悪化すると、当然仕事にも支障が出てるし、楽しく食事も飲酒もできなくなる。
けれども、早い段階で意識を向けていれば、将来のリスクを最小限に抑えられるから、国をあげて取り組んでいる健康施策だ。

恐らく多くの人が、「あなたはメタボです」と言われるととてもショックを受けたり自己嫌悪になったりで、ネガティブな気持ちになり、メタボ認定後に何をアドバイスされても、頑なに聞く耳を持てなくなってしまう方も何人も見てきた。

それを「陰」タイプなら、今日の仲間は全員が「陽」タイプだ。

陽気なタイプは、なんだか強い。

たとえば今日のような「メタボ集会」にノコノコやってくる人たちは、とにかく食べること飲むことも好きだし、人と話すことが好きで、仲間を大事にして、なんだかポジティブ（または「なるようになる」ケセラセラ）な人たちで、終始大笑いして元気に家に帰っていく。

その後ろ姿を見送りながら、

「ああ、この人たちは大丈夫だ。（きっとなんやかんやゆうて長生きする。）」

と私はまた確信するのだ。

心豊かに暮らすために必要なこと。

これはあくまでも私の持論だが、

心豊かに暮らすために最も必要なことは、「思い切り笑うこと」だと思っている。

一緒に笑いあって楽しい時間を過ごせる仲間の存在や、とにかく暮らしに「笑い」があることが、なによりのサプリメントだなと思う。

ご高齢の方たちに向けてお笑い芸人さんが笑いを提供することによって、気難しく笑わない人よりも、がん細胞が減ったという実験結果もあった。（※NK細胞：ナチュラルキラー細胞の働きなど、諸説あり）

いつも周りの人たちのおかげで、笑っている時間をたくさん過ごしてきた。

私も、周りに笑いをもたらす人になれるよう、日々精進したいと思っている。