見出し画像

≪Vol.227≫男3,女2~外国人と働く~

ネガティブな話ではないのですが、改めて昔を思い出すと「時代は変わってきたんだな」と感じているという話です。

今日のタイトルは「男女差の話です」
僕が大学生だった25年前(2000年前後)くらいだと、だいたい大学生のサークルとか飲み会に行くとこういう感じでした。
お会計のときに幹事が「男3、女2でお願いします!」って声を張り上げています。要するに「男は3000円で女は2000円」ということなのですが、それが当たり前でした。

男女差別じゃないか!と声をあげる人もほとんどいなかったですが、どちらかというと男性の方が「なんで男の方が高いんだ!」という声の方が多かったんじゃないかと思います。女性が「なんで女の方が安いんだ!バカにしないでくれ!」という人は一度も見たことがありませんでした。

この「男3、女2」の理由でいうと男女区別という性別の問題というよりは、物理的な理由だったように思うのです。
「男性の方が食べる量が多くで、男性の方がお酒を飲む人が多い」という理由もまぁまぁあったように思います。そんな物理的な理由から、女性はそんなに食べてないんだから割引きしようというのはあったのかもしれません。
それと同時に日本の男女文化的に「男の方が多く払うのが当たり前だ」という感覚もそれなりには影響あったようには思います。


この感覚は国にもよるのですが、欧米諸国の人から見ると「なんで?」ってなっている人も多いです。「なんで女が安いのか?」「なぜ、女の方が食べないとか、酒を飲まないとなってるのか?」とか、違和感を覚えたりしています。
男性に対して思っているとか、女性に対して思っているというよりは、日本はなんでそんなことで男女を分けているのか?という感覚です。

他には「女性専用車両」とか「レディースDAY」とか、男性にはないのになぜか女性があるのは変だ。という考えです。
映画でも「メンズDAY」があれば違和感がないけど、「レディースDAY」しかないと違和感があるという感じです。

全員が「了解!」なんてことにはならないが、理由がそれなりに合点がいかない事柄については、変化していかないといけないのだと思います。

そういう観点でいうと、昔の日本だと「男性は働いて、女性は家庭を守る」という考えがあったから、収入を得る機会が少ない女性は割引するという考えがあったのでしょう。(別に男女問題というよりは収入差)
電車でも圧倒的に女性の方が性犯罪を受けやすいから、女性専用車両があるのでしょう。という何かしらの理由がいる。
男女以外でいうと、子どもと高齢者は収入が得るチャンスがない(または少ない)から、小児価格があったり、シルバー割引があったりするのもそんな理由でしょう。

男女という姓に関する発言に正解はないので、気をつけていても失敗したり、人を傷付けてしまったりすることもあるのですが、意識しないと日本人同士だったとしても「このオジサン、オバサンはまだこんなことを言っているのか!」となってしまうので、時代の変化に目と耳を傾けていかないといけませんね。

今週も最後まで読んでいただきありがとうございました。


いただいたサポートは、TOKYO GLOBAL LABという弊社の外国人留学生が日本のインバウンドの課題を解決するための活動に活用させていただき、皆様の役に立つ情報を提供いたします。よろしくお願いします。 https://tokyo-global-lab.com/