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ホームスクールのやり方 開始から6年目の日常(長男・高学年編)

長男が小1でホームスクールという学び方を選択し5年経過しました。
今回は、小4から今までの過ごし方などを振り返ります。

ことばの教室(通級指導教室)

前回(小学校1年生~3年生)では文字数の兼ね合いで割愛しましたが、長男は小学校3年生から「ことばの教室」に通い始めました。
ことばの教室とは私が住んでいる自治体で行っている通級指導教室の通称です。

通級指導教室とは、学校教育法施行規則第 140 条及び第 141 条に基づき行われる通級指導を行う場所です。様々な理由から個別支援が必要と認められた児童生徒に対し、個別指導や小集団指導等の特別な指導をきめ細かに、かつ 弾力的に提供するものです。

福島県特別支援教育センターホームページ「通級による指導の充実のために」第1章から抜粋

上記引用のとおり、多様な支援ニーズに応えるために設置された場所なので、各自治体ごとに様々な名称・目的の教室があります。

長男が利用していることばの教室は、主に言語能力へのフォローを中心にしています。
長男にとっては「親しい大人と1対1でボードゲームを楽しむところ」という認識で、週1回楽しく通っています。

フリースクール

小学5年生の2月から、歩いていける距離にあるフリースクールに通い始めました。
そのフリースクール自体は以前から開所していたのですが、長男の中で機が熟したので見学に行き「通いたい!」と自己決定をして週2回利用しています。

そこでは、大型モニターでマインクラフトを楽しんだり、飼われている小型犬と大型犬を愛でるなど、充実した時間を過ごしているようです。

ひとくちに「フリースクール」といっても、自然の中での遊びを中心としたところ、お料理などの体験が出来るところ、パソコンで様々なプログラムを楽しめるところなど千差万別。

長男に合ったスタイルのフリースクールに出会えてよかったなと感じています。

ホームスクーラーの気持ち

ことばの教室の先生からは「来年度から中学生なので、中学校でどんな支援を利用するか、本人の意向を最優先にしながら組んでいきましょう」という言葉をいただきました。

長男にその旨伝えると、次のようなリアクションが返ってきました

小学校から中学校に上がると言われても、僕が僕であることに変わりはないから、あまり分かんないな。

2022年12月 長男の言葉

あ、そうですよね。としか言えません 笑
ホームスクールを選択した彼にとって、小学校から中学校に上がる年というよりも、12歳から13歳になる年、という区切りの方が馴染むようです。

中学校の通級指導教室へ見学に行き、伸び伸び過ごせそうな場所だと判断したようで「通級指導教室のみ週1回くらい私服で利用したい」とのことでした。

中学校からも「その利用方法でよいですよ」と言ってもらえているので、来年度からも通級指導教室とフリースクールを利用しつつ、家庭を中心とした学びを深めていくのかなと思います。

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「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
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◆用語解説
ホームスクーリング(英語: homeschooling)は、学校に通学せず、家庭に拠点を置いて学習を行うことをいう。オルタナティブ教育の形式のひとつであり、ホームスクール(英語: homeschool)、ホームエデュケーション(英語: home education)などともいう。

Wikipedia


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