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【1月5日】変わる送金手数料。今後の動向に注目!

「あなたが使っている銀行口座。
 今後もそのままでいいと思ってますか?」

この記事では、1月5日日本経済新聞朝刊の金融経済面
『送金手数料下げ第2幕へ スマホで少額、今秋にもほぼ無料
 窓口は上げ検討、二極化進む』

を取り挙げます。

内容を要約すると次のとおりです。

2022年は、送金をめぐる環境が激変する。
21年に銀行間の送金手数料が下がったことに続き、10万円以下の送金であれば「ほぼ無料」で送金できる新たな仕組みができる。
反面、店頭窓口の手数料引上げも検討されているという。

既存の送金手数料を下げ、無料の少額送金サービスも新設することにより、手数料収入は激減する。
しかし、デジタル化に成功すれば、年間1兆6,000億円とされる現金を扱うコストを減らせるとの算段がある。

DX(デジタルトランスフォーメーション)が推進されているなか、金融サービスにおける各銀行間の競争力は「デジタル化」に左右される。
手数料戦略からも各行のDXの本気度が試されることとなる。

このニュースでは、メガバンクをはじめとした大手銀行の「送金手数料無料化」を取り挙げています。
DX(デジタルトランスフォーメーション)が進むなか、金融サービスのデジタル化が僕たちに与える恩恵を知ることができるニュースです。

このニュースから、今さら聞けない「デジタルトランスフォーメーション」と「銀行口座との付き合い方」について、解説していきます。

今さら聞けない「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とは?

そもそも「DXとは何か?」を説明できますか?

DXとは、「デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)」の略で、

「IT技術が人々の生活に浸透することにより、さまざまな側面でより良い変化をもたらす」

といった概念のことを指しています。

具体的には、IoTや仮想通貨メタバースなどのデジタル技術の活用により、より商品やサービスの利便性を高めようとすることです。

日本においても、2018年に経済産業省が「デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するためのガイドライン」をまとめており、時代のトレンドともいえるでしょう。

銀行口座も「選び直す」時代へ。不要な手数料は抑えよう!

そして、このDXは金融サービスにおいても、大きな恩恵をもたらします。

それがこのニュースで挙げられている「手数料などのコストを抑える」といったことです。

キャッシュレス決済などの普及が広まることにより、現金を必要としない時代となりつつあります。
また、送金についても、スマートフォン1つでカンタンに行えるインターネットバンキングも普及しています。

このような背景のなか、デジタルを活用することにより銀行側にも人件費や店舗運営費などのコストを抑えることが可能となりました。

ざっくりと解説しましたが、DXが進むことにより、より僕たちにとっても恩恵が受けられるということになります。

現在では、店舗を持たない「ネットバンク」も常態化しつつあります。
また、先日も解説しているみずほ銀行のシステムトラブルの例もあり、

「メガバンクだから、大手だから安心」

という時代は終わりつつあるといえるでしょう。

みなさんが使われている銀行口座は、本当にそのままでいいんでしょうか?

ネットバンクもさまざまな機能が拡充しています。

銀行口座も「選び直す」タイミングが、「今」なのかも知れません。

この記事をきっかけに一度、見直しみてはいかがでしょうか?

参考:【12月31日】みずほ銀行の不具合から紐解く「メガバンクの内側の問題」とは?


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