見出し画像

私が2020年に出産をして2ヶ月で仕事復帰した話

はじめに

こういった形でプライベートなことをブログに書くことは、なかなか苦手分野ではあるのですが、自分自身妊娠中や子育てのことでにいろいろなブログや経験談に救われたので、私のこの1年の経験や気持ちの変化をシェアすることで、これから産休育休を取る方や子育てと仕事を両立したい人にとって気づきや勇気につながればと思っています。

改めましてアドウェイズの遠藤と申します。アドウェイズでデザインチームのマネージャーをしております。

自己紹介やチームのことはぜひ以下の記事をご覧ください。


産後2ヶ月でどうやって復帰したのか

タイトルの通り私は2020年の2月に第一子を出産し2020年4月に仕事に復帰しました。

この文章だけ読むと相当やばいブラック企業会社に努めていて過酷な環境で酷使され、2ヶ月で復帰せざるえなかったのではないかと思う人もいるのではないでしょうか。

事実はまったく反対です。アドウェイズは福利厚生もしっかりとあり産休・育休制度もかなり充実しています。時短勤務や在宅ワーク(これは新型コロナウイルスが流行る以前から充実していました)、その他の費用手当など社員1人1人に合わせたライフ・ワーク・バランスを考えてくれる会社です。

だからこそ、家族や会社にたくさん支えられて私は2ヶ月で復帰し、育児と仕事を私なりに両立することができました。(完璧ではありませんがw)

なぜ2ヶ月で復帰したいと思ったのか

ここに関しては賛否両論あると思います。1歳未満の子供を保育園や祖父母に預けて自分は仕事をするなんて、なんて母親だ!と思う方もいると思います。

子供を産む前に育休期間に関しては何度も悩みました。そこで自分の気持ちのコアとして浮き彫りになったことが2つ、「仕事をしている自分が好きだ」だということと「経済的な不安を抱えたくない」ということでした。

文章にすると恥ずかしいのですが、今の仕事はもちろん楽しいことばかりではありませんが私にとってかけがいのない大好きな「自分の居場所」であり毎日刺激を受けながら成長することに喜びを感じています。

また仕事をすることによる対価で豊かな生活をおくることが幸せでした。

そこで感じた疑問がひとつありました。なぜ「女性が育休を取ることでその2つが一時的に奪われてしまうことが一般的」で「そうじゃない女性」がマイノリティと言われているのか。と。

そこで私は夫と母にそのことを相談しました。働く姿をずっと隣で見ていた夫と母は、迷うことなく「みんなで協力しあって子供を育てよう」と言ってくれました。

母は地元での仕事を辞め、私達の住む家からすぐ近くのマンションに引っ越してきてくれることになり、同じ会社で働く夫も在宅ワークをしてくれることになりました。

コロナ禍での仕事復帰

私が復帰した4月は緊急事態宣言前の世の中が混乱しているピークの時期で、復帰直前の3月は連日テレビではコロナの感染者や死者数の発表・・・トイレットペーパーやおむつやおしりふきも売り切れ。昼夜新生児と過ごす私は家族以外とコミュニケーションをとることもなく毎日ニュースを見ていて、正直頭がおかしくなりそうでした。

子供や母が、コロナに感染したら、どうしよう。外はバイ菌だらけなのではないか。志村けんさんも亡くなってしまった。会社も潰れてしまうのではないか。私自身笑顔もなくなり、気づくとぼーっとしていたり、星野源のうちで踊ろうをエンドレスで流したり、急に怒ったり泣いたり。こんな状態で仕事復帰できるのかという不安がありました。

4月、意を決して仕事復帰しました。

slack上でのコミュニケーションやオンラインで話すいつものメンバーには復帰前と同じ活気があり、会社はとても平和でした。私は救われました。仕事をすることで消えかけていた自分のポジティブマインドがどんどん元に戻っていったのです。

仕事と子育てを両立することは本当に大変なことですが、母親である自分が笑顔で、ポジティブでいられることが子供にとって一番幸せなことだと、1日目で復帰してよかったと確信に変わりました。

コロナ禍での仕事と育児の両立

私も夫も今年はほぼリモートワークで仕事をしており、幸いにも予想よりはるかに多い時間を家で子供と過ごすことができました。

最初はこんな状態で保育園に幼い子供を預けることも最後まで迷いましたが、人見知り時期の前に入園したこともあり、先生ともすぐ距離を縮めることができました。毎日とても楽しそうに保育園に通っており、たくさんのことを学んで日々成長しています。

私と夫は会社の中抜け制度を使い、16時にお迎えに行き、保育園後は母が定時まで家で子供の面倒を見てくれています。

本当に3人3脚といった形で子供と過ごす毎日です。

出産して10ヶ月で振り返って思うこと

私の場合、会社で子育ての支援をしてもらったり、家族に助けてもらいながら子育てと仕事をすることができました。今思うと妊娠していた10ヶ月が一番つらかったなと感じます。妊娠中は「子供が生まれたらもっと大変」というエピソードが多かったので、「産まれた後より産まれる前の方が辛い」なんてことは全く想像していませんでした。

私の場合、妊娠中初期も中期も後期もずっとつわりが続き、座っていても常に吐き気がある状態が続く中、毎日会社に出社していました。毎日「つわり いつ終わる」と検索していたことを思い出します。当たり前ですが子供がお腹にいる時は子育てのように誰にも助けを求められません。お母さん1人の戦いです。ただただ必死に時が過ぎるのを待っていました。

妊娠中に読んでいて元気になった本があります。どこか親近感があり、ハートフルで笑ってしまう。どんな育児書よりも心救われました。


出産すれば体調の異変とはおさらば!と思っていましたが10ヶ月経った今も骨盤の歪みや抜け毛、PMSなどまだまだ自分の体の回復と向き合っていかなければいけないことも多いです。

最後に

私の所属するデザインチームには女性もたくさん在籍していて、今後私と同じように出産を経験するメンバーも多いと思います。妊娠から出産、育児に関しては母子の体調や周りの環境など人によって辛く苦しいフェーズは様々です。

私は今回2ヶ月で復帰をしましたが、「これが正解だ」とか、「おすすめです」などとは思っていません。すくすくと育っていく子供と一緒にいてもっと一緒の時間を過ごしたいなと思うこともたくさんあります。2人目に恵まれる機会があったら、次はゆっくり育休をとってみようかなということも考えています。

自分自身の経験を通じて、よりマネージャーとして1人1人に合わせたライフ・ワーク・バランスを考えてあげたいと強く思うようになりました。

新型コロナウイルスの流行を機に、仕事のあり方は変わりつつあります。育児とわず体が不自由な方やご家族の介護などで仕事にハンディキャップがあった人も活躍できる機会は増えてくると思います。そういった方がデザインチームでも活躍できる場所を作っていきたいと思っています。

産まれたときに目も開いていなかった子供はもう2本足で歩いていて、成長に驚かされる毎日です。私も子供に負けずに2021年も進化していきたいと思います!

最後まで読んでくださりありがとうございます。みなさん良いお年を!

デザイナーチームのブログはこちら

お仕事のご依頼や採用への問い合わせは下記までお待ちしております。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?