例年言われていることではあるが

日本一おもしろいお笑いライブはM-1グランプリ準決勝だと。

独特の緊張感と漫才のクオリティーの高さ。
その両方がバチバチに交差する場所はいつもM-1グランプリの準決勝。

やはり、それはコロナ禍の開催になっても変わらなかった。

いや、いつもとは違う表情すら時折見せた。

今年はエンターテイメント業界を激震させた年になり、心から自分と向き合い日々自問自答…

一言で表現すれば、なかなか笑えない年だった。

だが、それでも漫才で殴り合う季節はいつの間にか訪れていた。

そこにあったのは混沌と混乱と狂熱。

混沌、混乱、狂熱
ザ・ハイロウズの『青春』という曲の一部から引用させてもらっているが
M-1グランプリにはどこか青春を感じざるをえない。

どこか清々しく、その一瞬にしか放てない輝きもある。

だからこそ、準決勝当日になって配信の件で一悶着あったが、何かを邪推されてしまうような現象がM-1には1番似合わない。

「そういった理不尽もふくめ青春の1ページ」
そんな裏メッセージが隠されているとかいないとかは…言われておりませんが

何はともあれ、準決勝の漫才を全て振り返ります。

どうしても難しい顔をしながら見てしまう職業病みたいなものが私にはありますが、そんなものを余裕で超えてきました。
今1番ピンピンに仕上がった漫才を一挙に観られる至極の漫才ライブ。

観た方は分かると思いますが
今年のM-1準決勝は、とにかく個性の乱立。

この漫才とあの漫才を比べるの！？

審査は本当に難しかったと思います。

M-1グランプリを勝つために必要なのは
『心技体』ならぬ『心技対』

そんな持論とともに

今回の大激闘を極力ネタバレなしで振り返ります。

ちなみに『M-1グランプリに関するマガジン』という

M-1関連の記事をまとめたマガジンにも、この記事は入っておりますので、そちらのほうがお値段的にはかなりお得になっております。
M-1にまつわる他の記事にも興味ある方は、よろしくお願いします。

では、M-1グランプリ2020準決勝。１組目から順を追って考察させていただきます。