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社会人大学院のお金事情について

noteのネタに困っていたので、X(旧twitter)でこのような投稿をしました。

42名の方が投票してくださった結果、一番読みたいと思ってくれたネタが「大学院のお金事情」ということで、大学院のお金事情にまつわるnoteを書こうと思います。

確かに、お金事情ってちょっと聞きづらい感じありますよね。
できるだけ正確に、書き記せたらと思います。



私が通っている大学院について

まず、私が通っている大学院は、立教大学大学院リーダーシップ開発コース(以下LDC)というところです。

「プロジェクトに始まり、プロジェクトに終わる」といわれていて、アカデミックだけではなく、実践型カリキュラムが特徴の大学院です。

私が大学院に行こうと思った理由や、合格までの道のりは下記のnoteに詳しく書いているのでよければそちらをご覧ください。

大学院にかかる費用について

早速、気になる入学金や授業料のお話をできたらと思います。
まず、大学院試験の選考料として35,000円(税込)かかります。
大学院を受験するのにもお金がかかります。

そして私が今通っている大学院の授業料はトータルで2,588,000円です。
一括で支払う訳ではなく、1年次は合格後にまず入学金含む815,750円を支払い(春学期)、10月ごろに590,750円(秋学期)を支払います。
そして2年次に、残りの金額を支払う、といった流れになっています。

立教大学のウェブページ、学費・納入金より抜粋

また、大学院の入学費や授業料以外にかかるお金としては「書籍代」があります。授業で指定された書籍を購入する必要があるかつ、自分が学びたい書籍等も含むと毎月1-2万円程度は書籍代としてかかっています。(これはあくまでも私の場合です)

私が通っているLDCは授業がほとんどオンラインなので、通学費用はかかりません。ただ、ハイブリッドで対面の授業もあるので、2ヶ月に1回程度は東京に行っています。(立教大学は池袋にあります)
私は現在宮城県仙台市に住んでいるので、東京までは学割を使って往復2万円程度。

2年間でかかる費用をざっくりですが計算してみると、約300万円程度かかるという計算になります。(対面授業後の飲み会などは一旦ここでは計算に入れていません。笑)

あくまでもこれは原田の場合です!


お金の工面について

どうでしょうか。リアルな数字を見て、「おいおい、高いな〜」と思った方が多いのではないでしょうか。
日本は海外に比べると、大学院はお金がまだまだかかるのが現状です。

ここからはお金の工面の話をします。
結論から話すと、私は大学院の授業料も書籍代も交通費も自分で全額支払っています。

ただ、使える奨学金制度などは調べて活用しています。
立教大学の場合は、「立教大学院給与奨学金」という給付型の奨学金があります。

立教大学院給与奨学金
博士課程前期課程:30万円 博士課程後期課程:40万円
正規課程に在籍する全課程学生

入学手続き後すぐに、立教大学の教授に推薦書を依頼して申請する奨学金なのですが私はこれを申請して年間30万円(博士課程前期課程)を大学から給付してもらっています。

このように、大学院によっては利用できる奨学金などがあるはずなので、必ず調べておいた方が良いです。

また、LDCは2023年10月1日付で「「教育訓練給付制度(専門実践教育訓練)」の対象講座として、厚生労働大臣より指定を受けました。 2024年4月以降の入学者のうち一定の条件を満たす方が所定の申請を行えば、支払った教育訓練経費(入学金と授業料)の一定の割合額を受給できるそうなので、検討している方はぜひ参照してください。(私たちの時はこのような制度はなかったので全額支払いました!笑)

大学院に行くまでのお金をどうやって貯めたか

奨学金を使えるといっても、やっぱり高いですよね。

元々私は大学卒業後に大学院に行くか、卒業して一定期間働いてから大学院に行くかどうしようかと考えていました。
「いつかは大学院に行きたい」という想いがあったので、何かチャンスがあった時のためにとお金はコツコツ貯めていました。

具体的には給与が入った瞬間、私は「◯万円は必ず貯蓄口座に入れる!」と決めていました。給与が振り込まれる口座と、自分の貯蓄用の口座は今も別にしています。

ちなみに私は大学院に通うと決めた当時、個人事業主だったので、大企業のようにボーナスなんてものは存在せず、ただひたすらにコツコツと貯めた人間です。笑
一方で個人事業主だったので「大学院に行くためにいつまでにこれくらい稼ぎたい!」という目標を立てて、一定量仕事を増やして、がんばった時期もあります。そういう意味では、ライフワークよりもライスワーク(稼ぐために働く)を半年くらい頑張りました。めっちゃハードワークだったので、しんどかったですが、自分のやりたいことのためだったので頑張れました。

大きな投資にはなりますが、自分が本気で行きたいと思った大学院だったので、今は300万円を投資してでも「行けて本当によかった」と思っています。

今後もし大学院に行きたい、行こうと考えている方がいらっしゃったら、

・使える奨学金制度をうまく活用する
・国の制度(教育訓練給付制度)を活用する
・いざというときのためにコツコツ貯めておく

ことをお勧めします!

もちろん、大学院によってかかってくる費用も、奨学金も全然違うので、しっかりと調べることが重要です。

私は大学院に通って約半年ほどが経ちましたが、あのとき決断してよかったと心から思っています。そして、自分で稼いだお金で通っているからこそ、学びに対する貪欲さと本気さも変わってくると思っています。(もちろん家族や誰かに援助してもらうことも一つの選択肢としてあると思います!)

もし、大学院以外の選択肢にお金を使うなら

最後に、もし大学院にかかる300万円を別のことに使えるとしたら何に使うだろう、ということをふと考えていました。

うーん。色々考えた結果、海外留学に使いたいかなあ。
大学卒業後すぐ、北欧に留学しようかと考えた時期もあったので、大学院に行ってなかったらもしかしたら仕事を全部辞めて1年くらい海外留学していたかもしれません。

もしくは、田舎の古民家を購入して、リノベーションして宿をやっていたかもしれません。(これはいつか実現したい夢。)

でもやっぱり、学ぶことが好きなので、大学院を選んでいたんだろうと思います。

大学時代は、貸与型の奨学金を借りていたものの(今も返済しています)、両親が学費を半分ほど支払ってくれていましたし、大学に行くこと=リアルにこれだけお金がかかる、という認識は薄かったと思います。

だからこそ、もっと大人になった今、学べることの有り難さをひしひしと感じています。

アルバート・アインシュタインの、この言葉が好きです。

The more I learn, the more I realize I don't know. The more I realize I don't know, the more I want to learn.

学べば学ぶほど、何も知らないということが分かるようになる。何も知らないと分かるようになるほど、もっと学びたくなる。

アルバート・アインシュタイン

大学院に通い始めて半年ほど経ちましたが、まだまだ何も知らないことの連続です。でも、だからこそ学びの歩みは止めたくなく、引き続き探究して行こうと思います。

今後も大学院にまつわる発信をしていきますので、よければフォローお願いします◎


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