寒さと仲良くなるには。
寒さで目が覚めて
布団を被り直すことが多くなった。
今何時だろう?
今日は休みだから
時間を気にすることはないのだけれど。
白いカーテンが朝日を受けてうっすらと光り
部屋はほんの少しだけ明るくなってきている。
スマホの時計はまだ「6:26」
せっかくの休みだし、せめて7時まではまどろむことにして、さっきよりも深く布団に包まる。
今使っている布団は羽毛布団と毛布。
毛布は一番上に掛けた方がより温まると聞いたことがあるけれど、私は毛布の肌触りが大好きなので、いつも一番下に毛布を掛けて素肌に包まるのが好き。
そして毛布を手繰り寄せてマフラーみたいに首まですっぽり包まる。
私のちいさなこだわり。
少し前までは雨の日に気温が下がって毛布を出して
次の日は急に気温が上がり毛布をしまう
という日々が続いていたけれど、お天道様もやっと観念したのか、秋を通り越して冬のような安定した寒さが訪れた。
今年の夏はとても長かった。
クーラーさんにもかなりお世話になったので、夏の電気代はものすごく痛手だった。
ここ最近はちょうどいい気候が続いていたので、空調に頼ることはなかったけれど、そろそろ頼らなければならない時期になってきている。
しかし寒さに耐えられる限界までは対策を練って、できるだけ寒さと仲良くしたい。
ストーブを買うか
電気毛布やカーペットを買うか・・・
色々考えてみたものの、やっぱり文明の力に頼らねばならないということがなんだか悔しい。
そんな時にネットで見つけたのが”着る毛布”
毛布好きの私にはもってこいの商品ではないか!
決して回し者ではないので敢えてどこのお店かは申し上げないが、とにかく暖かそうだし、しかも使わない時はコンパクトに収納できるのだという。
「あら?素敵ね!でもお高いんでしょう・・・?」
そう思ったそこのあなた!めっちゃ安いです。
私も驚きました。
日中はまだ部屋着でどうにか過ごせているけど、朝起きてから支度をする時間や、お風呂から上がって寝るまでの時間とか、身体が冷えてしまうのって勿体無い。
そんな時に便利そうだなって思ったので今度購入してみよう。
寒さ対策でいうと
最近またハマり出したことがある。
それは白湯を飲むこと。
白湯ってただのお湯じゃんって思うけど違うのだ。
・・・あの・・・その・・・
・・・なんか良いのだ(伝われっ!!)
幼い頃は温かい飲み物といえばココアだった。
牛乳をマグカップに入れてレンジで温めて、スプーンで甘いココアの粉を入れてかき混ぜるだけ。子供の私にも簡単にできるから大好きだった。
たまに牛乳を温めすぎて、表面に湯葉みたいな膜ができちゃって粉が混ざらなかったり、昔はダマになっちゃうのが当たり前だったけど。
いつも飲んでいたのは森永のココア
高校生になってからもココアは大好きで、バンホーテンの紙パックを買って、ストローをさして飲んでいた。
(平成っ子たちよ!懐かしさで震えているだろう)
社会人になってからはお洒落に気取りたくなって、ティーパックの紅茶を入れてみたりもしたけれど、なんだかんだで白湯にたどり着いた。
ココアも紅茶もコーヒーも良いけれど、味のついた飲み物ってちゃんと味わいたいからちょっとずついただくと思うけど、白湯の場合はそうじゃない。
ただのお湯だからグビッと飲める。
それが良いのだ。
グビッと飲めるからこそ一気に内臓まで暖かさが広がる感覚になる。もちろん熱湯でいただくのはあまりよろしくないので、ちょっと冷ましてはいるけれど。
大人になってやっとわかる白湯の良さ。
伝わっているだろうか。
今日もこの文章を打ちながら、パソコンの傍にはマグカップから黙々と湯気を出す白湯が置いてある。
今年の冬は白湯と着る毛布で過ごし
できるだけ寒さと仲良くなりたい。
秋冬さんよ、今年もよろしく。
花崎 由佳
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