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中学生向けキャリア教育講演会で伝えた幸せに生きるために必要な3つの力

 中学・高校生向けのキャリア教育、感情教育は私のライフワーク。ある中学の校長先生から、卒業する3年生に何かこれからの人生で役に立つ話をプレゼントとして贈りたいというご依頼をいただきました。この「プレゼント」という響きに、とても温かな気持ちになりました。

 キャリア教育というと、職場体験であったり、先輩の話を聞く、仕事について調べる、10年後にある仕事、ない仕事について考えるなどといったものが多い印象。キャリア=仕事ということです。

 以前、別の学校で座談会のような形でお話しをさせていただいた時にも、「仕事については話をしてほしい」というご依頼。また、生徒から出る質問も仕事に関する内容ばかりでした。「私はまだ自分が将来なりたい仕事が決まっていないのが不安。大丈夫でしょうか?」という質問には、「決まっていなくても全然大丈夫だし、今、考えている仕事と全く違う仕事に就く人だって多いのだから、全く心配無用!」と伝えています。

 日本人の寿命は伸び続け(コロナでここ2年はちょっと下がったけれど、それまでは順調に伸びていた)、人生100年時代という言葉も聞かれ、65歳定年、70歳就業法など、どんどん働く時間が長くなっています。学校を卒業する20歳前後から半世紀もの間をどう過ごすのか…なんの仕事に就くのか、ではなく、キャリア教育は、「どう生きるのか?」という視点で考える必要がある、私はそう思っています。

 自分らしく幸せに生きるために必要な3つの力とは、「稼ぐ力」「心と体の健康」「柔軟に変化し、一歩前へ踏み出す勇気」。この3つがあれば、どのような世の中でも、自分がやりたいことにチャレンジし、自分らしく、幸せに生きられる、まさしく「生きる力」そのものだと思うのです。

 講演会では、それぞれの力を得るにはどうしたらよいのかを伝えていきました。(細かな内容はまた後日書きますね)

 そして生徒さんへメッセージとして伝えたこと。それは「人生、無駄なことなど一つもない」「焦らないで、今を楽しんでほしい」ということ。

 昨今、タイパの概念が定着し、「無駄なことはしない」「早く成果を出すことばかりを求める」風潮がより強くなっていると感じています。しかし、人生、すべてがスムーズにいくわけではないし、いい時もあれば悪い時もある。壁にぶつかってどうにもならないことだってある。だから、周り道をしたり、時間がかかることだってある。そんな時、今、目の前に起こっていることに集中し、一つ一つの壁を乗り越えていくことで、自分も成長し、人生がより豊かになっていくということ。私は半世紀以上を生きてきたけれど、苦しかったこと、悲しかったこと、つらかったこと、それを全部ひっくるめて今の私があるわけで、なかなか中身の濃い、幸せな人生だなと思っていることを伝えました。

 無限の可能性を秘めた生徒さんたちの目は本当にキラキラと輝いていて、この輝きがこれからもずっと続いてほしいなと、いつも願っています。

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