見出し画像

玉ねぎドレッシング偏愛

好きな野菜の第1位

好きな野菜は、と聞かれたらあなたは何と答えますか。
野菜が好きな人であればあるほど、きっとすごく悩むはず。私も悩む。

好きな野菜、「たまねぎ」が初のNo.1に!
11年連続首位のトマトが王座をゆずる(タキイ
https://www.takii.co.jp/info/news_200821.html

タキイ種苗は、8月31日の「やさいの日」を前に全国の20歳以上の男女600人(農業関連従事者、食料/飲料(酒類除く)の卸売・小売業従事者除く)を対象に、今年で12回目となる「野菜」にまつわるイメージ評価や、野菜作り(家庭菜園/ベランダ菜園)の関心度、実践状況、また、コロナ禍にある今年ならではの項目等について調査(インターネット調査)しました(調査期間:2020.7.18~7.21)。

このニュースは結構な衝撃だった。私も玉ねぎが大好き。でもいの一番にその名を挙げられるだろうか。肉や魚の臭みを消して、生だと程よい辛味とさわやかさで薬味にさえなるし、加熱すると甘くて、どんな料理の中にいても決して邪魔せず味を引き立てる。しかもお手頃価格で傷みにくい。存在自体が皮に包まれて小分けタイプっていうのも使いやすくて収納しやすい。いつだって常備してる。こんなに長所に溢れた野菜だもの、そりゃいつか一位になりますとも。でも単体で主役級かと言われると…だからこそ、この1位はすごく尊いと思う。

いつも片隅に玉ねぎを

常備している茶色い皮のは、いわゆる黄玉ねぎ。収穫してから1ヶ月ぐらい乾燥させることで日持ちが良くなるのだとか。生食だと、新玉ねぎや紫玉ねぎに比べてピリリ感が強いから、辛いものが好きな私には、みじん切りにするとかつおのお刺身なんかのいい薬味。
お肉と一緒に甘辛く煮るのも最高ですよね。肉じゃがや鶏手羽の煮込みに入れておくとトロリ食感、出汁をしっかり全身でまとい、それだけでご飯のおかずになるほど。このときはいつも、繊維に沿って大きめのくし形に切る。煮崩れさせずに玉ねぎという存在を味わいたいのだ。

豚の生姜焼きや牛すき焼きにも欠かせない。肉か玉ねぎか、主従対等。このときは、繊維(縦にうっすらあるライン)を断つように5mm~1cmぐらいに切る。そうすると火の通りが早くなって、炒める時間が短くても甘味がグッと出る感じ。もっと薄切りにしたらキンキンに冷やして、鰹節かけて冷酒のつまみにするのは、シャキシャキした食感と辛味をむしゃむしゃ食べたい時。

紫玉ねぎもすてきな野菜ですね、サラダやマリネの出来がちょっと垢抜けた感じになる。色の出どころが「アントシアニン」ってのもいい。ポリフェノールでしたっけ?なんか食べると体に良さそうだから、すごくお得な感じがする。もうすぐ、春取りの新玉ねぎの季節もまた巡ってくる。あのごく薄い皮からも、収穫して間もないみずみずしさが伝わってくる。水分たっぷり、煮ても焼いても生でもおいしい。

本題はこれ→「玉ねぎドレッシング」

この新玉ねぎをたっぷり使って、ドレッシングを作ると、すごくおいしい。実はドレッシングはずっとあまり好きではなくて、サラダを食べるなら、オリーブ油か胡麻油をかけて塩かレモンをちょっとかけたら十分と思っていた。でも以前、高円寺にあったイタリア料理店のオーナーシェフに教わったレシピのドレッシングがすごくおいしくて、以来手のひらを返したようにドレッシングが大好きになった。

君は野菜を食べるためにドレッシングをつくるのか、それともドレッシングを食べたいがために野菜を切るのか。そう聞かれたら、答えに悩む。

実はこれが本日の本題です。私が教えてもらったドレッシングの基本的な分量は、

サラダ油 250ml
酢(りんご酢がおすすめ)120ml

りんご(青リンゴがおすすめ)1個
にんにくすりおろし 小さじ1/2
たまねぎすりおろし 80g
塩1 0g
はちみつ 20g
白こしょう 2つまみ

だった。(すごくおいしいので、ぜひ試してみてください!)でもこれを諳んじるのは骨が折れるし、ちょっと材料が多い。
何度か作るうちに恐ろしく大雑把に作り出した、自分なりの目安の分量がある。

<基本分量>
酢・オリーブ油 各1カップ
新玉ねぎ(玉ねぎでもいい) 1個
レモン 1個
塩 小さじ1
はちみつ 大さじ1(砂糖で代用するなら大さじ2/3)
こしょう 2つまみ

主役はこの2つ

玉ねぎを新玉ねぎにして量を増やすことで、りんごのシャリシャリ食感を補い、レモンを足すことでりんごの爽やかな酸味を補うことにした。これをまとめて細長い容器に入れて、一気にハンドブレンダーで滑らかになるまで混ぜたら完成。

新玉ねぎがなければいつもの黄玉ねぎでも、赤玉ねぎでもいい。
りんごがあれば、玉ねぎを少し減らしてりんごを入れる。りんごの代わりにキウイやパイナップルなどのフルーツを入れてもおいしい。
にんじんやセロリを足したり、たっぷりのパセリを一緒に混ぜたりもする。レモンがなければ酢を少し増やし、にんにくは足しても引いてもよし。レモンを他の酸味のある柑橘類に変えてもいい。

紫にんじんを入れたら綺麗なピンク色に


そしてこのドレッシングは、チョップドサラダのベースになる。数種類の角切り野菜や穀物、豆などをこのドレッシングで和えて半日冷蔵庫に置いておけば、そこらのデリに負けない美味しいサラダになる。これほんと。

ビーツ、セロリ、新たまねぎ、ディル、キヌア
クスクス、小エビ、きゅうり、コーン、パプリカ、パセリ


多少足し引きをしても、代替で済ませても、いつも出来映えは、満足度高めのおいしさ。煮沸消毒した容器に入れて使う分だけ出して冷蔵保存し、1週間ぐらいでいつも食べ切り。
野菜を野菜で食べる、その季節の鮮度をひとまとめみしたようで、体に良さそうな気分が倍増する。しかもこれから、新玉ねぎの季節。私の玉ねぎドレッシング愛は、高まりばかりです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?