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こんなに暑くなってしまったら、一体お弁当になにをもっていったらいいんだろう

お昼に食べたいものがバシっと決まらない

今年は間違いなく、一番暑い夏だ。これまで人生で一番暑い日は、7月のデスヴァレー国立公園と、6月のアユタヤ遺跡だった。でも今年の東京は、それに匹敵する気がする。
お弁当は、暑さと湿気に弱い。だから今年の夏なんて、最悪だ。お弁当を持たない方がいい、と言われているようなものだ。この暑さの中、わざわざお弁当を持って行く?

じゃあ、お弁当がなかったら私はどうするだろう?
私はちょっと夏バテしているのか、あまり食べたいものが浮かんでこない。
お昼間近になって、何を食べたらいいのかきっと頭を悩ませ始めることになる。脂っぽいのは無理、さっぱりしたものがいいなあ、意外とお腹は空いているからそれなりに量は食べたいけどなあ、でもお腹がはち切れんばかりになるのはいやで、外で食べて多すぎると逃げ場がないんだよなあ…大して食べたくないものに、お金と時間をかけるのか?などと逡巡するばかりで貧困な想像力ゆえに「コレ食べる!」が決まらないこと、しょっちゅうあるじゃないか。あの時間は本当に無駄だ。

そもそも、この暑い中、一番暑い時間帯に外にご飯を食べに出かけるのがイヤだ。しかも、お店に入るために並ばなくちゃいけなくなったりしたら、最悪だ。

それよりなら、家にある、いつ自分が食べてもまあおいしいと思えるものを、食べたい分だけ持っていったほうが、ずっといい。

と、あれやこれやを天秤にかけつつも、やっぱり私はお弁当の方が楽でいい、という結論になる。

お弁当に何を持って行こう

お弁当になにを入れよう。
食べる時に「お弁当の中のものが傷んでいないかな」という不安は、ちょっと彩りが悪いとか味付けがうまくなかったよりもはるかにタチが悪い、と私は思っている。病は気から、とよく言うけど、傷んでたらどうしようとビクビクしながら食べてると、変な魔法にかかり、食べ物が傷んでいなかったにも関わらずお腹が痛くなっちゃうことだってある。ましてや、本当に傷んでいたら最悪だ。ただの生ゴミを私は家から持ち運んできたことになる。
「お弁当にちくわきゅうりを入れない理由」にも書いたが、そもそもお弁当にあれこれいろんなものを無理して詰め込むことなどない。

その日のお昼に食べたいと思えるものを、普段食べているものの中から選び、その中でも持ち運びやすいものを選抜して詰める。それがお弁当だ。お弁当のための特別な料理、なんてない。

この暑さの中でお弁当に入れるならなんだろう。
お米は食べたい。玄米も多少入れたい。(玄米はビタミンと食物繊維が豊富らしいから、これさえ食べときゃ多少野菜が少なくても、その分補ってくれていると勝手に思っている。かみごたえが増して、粘り気も少ないから胃もたれしづらい)
おかずは、肉魚野菜なんでも、完全に火の通ったものか、酢につけたもの。
これがいい。

肉野菜炒めを主菜にしよう

お弁当に肉も野菜も入れたい。夏の間はひとまず、まとめていっぺんに火を通そう。調理時間と工程が少なくて済むし、お肉だけよりかさ増しできるし、野菜が入った方が脂っぽくなくて食べやすい。
とにかく炒めればいい。美味しい炒め方、も私なりに実はあるんだけど、そういうことを言い始めるとまたややこしくなるので今回は省略する。
(簡単に言うと、フライパンに油を敷いて、肉を広げて、その上に切った野菜を乗せて蓋をして、中火で3分。蓋をとって、肉に火が通っているようなら、全体を大きく混ぜて、味付けの調味料を入れて中火のまま、炒めるというよりも汁気を飛ばすイメージで全体を大きく混ぜると、水っぽくならない。よかったら試してみてください)

肉は、切り落とし肉が便利だ。包丁使わずそのまま炒めればいい。
一緒に炒める野菜は、1種類でいい。あれもこれもいらない。個人的なおすすめは、玉ねぎや、この時期美味しいシシトウやピーマンあたり。ナスもいい。肉と違う食感で、色味もいい。レンコンもシャキシャキ食感で見た目のあの穴もいい感じでオススメだ。薄切りにすれば火が通りやすい。キャベツもいいけど、時間が経ったら色と食感がかなり変わるので、私はお勧めしない。
味付けは、塩味、焼き肉のタレ、ケチャップ、オイスターソース、ポン酢。これらをかけて汁気がなくなるまで炒めればいい。5つも展開があれば、全然飽きない。


酸っぱいものは野菜の酢漬けは大好物で、いつも何かしら冷蔵庫にある。これは絶対入れる。
ぼりぼりとした食感も好きだ。かみごたえのないものばかりだと、早食いしてしまってお昼をすぐに食べ終わり、なんだか食べ足りない気分になる。

卵焼きはどうしよう。うーん。なくてもいいや。卵焼き1品増やすよりも、暑い中でコンロを使う時間が短くなる方がいい。
ミニトマト。要らない。私は、ミニトマトでもなんでも、生野菜は冷え冷えで食べた方がずっとおいしいと思っている。

そんなわけで、最近の私のお弁当は、ご飯のおかずになる肉野菜炒めみたいなしっかり味のおかず1つ、さっぱり酸味のある野菜おかずが1つ、歯応えあるものが1つ。この3要素で大満足している。


この日は、鶏肉と蓮根の甘酢あんかけ、苦瓜辣油和え、青梅の甘酢漬け、玄米


この日は豚肉と赤緑ピーマンの焼き肉タレ炒め、焼きレンコン梅大葉和え、野菜の甘酢、玄米入りごはん


この日は牛ごぼう、茄子とピーマンのポン酢炒め、ゴーヤーの塩昆布和え、紅生姜、玄米入りごはん

そして私は、時々、麺も食べたい。しかも冷たいやつ。
その話は、また今度。

この日は、豚しゃぶダレに冷麦、茄子とししとうのピリ辛焼き浸し



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