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薬では病気を治せない

長年、病院に勤務していて思ったのが

「薬では病気は治せない」ということ

昔は、病気で入院すると絶食にして点滴をする

この場合の点滴は脱水予防なので

この治療という基本的に自分の自己治癒力で治してもらおうという

考えは正しかったと思う

そして抗生物質は昔の栄養が足りない人類には必要だったかもしれないけど

今の栄養状態がいい人類の身体には抗生剤は不要だと思っている

(まぁ、おいしいものは食べられるけどいいものは食べてないけどね)

それでも抵抗力のない高齢者にも抗生剤を叩き込んで

菌に耐性をつけられ、どの抗生剤も使えなくなるまで多種類の抗生物質を

使い続ければ、体の抵抗力もなくすから、高齢者は死ぬよね・・

本当は医療者はどこかで、医療の限界に気が付かなければいけないのだ

それなのに、「まだいける」「まだこれが使える」と過剰な治療を施す

それが本人や医療の為だと思って。

(これが悪意なくやっているから、またタチが悪い)

大きな病院になるとそれがデーターになるからね

何度も言うけど、これは本人達には悪意なく、「命を助けたいから」と

思ってやっている

私としては本当は基本に戻ればいいのにな、と思うのですよ

入院は安静の為の場所、絶食して胃を休めて不要なエネルギーを使わずに

脱水予防のためだけに補水液程度の点滴をする

(病院の)本音をいうと、それじゃ病院が儲からない

これ以上は言うまい・・・あとはみんな自分で考えてみてください


世の中には性善説はない

病院だって慈善事業ではやっていない

もちろん働いている人の中には正義感や責任感で

「人を助けたくてこの仕事についた」という人もいるだろうけどね

私もそうだった。けど実際に勤務すると、それだけでは

病院はやってられない。そういう病院の嫌なところばかりが目に付くと

何がやりたいんだろうと燃え尽きてしまうのだ

今は病院に行きたい人は行けばいいと思う

私は外から病院に行かずに、自分で治癒力を高めて

病院に行かなくて済む方法を伝えているだけなのだから



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