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骨盤底筋と呼吸。

皆さん、呼吸していますか?

今、息を吐いたり、吸ったりしているこの瞬間も、
骨盤底筋は働いてくれています。


では、その構造とはたらきを実践法とともに
見ていきましょう!



1.身体を支える家【体幹(インナーユニット)】

以前にも、「骨盤底筋のはたらき」で
書かせていただきました、【インナーユニット】の働き。


私たちが、立ったり、座ったり、手の上げ下げや、歩く動作・・・
全ての動きにおいて、最初に動く筋肉群が

この【インナーユニット】と言われており、

聴き慣れた言葉で『体幹』とも言われております。

どんな動作を起こす時も、このインナーユニットが最初に動き出す筋肉で、
すべての動作の初動筋です。


では、インナーユニットの構図を見てみましょう。

「インナーユニット」の構造


身体の中のコルセット、とも言われるインナーユニットです。

  • 上部に「横隔膜」 ←呼吸とともに上下に動く。

  • ぐるりと周りに「腹横筋」と「多裂筋」 ←お腹と背中の深層筋肉

  • 下部に 「骨盤底筋」 ← 内臓を下から支える働きも。


これらの筋肉を、家のような構造だと考えてみましょう。

インナーユニットを家だと考えると・・・


身体を支える家のような箱が、
インナーユニット。


屋根が上下に動く「横隔膜」
壁が「多裂筋・腹横筋」
土台が『骨盤底筋群』


なんと!!!

天井部分(横隔膜)は呼吸とともに
上がり下がり
しています。


その度に、
家の中の空間(腹腔圧)の圧力が変わり
ますね。


その腹圧をコントロールしている重要な筋肉の一つが
「骨盤底筋群」です!



小さいけれど、力持ち!!『骨盤底筋』さん^^
愛着が湧いてきます。笑


2.実践!『骨盤底筋の収縮を感じてみよう』



では、実践です♪
骨盤底筋を意識して呼吸してみましょう!



【息を吐く】
口から息を吐ききって、お腹をぺったんこに。
その時に、尿道口と肛門の間をキュッと締め上げるように
持ち上げてみましょう。
骨盤底筋群は《収縮・引き締め》
難易度★★★




【息を吸う】
鼻から吸うとき、
下腹部も骨盤底もリラックスします。
下腹部がぷーっと膨らむように吸いましょう。
骨盤底筋群は《弛緩・ゆるんでいる》
難易度★



いかがでしたか?

骨盤底筋の「ゆるめる」⇄「締める」を感じましたか。


尿もれの経験がある方・・・

くしゃみや咳をした時
大笑いをした時
重いものを持ち上げた時


心配になる時ありませんか?


これは、先ほど実践した、
「骨盤底筋」と「腹圧」の関係がわかりやすい例です。

インナーユニットと腹圧


くしゃみや咳で、
上からの圧がかかることで、

骨盤底筋にダメージが伝わり、
尿もれにつながってしまう、ということですね。




まとめ



呼吸する時も、骨盤底筋は働いてくれています。

と、言うことは・・・

意識をすれば、感覚をつかめれば、
呼吸をする度に骨盤底筋をトレーニングすることができる!

ということです♪


今まで、意識したことのなかった場所。
だからこそ、難しく感じるかもしれませんが、

感覚がつかめたら簡単です♡

(私も最初は全く分かりませんでしたが、
 できるようになりました^^)


〜次回予告〜
『骨盤底筋トレーニング 呼吸編』

どなたでも簡単!
タオルを使って実践してみましょう♪







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