廻避する手がないことを知ったのはお遊戯が始まってからだった

3人の桃太郎がおじぎをする　1人は衣裳のみの出演

どこからか撥条があらわれ　きえて　べつに探してないけどそこに

思春期の間歇泉を避けるためやわらかいほうのソファに飛びこんだ

「テンプレとか劃一的とかはいいからさ、もっと君も訊いてよ。来てよ」

あいつらが（気持ちよさげに！）飛ぶせいで僕らの大地が小さく翳る

1組と2組と2組　8八の限界聚落解体決定

何者かに侵蝕されてるぞ　僕ら　古文を逐語訳するみたいに

「一いつになる梢をほどく片腕は天蓋にまもられた」「諒解」

綜合的に考えて今すぐにでも始めなきゃ（だけど、それは7日後）

智慧の輪を壊さぬように解くようにわたしのための桟橋がある

僕たちは絶えず廻游を、貴様らはせめて自発的な漁撈を

挌闘せよ、運命はまやかしである　って車掌が言うわけないか

鳥のように短く切れる音がした　骨骼標本の花嫁、さえも

この31音で蹶起するのだ　かってに愚弄／growするなよ世界

2作目の連作。

読んでくれてどうもありがとう。
僕が短歌を始めて3ヶ月とちょっとが経ったけど、成長してますかね。どうかな。自己評価としては、とりあえずド素人は脱したんじゃないかと思っています。
褒め言葉でも悪口でも、なにかしらの感想・批評をいただけるとすごく嬉しいです。フィードバックって大事だから。

近頃は、第1志望の大学の短歌会に入ることを目指して、勉強をがんばっています。まあインカレなんでぶっちゃけその大学に落ちても入れるけど、短歌が勉強のモチベーションになっているのは事実です。