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“感覚”頼りによるスランプと、それを抜け出す“理論化”


こんにちは!yukiです。

私たちの日々の生活のなかで、

“感覚に頼って行っていること”

ってけっこうあると思います。

例えば、
料理だったり、インテリアだったり、
noteのような文章作成だったり。

しかし“感覚”に頼る比重が大きいと、
ときに弊害が起こったりします。

波に乗ってるときは
ぐんぐん加速するのですが、
ちょっと調子が悪くなったときに、

「あれ、いつもの感覚が思い出せない…」

ということになったりするのです。

その流れでスランプになってしまうことも。

今回は、実際にスランプを経験し、
アドバイスをもらって抜け出せた話から、

「感覚と理論のバランス」

について考えてみたいと思います。

特に“感覚タイプ”の方には、
参考になることもあるかもしれません!

それでは、見ていきましょう。


いつもの感覚が
分からなくなった経験


実際に、
「いつもの感覚が分からなくなった」
ときの体験をお話しします。

きっかけは、
新型コロナに感染したことでした。

ダメージを受けたのはピアノ演奏です。

コロナに感染する前、
取り組んでいた曲の完成度は
順調に進歩していました。

最初は細かく丁寧に練習していましたが、
慣れてきて“感覚”が身体に入ったので、
思いのままに弾いていたのです。

先生も「良い感じ!」と
言ってくれてました。


しかし。

コロナに罹って、
がらっと状態が変わりました。

数日で体調は回復し、
ピアノ練習も再開したのですが、

「なんかすごく変な感じ、
 間の取り方がぜんぜん掴めない…」

弾いていて、
とにかく気持ち悪いのです。

特にルバート(演奏者の裁量によるテンポ変化)
これが、どうしてもうまくいかない。

でもその理由が分からない。

1週間前は良い感じだったのに!

レッスンに行って、
先生に助けを求めました。

「どうルバートしてたか、
 全然分からなくなっちゃったんです!」

「分かったわ、
 まずは弾いてみて?」

弾いたところ、
すぐに原因が分かったようでした。

感覚に頼りきってたのが原因ね。
 いったん、カッチリした練習法を教えるわ。」

そして教えてもらったのは、
打楽器奏者がやっている、
テンポ変化の練習方法でした。

理論的で、縛られてる感じでしたが、
感覚が頼りにならないため、
このうえない道標となったのです。

「あっ、何だか、
 掴めてきた気がします!」

帰ってからもしばらく練習し、
以前の感覚を取り戻せたのでした。


この経験で気づいたのは、

“感覚が鈍った時に、
元に戻すための道標を容易しておく”

のが良さそうだということです。

感覚と理論を行き来する


上記の例のように、
“感覚”は突然消えたりします。

そんなときのために、
“感覚と理論を行き来する”
ことが大事になってくるのです。


料理を例にしてみますね。

調味料の種類や分量、
素材の切り方など、
感覚に従って料理している。

味覚も嗅覚も敏感だし、
いつもは美味しく出来る。

でもある日、
風邪などで五感に
頼れなくなってしまったら…

こういうとき、
“レシピ”にしておけば、
何とかなりますよね。

また、思いがけず
めっちゃ美味しく作れたときも、
それを“レシピ”として残しておけば
あとで再現性が高まります。


これって言わば、

抽象(感覚)→ 具体(レシピ)

という移動を
行ってることになります。

抽象的なものは消えやすいので、
それを“形あるもの”にしておく
というイメージですね。

料理に限らないでいえば、
マニュアルだったり、
技術書だったり、です。


具体レベルに移動させることで、
不調のときの道標になるだけでなく、
人に教えることも容易になります。

具体レベルの情報を手にした人は、
今度はそれを実用化するために
自分の感覚に落とし込むので、

具体 → 抽象

という流れができます。

つまり全体でみると、

抽象 → 具体 → 抽象

と変化してるんですね!


人は生きていく中で、
多かれ少なかれ、

具体 ←→ 抽象

の変化をさせています。

これを意識的に行うことで、
“感覚頼みによるスランプ”からも
抜け出しやすくなりますし、
思考が深まっていくと思います。

能力の引き出しが増えますし、
人にも教えられるようになる
のです。


「良い状態のときに、
 その感覚を理論化してみる」

ぜひ、試してみてくださいね。




最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!

それでは、今日も良い1日を!



(今回のカバー写真は、
 近くの駐車場でした!)


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