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静かで空いている大人のキャンプ場

キャンプはもっぱら夏より冬派!な yukichi. です。

私が冬キャン好きな理由は、虫や蚊が少ない・人が少ない・寒いなか焚き火でほっこり暖まるのが好き、なところですね。
賑やかでわいわい集まって飲むのが好きな人、遊ぶ・体験するアクティビティがあったり充実した施設があるところが好きな人、テントで寝るのが楽しい人、色んなタイプのキャンプがありますが、私は断然、静かで空いているところが好き。

12月9〜10日の、異様に暖かい日に滋賀県甲賀市のキャンプ場に行ってきたのでそのレポです。



①青土(おおづち)ダムエコーバレイキャンプ場

私は自称キャンプ好きですが、テント泊はしません。そもそもテント、持ってません。なぜなら布1枚の防犯性を全く信じていないからです。
自然豊かな場所に行くことが多いので、まず野生動物(熊はもちろん、鹿・猿・狸・猪も。)が怖いし、虫とか蛇とかも嫌だし、何より生きてる人間が一番怖い。貴重品もどうすんの?就寝中は戦闘力ゼロだし。

なので夜寝る時は、頑丈に囲われていて鍵がかけられることが前提の、バンガローやコテージやキャビン、なければ車中泊です。
以前、ごみ袋を外に置いたままお風呂入りに40〜50分ほど離れただけで野生動物に荒らされたこともあったので、ほんとに怖いんですよ。だからテント泊は多分これからもやらない。

今回泊まったのも、バンガローです。
木製のテーブル椅子セットもありました。

ここは初めての利用。バンガローが10棟あって、少し離れたダム側にオートキャンプできるサイトもありました。
私たちが宿泊したのは土日でしたが、埋まってたのは全部で6棟、つまり4棟は空き。
今時、ネット予約ができず電話のみというのが空いてる原因なのかも。

あと、景観もあまりよろしくない。近くで採石?してるのか山が削られていて自然豊かな感じはあまりせず、昼間は騒音もある。

まあでも、私たちは観光目的じゃないし、基本はアウトドアごはんを楽しんで焚き火をガンガン燃やしたいだけだからいいのです。それに私にとって、空いているというのはポイント高め。
実際、子ども連れのファミリーは1組だけで、あとは大人同士のグループばかり、静かな雰囲気で良かったです。

②14時から遅めの昼食開始

まず、ばぁーーん!とステーキを焼く!
うっほーー!(歓喜)

チェックインしてすぐ、火起こしして炭で肉を焼く。たまらん。
ステーキ、タン、鶏肉、カルビ、赤身、かぼちゃ、ししとう、しいたけなどを焼きながらサラダを食べ、締めにおにぎりも焼く。
うますぎる。そして食べすぎる。

ゆっくりじっくり炭焼きを楽しんでたら、もう16時。
おっと、日が短いこの季節はウカウカしてたらすぐ暗くなっちゃう。
夜ごはんのために、お腹減らさなきゃ!とすぐ前の広場でバドミントン。
(実はチェックイン前のお昼にも、ダム公園でやってた。)

誰もいない。炊事棟や既存のかまどを使う人は皆無。
ここで持参したラケットでバドミントンをする。
ただし、鹿のフンがあちこちに落ちてるので注意。
踏んじゃうのはシカたないレベルの多さ。

いい年こいた中年の大人がキャンプ場の広場でバドミントン。これを恥ずかしいと思うかどうかは個人の主観なので、そっとしておいてください。

しかし、バドミントン競技歴10年以上の私と、夫もそこそこの経験者、お庭でやるようなレジャー用のおもちゃラケットではない。ぽ〜ん、ぽ〜んという可愛い音など鳴るはずもなく、ビシッ!バシッ!スパーン!とスマッシュも入り乱れる本気のやつ。
競技性のあるフォームに長いラリーの戦い、他のキャンパーたちになんだかじろじろ見られていました(笑)
まあ、気にしない、気にしない。

いい汗かいたらあたりも暗くなり、テーブルに戻って焚き火タイムの始まりです。

あったかいとはいえ、12月だもん。
日が暮れるのは早い。


③夜は焚き火タイム 【f分の1のゆらぎ】

ソロストーブ(ペレット)とめちゃ燃えファイヤー(薪)
の共演。贅沢でしょ?綺麗であったかくて癒される。

今回、薪は7kg×2束持っていきました。あとはペレットも。とにかく燃料はケチらずガンガン燃やして焚き火を楽しもう!がテーマだったので、2台同時に使って豪華な共演を。

吐く息が白くなるほど冷えてきたけど、それがまたいいのよ。寒い中の焚き火、サイコー。
夜空の星も眺められて、二次燃焼炎の【f分の1のゆらぎ】に癒されて、しっぽりゆっくり大人の時間を過ごす。素敵&ロマンチック。

そして昼食後2時間半ほどしかたってないけど、晩ごはんの鍋開始。辛味噌味で、シメにらーめんも入れて、食べまくりのキャンプ。←いつもこうなる。のけぞるぐらい食べ過ぎちゃう。
夕食中も食後も、時計を見ずに焚き火を楽しんでいたら、いつの間にかお風呂に行く時間のリミットを過ぎておりました。ま、いいか。冬だし明日の朝入れば。

キャンプ場って、よく消火・消灯は22時まで等の決まりがあるところも多いけど、ここは特に時間制限はなし。
私たちは22時半ぐらいには片付けて寝る準備をしたけど、周りにはまだまだ火を焚いてお酒と談笑を楽しんでいるグループもおられました。
車の出入りの門限もなし。リピーターさんの多いところなのかなという印象を受けました。

時間を気にせず焚き火してたら、ほんと
あっという間なのよね〜。あとは寝るだけ。


④霧?朝もや? 湿度MAX結露ビッチョリの朝

天気は良く晴れた朝だったのに、あたりは真っ白で霧がすごい!盆地だから?ダムからの水蒸気がくるから?地形的なもの?
とにかく朝もやと結露がすごかった。そういや道中「キリ注意」の看板も至る所にあったもんね。そういう場所なんだろう。

車がびっちゃびちゃに結露して濡れている。
そこへ朝日があたり、天に召されていく水分たち。

夜中にトイレに起きたときも、外は真っ暗の真っ白だったもんなぁ。あと鹿?か何かの動物の鳴き声とか、ガサガサッて木が揺れる音がしたりして怖かった。
こんなところで布1枚のテント泊をするなんて、やっぱ私には無理だわ。

朝ももちろん焚き火をする。

コーヒーを飲みながら、日課の朝活・英語勉強を。ちゃんと英単語テキストを持ってきてたのです。
少し勉強したら、朝食の準備。ホットサンドメーカー(両面やけるやつ。バウルともいう。)で、おにぎりを焼き、肉まんもバターで焼く。めちゃうま。外カリカリの中ほくほくに勝る物なし。
味噌汁やコーンスープも飲んで、焚き火をしながらの贅沢なのんびり朝食、ああ幸せ。

快晴だ!朝日が木々にあたると神々しい。

結局、14kgの薪は夜と朝で全部使ってしまいました。
こんなに薪を燃やすなんて、リッチな気分。でもせっかく来たんだからケチケチしたくないもんね。ペレットも残なし。食べ物も空っぽ、帰りは随分荷物が減りました。

チェックアウトしたあとは、車で10分ちょっとの温泉に行きました。【かもしか荘】さんへ。露天風呂もあります。

道中、散りきってハゲ坊主だったけどダム沿いも川沿いも桜並木が見事で、あと3週間ぐらい早く来てたら紅葉がキレイだったろうなぁと思いました。春は夜桜のライトアップもしてるみたい。
滋賀県甲賀市、忍者の町。いいところですよ。野生の猿は1匹見たけど鹿は出会わなかった。フン害からして絶対にいるはずだけど。

この日はとにかくポカポカ陽気の気温でした。19度。
帰りのSAではソフトクリームを買って、上着なしでベンチで食べれるぐらい暖かかった。ほんまに12月?異様なまでのぬくさ。
気持ちのいい快晴だったけど、次の月曜も普通に仕事のただの土日なので、早めに帰りました。後片付けや洗い物も大変だし。

あー楽しかった!
とにかく、空いてるのがいい。わいわい賑やかさを求める人には向かないところです。
春や夏は混むんじゃないかな。なんかゴーカート的なアクティビティや釣りができるとこ、子ども向けの遊具や川遊びできそうなとこなども近くにある。冬季は全部閉まってて何もないけど。

青土(おおづち)ダムエコーバレイ、静かで人が少ないキャンプ場を求める人は、冬に行くといいですよ!

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