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シュークリームは血糖値を上げにくいスイーツ!その理由は糖質と脂質です

今回はある論文を参考に、「シュークリームがなぜ血糖値を上げにくいのか」を考えていきたいと思います。

今回参考にした論文は 長崎女子短期大学の2018年1月に発表された論文です。比較的新しい論文となります。

↓その論文はコチラ↓


シュークリームは血糖値を上げづらい

シュークリームが血糖値を上げづらいことを知ったのはコチラの記事になります。

その時の結果がコチラになります。

結果

血糖値が下がっていっています。。

なぜかはよくわかりません(~_~;)

それで、ネットで色々調べた結果たどり着いたのは、はじめにご紹介した長崎女子短期大学の研究でした。


どのような研究だったのか?

長崎女子短期大学の研究の概要は以下の通りです。

被験者:健常な女子学生5名(19~20歳)

実験内容:上記の被験者に6種類(今川焼、シュークリーム、カステラ、アイスクリーム、ポテトチップス、プリン)のお菓子を間食に摂取してもらい血糖値を測定。

結果:以下のグラフの通り(※論文内より引用)

研究結果

①シュークリーム、アイスクリーム、ポテトチップス、プリンは今川焼、カステラと比べ血糖値が上昇しなかった。

②アイスクリームとプリンは60分後より血糖値が下降した。


考察

①シュークリーム、アイスクリーム、ポテトチップス、プリンは今川焼、カステラと比べ血糖値が上昇しなかった。
②アイスクリームとプリンは60分後より血糖値が下降した。

上記の2つの内容について考察していきます。

①シュークリーム、アイスクリーム、ポテトチップス、プリンは今川焼、カステラと比べ血糖値が上昇しなかった。

シュークリーム、アイスクリーム、ポテトチップス、プリン群と今川焼、カステラ群との大きな違いは ”炭水化物エネルギー比” でした。

つまり、、、

(今川焼とカステラは)全体の栄養素に占める炭水化物の比率が高い
(今川焼とカステラは)全体の栄養素に占める脂質の比率が低い

という事です。

以下が6種のお菓子の炭水化物エネルギー比です。

①今川焼き    81.3%
②シュークリーム 35.6%
③カステラ    79.1%
④アイスクリーム 38.1%
⑤ポテトチップス 38.4%
⑥プリン     49.6%

このように炭水化物エネルギー比が高いと血糖値が上昇してしまいます。

また、脂肪エネルギー比は以下の通りです。

①今川焼き    9.9%
②シュークリーム 57.1%
③カステラ    13.1%
④アイスクリーム 55.8%
⑤ポテトチップス 57.9%
⑥プリン     45.6%

このように脂肪エネルギー比が低いと血糖値が上昇してしまいます。

②アイスクリームとプリンは60分後より血糖値が下降した。

アイスクリーム(下図▲)とプリン(下図◇)は ”乳化した脂肪” が含まれ胃内滞留時間が他の高脂肪食品に比べ短く、含まれる糖質の消化吸収が速く行われたため、30分に血糖値のピークを取りその後は下がっていくという結果になった。

研究結果


つまり、シュークリームは炭水化物エネルギー比率が低く、脂肪エネルギー比が高いため血糖値が上昇しにくいという事が言えます。


まとめ

今回、参考にした研究論文ではシュークリームの炭水化物の比率が低く、脂肪の割合が多いことが血糖値を上げない理由だと言えます。

しかしながら、なぜ僕のように血糖値が右肩下がりの血糖値推移を取ったのかはいまだに解決していません(-"-;A ...

、、、でも、、シュークリームは血糖値が上がらないお菓子の1つであることは変わりませんので、選択肢の1つにはなりそうです。


はいという事で、今回のように研究論文の解説などもやっていきますのでよろしくお願いします。それではまた。

↓血糖値に関するブログはコチラ↓


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