「やせたい」を捨てたら、毎日筋トレできるようになった

毎日筋トレするなんて、ムリだと思ってた。

いままで何度挑戦しても、筋トレが1ヶ月以上続かなかった。コロナの外出自粛をきっかけに、ラジオ体操やエクササイズを始めたものの2週間弱で終了。健康診断の腹囲の結果に衝撃を受け、腹筋を始めたけど3週間くらいでやらなくなった。結局、腹囲は1年で数cm成長していた、、。Twitterでみつけた脚やせトレーニングは、なんと3日ほど。。ほかにも、記憶にすら残ってない挑戦もあるだろう。いずれにしろ、筋トレが習慣になる前に自然消滅したものばかり。なんて自分は怠惰な人間なのか、とガッカリしていた。

ところが、いま私は2ヶ月以上筋トレを継続できている。夕食後の23時前後、ヨガマットを広げてYouTubeのトレーニング動画を流す。体幹、三頭筋、三角筋、大胸筋を数分ずつ、全部で30分ほど。ほんのり汗をかいたところでプロテインを飲み込む。仕事で疲れた日も、お風呂さえ面倒な日にも、どうにか毎日続けてきた。最近は上腕三頭筋が、ほんの少したくましくなってきた気がする。
傍からすれば「2ヶ月なんてまだまだだ」と思われるかもしれない。でも1ヶ月以上筋トレが続かなかった点を考えれば、とても大きな進歩だと思う。

何度やっても続かなかった筋トレが、どうして毎日できるようになったんだろう?

それは「やせたい」を捨てたからだと思う。

いままで、筋トレの原動力は「やせたい」だった。健康診断の結果やキツくなったスカートにショックを受け、ウエストを絞りたいと思った。友人のスラッとしたふくらはぎをみて、細い足になりたいと思った。昔みたいに、ほかの女性みたいに、やせたい。やせるために、筋トレをどうにか続けようとしていた。

でも「やせたい」なんて思ってなかった。「やせるべき」だと、自分の価値観を縛り上げていただけだ。

「やせるべき」の力は凄まじい。普段カロリーやダイエットを全く意識してない私でも、「もっとやせないと」と義務のように感じていた。それを「やせたい」という意志と勘違いしていた。つまり「やせたい」は偽物の意志。どうりで、やせるための筋トレが長続きしないわけだ、、、。

いまは、弓道のために筋トレをしている。高校以来10年ぶりに弓道を再開した。もっと強い弓を引けるようになりたくて、毎日筋トレを始めたのだ。正直、面倒でたまらない。トレーニング動画を再生する前は、毎回「筋トレしたくない~~」といっている。それでも毎日筋トレができているのは、本当に「弓道のために筋肉をつけたい」という意志が原動力だから、だと思う。

人って、思いの外「〇〇べき」「〇〇しなきゃ」に縛られている。英語を話せるべき、美容にお金をかけるべき、早起きすべき、株に投資すべき・・・・・・。気を抜くと「べき」にお金も時間もつぎこんでいる。

常識やトレンドも大事だけど、「べき」が原動力の挑戦はたぶん長続きしない。やりたいのに続けられないのなら、見えない「べき」に縛られてないか探った方が良いのかもしれない。

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