携帯アプリで本を電子化して部屋を広くしたい。

なぜやるのか?(これ大事)

やる意味がないことにはやる気が出ないし長続きしないので。
①今の家賃高いし、次引っ越すときは狭くてもいいように。
②いつでもコスト低く動ける身軽さ(安心)がほしいから。(引っ越し代も少し減るかも?)
こんな感じかなあ。

今住んでいるところは、居住スペースとか駅までの近さ、綺麗さ、騒音は申し分ないのだけど、毎月の家賃が前より高くて、いがいと地味に効いてくるなと。

引っ越したばかりではあるし、その時かなり捨てたんだけど、ここからさらに使用頻度の低いものは処分したい。
机(3つある)、椅子(4つある)、棚(沢山ある)、雑貨(わりとある)、音楽CDやゲームソフト(ダンボール4個)、玩具、洋服(かなりある)、でかめの家具…結構物持ちなんだよね。洋服は都度整理してるし。

あまり手を付けられてないのは本。
今回はコレを主に処分しよう。

本って自分にとってなんだろう。

高尚に考えたらこんな感じかな「先人たちや有識者の哲学・技術・娯楽が詰め込んであるもの。そして重い(質量)」。
こんなことをうだうだと考えて捨てるに至ってない本が沢山ある。

いざというときに、ボキャブラリー(語彙)力が虫ケラレベルになってしまう僕ではあるものの、それを捨てていい理由にするにはもったいないし、積んどく本であっても…いや積んどく本だからこそ、処分するのは気が引ける。
実は読んでみたら人生変わるかもしれない内容かもしれないし。

せっかく買ったのだから、十二分に自分の人生に活用してから処分したいなと。
年を経てまた読む本は漫画であっても解釈が変わってる自分に気づけて面白かったりもする。(映画、ゲームもね)

一年前に引っ越したときにかなり本を捨てたり売ったりして、多分今残っている本の半分以上はなんらかの理由があって残しておきたいもののハズだ…と、本を整理したり、パラパラとめくりながら思った。

先に結論を。

★時間を有意義に使おう。
・所蔵数が多い場合、部屋が広いならそのまま物質として持っておく。狭小物件なら業者を使ってデジタルにバックアップしたほうがいい。
・自分でデジタル化作業を行うならページ数が少ないもの(漫画とかはページ数に係る展開スピードが遅いので特に効率悪い気がする)。そしてそれに見合う時間。
・ハードカバーのような分解しづらいものは✕
・アプリはCamScanner&クラウドストレージ(GoogleDriveとか)のDL、使い方の理解と初期設定が出来る人じゃないとダメです。

携帯カメラとかアプリやクラウドが進化してるし、簡単になったんじゃない?

と思った次第です。安直。
とはいえ、スキャナを買うのはメンテナンス代込みでお金もかかるので、ひとまずアプリでやろうかと考え、調べました。

2、3個気になるものはあったんですが、いきなりユーザー登録画面を出すアプリとかはめんどくさいので却下。ずっと使うわけじゃなし。
歴戦の戦士達を代表してGoogle先生がおっしゃる通り、CamScannerがよさそう。

あと、撮影した画像類を一冊のPDFにまとめて携帯に保存するのは有料のようだけど、クラウドへのUPであれば問題なさそうだったので◎。

やってみたらけっこう苦行(そりゃそうか)

最初は、気に入ったページが数ページしかないドヤテリア用の美術書で試して見たところ、ちょっとしたページ端の歪みの調整に時間がかかる…が20ページ位なのですぐ完了。

そういえばこの美術書、イケメンフリマ(名前の通り売り主がイケメン)のイベントがあるからついてきてお願い!頼む!
と友達に懇願されてついて行ったときに、手持ち無沙汰で買ったんだった。美術書にありがちな変なサイズで各国のインスタレーションや美術館やファッションショーが載っている、とっても重い本です。

次に手を出したのがまずかった。
むかし渋谷のラブホ街の端にある、おじいちゃんがやっている古本屋(もうないかも)で買ったペーパーバックのバトルロワイヤル(P666)。

昔さわりだけ読んで、映画を見てから小説を見てみようと置いてたもの。
背表紙が紙ということもあって、最悪分解もしやすいだろうなと。

古本に残っていた、前の持ち主の痕跡。

この本、銀色地に水色で『Thankyou!』って書いてあるポストカードが挟んであって、『こないだサンキューでした。楽しかったわ。遅くなったけど、そう、バトルロワイヤルです。まあ読んでみて下さいまし。チョコもたべて。このカード。どうかと思うけど気にしんといて た○こ』と書いてあった。

これを買ったときにかなりモヤモヤしたのをすごく覚えてます。
持ち主とた○こさんはどうなったんだろう…。

そしてすみません。あなた達の思い出かもしれない本は、このあとバラバラになってしまいました。

というかなんでこのカード捨てずに挟んだままにしておいたの。
売った方も売る方も。
もしかしてオリジナルの付属品?

閑話休題。

最初は電子化できたら本は売ろうというセコい思いでやってたので、分解せずにパシャパシャ取ってました。

が、しかし、いくらペーパーバックとはいえ60ページくらいになると歪んでくるし、影が入ると読みにくい…そして余白&歪みの画像調整の工程があり、とても大変。

ページ数が進む毎にどんどん歪みでひどくなり、いちいち画像修正するのもめんどくさくなってきた。

P170くらいまで映画を見ながらやってたけど、終わるのにこれいつまでかかるの!?

本とは…。高尚な話はどこへ

ということでカッターで分解することにしました。

ペーパーバックとはいえ、背表紙の糊がかなり固いので、ページを切り離すのはちょっと骨が折れます。
ハードカバーでなくてよかった…。むしろハードカバーだったらすぐに諦めてたのでそのほうが幸せだったかもしれない。

中途半端にチャレンジ出来る状況と「ここまでやったんだから」という妙な達成感が、惰性的な原動力を生み出していました。

けど、分解した効果はてきめんで、撮影と修正に係る手間が大幅に減。
最初からコレやっておけばよかったねえ。
そして今、折返し地点近くのP315まで来ました。が。

ここまで空いてる時間にやってきたけど、この時間を他のことに使ったほうがよくない!?!?

そうなんです。気づいてました。
ここまで空いた時間を見つけてやってきましたが、この時間で無駄だなって。それに体感できたので、よかった…のかな?

自分の寿命を本をスキャンすることに使うんだな。
と思ったら、文字が自分の影で隠れないように頑張ってきたり、余白に黒い影が入らないようにしていた自分がとても矮小に感じてくる。

近々業者に頼もうかなとおもいます。
その後は、ページ数少ない本ならまたやるかもしれないけど、何冊もやろうとはもう思わないかな。

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