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息子が白血病になりました 12.熱が下がらない

 1クール目の抗がん剤が終わってから、ちょうど2週間後に熱が出始めました。
38.0〜40.5℃の熱が、2週間程続きました。
すごいですね、こどもって熱に強いらしく、40.0℃以上あるのに普通に起きておもちゃで遊んだり、お喋りしたりするのです。
私は38.0℃あったら寝る一択よ。
なかなか下がらないため、造影CTスキャンを行いましたが、特に問題なし。
骨髄検査と血液検査の結果、血球貪食が起こっているのではないかということがわかりました。

血球貪食症候群とは
 血管の中には組織球(マクロファージ)と呼ばれる細胞があり、細胞の死骸を食べて分解してくれています。
体内で炎症性サイトカイン(細胞間での情報伝達の役割を担うタンパク質で、中でも炎症を引き起こすものを炎症性サイトカインという)
が異常に増加してしまうと、組織球が異常に活性化します。
その結果、正常な白血球や赤血球、血小板などまで食べてしまうのが血球貪食症候群です。

 対応として、ステロイドの投与が始まりました。
入れはじめてすぐ、熱は下がり、血球も増えはじめました。効果覿面すごい!
ステロイドの副作用もあるかもしれませんが、食欲も戻ってきました。
このまま白血球が増えていけば、寛解しているかどうかの骨髄検査ができるようになります。がんばれー!

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