1年の私的大イベント・60km走〜めっちゃ疲れたけど最高の1日
この数年、毎月の30km走を続けています。そして、もう一歩踏み込んで「もしできれば」年に1回60km走をしようと、希望も込めた目標をひそかに立てています。
60kmにしたのは、普段の30kmの倍というキリの良さ以上に、体調を整えて準備すれば、私が日帰りでどうにか、何とか走ってこれそうな距離だから。昨年は昔のフィルムカメラ・ローライB35を相棒にして走りました。
ここからは、今年の60km走の話です。
走る場所と時期
60kmをどれほど長いと感じるかは、人により違うでしょう。毎年のように100kmとか100マイル(約160km)の大会に出るような人なら、60kmはなんてことない距離かもしれません。でも、私にとっては「超ロング走」。
楽しんで安全に走れる場所、途中で万一怪我をしたり心が挫けたりしてもバス停や電車の駅に無理なくたどり着けそうなエリアを選びます。
その上で大事なのが、走る時期。暑さにも寒さにも弱いことを自覚してる分、「快適に走れる時期」を選ぶことにはかなり気を遣います。
ただでさえ大変な距離なのに、熱中症にかかったり寒さでガタガタ震えたりしたら、ただの苦行にしかなりません。そこまでシビアなことは求めてないので、春か秋、なるべく気候の良さそうな日を選びます。
リュックと補給食
普段のランではリュックを持ちませんが、この距離だと必須です。着替えは駅のロッカーなどに預けるとしても、雨具と防寒を兼ねた薄いウインドブレーカー、飲料ボトルを最低でも1リットル分、万一に備えてヘッドライト、補給食などを入れます。
10リットルぐらいのランニング用リュックが、サイズ的にちょうどいいです。もし途中に果物の無人産直販売所とかがあれば、新鮮な果実を買ってリュックに入れることもできます。
いまのリュックはかなりへたってきました。気になっているのはこれ。使いやすそう。ちょっと割引されていますが、それでも高価です。
補給食で持っていくのはエナジージェルと菓子パン、チョコレートバー(一本満足バーなど)、バナナ、塩分タブレットなどです。朝、時間があればおにぎりを作っていくこともあります。チョコレートは気温高めのときは溶けるので注意。リュックの中で体に近い場所に入れていると、体温でも溶けます。
もうひとつ欠かせないのがナッツ類。普段からナッツ好きですが、長距離ランのときにもしっかりエネルギーになってくれて重宝します。いくつかの種類を試し、自分にはこれが一番というものを見つけました。
アーモンドとくるみ、カシューナッツに、バナナチップと乾燥いちじくも入ったものです。塩分と甘味を両方取ることができ、甘みは口のパサつきも抑えてくれます。今回もジップロックに小分けして持って行きました。
こんな場所を走った
それではラン開始です。いつもスタート前はたくさんスマホで写真を撮るつもりなのに、いざ走るとあまりシャッターを押しません。滅多にない機会なので、心地よく走りたいという気分が写真を撮りたい気持ちを上回るようです。
同じぐらいの時間をかけて山歩きするときには写真をたくさん撮ります。その違いが、自分でも興味深いところです。
そんな中で撮ってきた写真たち。海辺メインのコースでした。
いやぁ、疲れた。終盤はヨタヨタとしか進めませんでした。でも、やり遂げた感はかなりのもの。
走り終えて1週間ぐらい経つと「また今度、この距離を走ってもいいかも」という気持ちが芽生え、少しずつそれが強まっていきます。すぐにではなく、しばらく先にという感じです。来年の春か秋か、また走ろうかな。
あとで写真を見返すと、やはり「もっと撮っておけばよかった」と思いますね。それはまた、次回の課題にします。
いただいたサポートは、ローライ35Sやローライフレックス2.8Cなどで使用するフィルムの購入や現像などに使わせていただきます。