yuma_nishiie

21 : 環境、ジェンダー、梅干しとスパイス

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最近の記事

アジア料理店を求めてしまう話

昨年の10月、卒論調査(とは名ばかりのワーケーション)のためにオーストラリアはメルボルンに滞在していた。 メルボルンは芸術や文化の中心地で、シドニーと並んでオーストラリア第二の都市として知られている。世界一住みやすい街に選ばれたこともあってか、まさに人種のるつぼ。街を歩けばいろんな宗教、人種、国籍の人に遭遇することができる。 誰もマイノリティになることがない、そんな街だ。 食べるのが好きということもあって、私は旅行先のご飯には常に一食一魂で臨んでいる。その土地のローカルフ

    • 「私たちは美しいものを大切にできなくなった」ー蜷川実花展から

      蜷川実花展にいってきた。 混雑を避けるためか、入場は時間帯ごとに完全予約制となっていたが、土曜日だったために夕方でももの凄い盛況ぶりだった。 EiMが手がけるインタラクティブな空間設計や映像作品は素晴らしかったけど、展示作品よりも私が衝撃を受けたのは来場者の行動だった。 ー 会場内は基本的に撮影可能となっているのだが、会場に足を踏み入れた瞬間、(私と今回の展示会に誘ってくれた先輩以外)ほぼ全員がスマホを取り出し、入口にある作品を一斉に撮り始めた。 まるでフラッシュモブ

      • 黒パンのすすめ

        最近のマイブームは、と聞かれたら「黒パン」と答える。 親しい友人たちがフォローしてくれているご飯記録のインスタアカウントでこのマイブームについて共有しようと思ったのだけど、次第に私の中で「黒パンを勧めたい欲」が盛り上がってきてしまったので、こうしてnoteを綴っている。 そもそも「黒パン」とは?何が魅力なのか? 私の独断と偏見も込みで解説していきたいと思う。 「黒パン」とは黒パンとはライ麦で作られたパンのことで、主にロシアや東ヨーロッパなど小麦が育たない寒冷な土地で食べ

        • やってもやらなくてもいいことをちゃんとやるって、実はめちゃくちゃ大事なんじゃないかと気がついてしまった。

        アジア料理店を求めてしまう話

          言葉が出なくなる現象、英語にも影響をきたしている。 言葉が浮かばなかったり、どもったり。積み上げたものが崩れている感じがして悲しいし、悔しい。 でも、私は多分すごい大事な時期にいるんだな。それにしっかり向き合うべきだし、ちゃんと受け止めて前に進む自分、偉い!

          言葉が出なくなる現象、英語にも影響をきたしている。 言葉が浮かばなかったり、どもったり。積み上げたものが崩れている感じがして悲しいし、悔しい。 でも、私は多分すごい大事な時期にいるんだな。それにしっかり向き合うべきだし、ちゃんと受け止めて前に進む自分、偉い!

          言葉が出ません

          最近思うように言葉が出てこない。 作品など見た後に当たり前のように感想を聞かれるけど、自分の感情や思ったことを洗い出して言葉にすることが前ほど早くできない。 普通に話していても最近その現象が起こる。 「内」をちゃんと聴くのに必死すぎて、外に「言葉」として出すのが難しい。 私はどう感じた? 本当にそう思ってる? 自己と向き合うのに加えて、最近はポリコレなんかも意識してしまう。 これをいったら相手は傷つくかな? と誰も傷つかない言い方を模索するようになった。 自分の心

          言葉が出ません

          「由真さんって、何にでもなれるけど、ちゃんと”個性”があるよね」って。 なんて嬉しい褒め言葉なんだと思いました。

          「由真さんって、何にでもなれるけど、ちゃんと”個性”があるよね」って。 なんて嬉しい褒め言葉なんだと思いました。

          変なところで冷たくて、乾いてる。 だからいろんな「境界」に居られるのかも。

          変なところで冷たくて、乾いてる。 だからいろんな「境界」に居られるのかも。

          局面に立ち会うことは、縁がある、と言えるのかもしれないけど、重すぎて逃げ出したくなる。

          局面に立ち会うことは、縁がある、と言えるのかもしれないけど、重すぎて逃げ出したくなる。

          [憧れの人]を聞かれた時に「いません」と答えられるようになった。これまで「こうなりたい」と思う[憧れの人]を沢山作ってその人の姿を目指す、みたいなことをしてきたけど今はどうでも良い。別に誰みたいにもなりたくない。私は私で最高。 ギャルギャルしい気持ちで迎える新年度、最高🌺

          [憧れの人]を聞かれた時に「いません」と答えられるようになった。これまで「こうなりたい」と思う[憧れの人]を沢山作ってその人の姿を目指す、みたいなことをしてきたけど今はどうでも良い。別に誰みたいにもなりたくない。私は私で最高。 ギャルギャルしい気持ちで迎える新年度、最高🌺

          SNSを使うようになってから人と会ってないのに人のことばかりを考えるようになった気がする。 私が送るメッセージ、投稿する文章、添える写真、受け取る人は何を思うんだろうかって。何に対しても慮るようになった。良いのか、悪いのか。

          SNSを使うようになってから人と会ってないのに人のことばかりを考えるようになった気がする。 私が送るメッセージ、投稿する文章、添える写真、受け取る人は何を思うんだろうかって。何に対しても慮るようになった。良いのか、悪いのか。

          食のこだわりとうやむや

          私は食べることが大好きだ。 美味しいものを食べているときが一番幸せだし、好きな人たちとその瞬間を共有できたら、そりゃもう最高と思う。  でも、食は私が大切にしたいことや、気にしたくないけど気にしちゃうことを包含しすぎていて、たまに何を食べるかで悩んで、すっごいめんどくさくなる時がある。 単に美味しい、だけじゃなくて、環境、人権、健康、持続可能性。でも人と共有する食の楽しさも担保したい…。 「食に対してこだわりあるよね」と言われるけど、このうやむやしながら食べるものを選ん

          食のこだわりとうやむや

          いわゆるオーガニック支持者ではあるんだけど、実質有機栽培や自然栽培で野菜を育てている近所のじいさんばあさんに「オーガニック」という言葉を使うの、なんか嫌。なんか洒落散らかしてて嫌。

          いわゆるオーガニック支持者ではあるんだけど、実質有機栽培や自然栽培で野菜を育てている近所のじいさんばあさんに「オーガニック」という言葉を使うの、なんか嫌。なんか洒落散らかしてて嫌。

          浜松と休学 aka: 戦場と休戦

          休学が始まった。 半年間は環境NGOのリモートインターンをさせてもらうことになったのだけど、リモートだったら実家に戻った方が生活費も浮くし、ということで、先週から実家のある富士市に戻っている。 3年ぶりに地元に戻るのは、なんだか変な感じがしたが、やはり故郷。一週間のうちに随分と慣れた。 原付の乗り方を教えてもらったり、お昼を食べに出かけたり、一緒に気になるお酒を飲んでみたり…。両親との暮らしも割と楽しんでいる。 そんな中、大学通学のために3年間暮らした、浜松での日々を振

          浜松と休学 aka: 戦場と休戦

          ”意志"<"意思"

          すこし前まで「意志が強い」という言葉に強烈な魅力を感じていた。 自分を持っている感じがするし、何か頑ななものを感じさせる、 一つのことをやり遂げようとする姿勢が言葉から見えていた。 けど今は、  この言葉に前ほど惹かれなくなった。 高校時代の国語の勉強でお世話になった「マナぺディア」は"意志”について、 と説明している。 ちょっと前の私なら、この文章読んで「素晴らしい!」と絶賛していただろう。 やるぞ!と心に誓って、 その気持ちを積極的にキープするなんて、 カッコいい

          ”意志"<"意思"

          「社会問題知りたい欲」 〜オーストラリア留学の話〜

          社会問題への関心が強い方だと思う。 というのも、春休みだし、大学に入学してから今までやってきたことを整理しようと思って、ノートに書き出してみたら、そのほとんどが、社会の問題に対する私なりのレスポンスのように思えたのだ。 実際に周りからも、ユマはそういうのに敏感だよね、と言われる。 社会について知りたいと思うようになったきっかけはいくつかある。 だけどやはり、高校一年のときに、オーストラリアのダーウィンで10ヶ月間生活したことが、私のこの「社会問題知りたい」欲を爆発させ

          「社会問題知りたい欲」 〜オーストラリア留学の話〜