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【2024年3月】読書記録

毎月の読書記録。
2024年3月の振り返り。


3月はこちらの3冊

  1. ほしいものはなんですか? / 益田ミリ

  2. 考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール / ⁡益田ミリ

  3. 世界でいちばん透きとおった物語 / 杉井光

この中から2冊について感想を。


■考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール/益田ミリ⁡

2017年~2019年のフィンランド旅行の記録。

「2017年は娘ちゃんが1歳だった頃かぁ」なんて考えて、今読んでいる間にも、世界中で旅をしている人がいるんだなぁとか考えて、なんかいいなぁ海外行きたいなぁ、行くとしたら子どもたちとどこに行くのがいいんだろう?とか、一人で今海外に行くならどこに行こうか?とか、妄想が膨らんだ。
(そしてもれなく、その旅行はいくらかかるんだろう、と急に現実的になり尻つぼみ。。。)

ミリさんの本でいつも楽しみにしている“ミリさんの空想の世界”や“ユーモアあふれるセリフ”、そして“哲学的な問い”。
この本からもたくさん刺激を受けた。

旅に出るから考えるのか、考えごとをしたいから旅に出るのか。

「考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール」より

人とは違う角度から質問しようなどという気持ちは微塵もなかった。みんながどんな景色を見て暮らしているのか知りたかった。つらいことがあった夜、この人たちは自分の窓からなにを見るのか。

「考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール」より

今後の人生、ちょっとしたものくらい、もう直感で買おうぜ、わたし!

「考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール」より

窓辺の席で女性がひとりパソコンに向かっていた。
もしあの人が作家だとしたら、今、どんなことを書いているのだろう?
そう思うとますます作家に見えてきて、「タリンのカフェで見かけたアジア人」としてわたしは彼女の作品に登場するのかもしれない、などという楽しい空想をするのだった。

「考えごとしたい旅 フィンランドとシナモンロール」より

ミリさんが書いてくれたお店や様々なスポットにはどれも行きたくなる。
この本は、フィンランドについて書かれたどの本よりも旅行誌よりも、フィンランドの魅力がわかるのではないか。
各スポットへの交通手段もわかりやすいし、見える景色の描写も素敵で、もしフィンランドに行くことになったらこの本を絶対に持っていくだろう。

フィンランドに行きたい。足腰が丈夫なうちに。


■世界でいちばん透きとおった物語/杉井光

この本のレビュー投稿をたくさん見かけて、気になって読んでみたら。⁡
“電子書籍化絶対不可能”ってそういうことだったのかぁ……となる。⁡

とにかく新感覚な小説。

終盤に次々に解明されていく場面。
途中よくわからなくなり一旦情報を整理したけど(苦笑)、理解するにつれて“本をつくる”過程のミクロの部分はこんなことになってるのかといろいろ感心し、最後の最後でうわぁーとなる。⁡
(……表現が意味不明(汗))⁡

「この人、怪しいな」なんて簡単に考えていた、私の推理の浅はかさよ。。⁡
レビューを書いている方々の投稿が興味深いので、また巡回してみよう。⁡⁡


読みたい本を楽しみに、今の日々を乗り越える

3月から4月にかけて、本当に読書する時間がとれない。。。ストレス。。。

子どもたちの進級や、自治会の役員や、職場の異動や。
自分と向き合う時間がじっくり取れないことはしんどい。

もう少しで落ち着くはず。
読みたい本たちを楽しみに考えながら、がんばるぞ。



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