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note初め

謹賀新年。

 大晦日の夜は尼崎の銭湯の食堂でお蕎麦を食べました。
 去年は違うところで放映されていた紅白歌合戦が、お座敷席から見える場所で流れていたので、この視力ではよく見えないし、音はあまり聞こえないけれど、なんとなくちらちら観ました。「天城越え」の歌声がいちばん通っていてよく耳に届きました。そういう声質があるんだなあと思います。

 ちょっと老けた自分の意見なのですが、その年に流行した歌というよりも、一年に一度耳にしたら嬉しい名曲が流れるのが好きだなあと思います(そうじゃないと出演出来ないタイプの歌手もまあありますし)「瑠璃色の地球」などを耳にするとぐっときます。勹″ッと<るっす(c)大森靖子

 で、このタイミングでは本当に手遅れなのですが、2019年の紅白歌合戦に出演したサザンオールスターズをちゃんと観たかったです・聴きたかったです・残念です。2019年年越しのときも同じ銭湯のお座敷に居たのですが、そこから観えるTVは、すべらない話? か、なんかそういうので、紅白は違う場所のTVで流れていたのですね、残念ですね、とても残念ですね。

(つまり自宅にはTVはありません)

 あと、私は短歌カウントダウンというtwitterイヴェントに参加していたので、1:06に短歌をtweetする役をいただいていて、1:00くらいから緊張でかちかちカッチカチになっていました。食堂で今年詠んだ短歌を見直していて、どれをtweetするか決めたのも23時くらいなのですが。まあ間に合ったので良い。

すみれ降りつもりて町は雪のなか
ちいさないきもの手で暖める
(2020/03/29)

 これは分かち書きというか改行した方が良い短歌なのかな。どうでしょう。去年の私の原稿から家人が拾った決め科白は「どうでしょ〜」でした。そうか。

 読み初めは『ダス・ゲマイネ』『トパーズ』『堀田』あたり。『堀田』が元旦に古書店経由で届いて、『トパーズ』は昨年から読んでいた続きで、これでは新年よりエロとSMのひとになってしまう、と太宰治を交ぜました。別になってしまうわけではないのですが。

『太宰と井伏』も再読したりしています。

 講談社文芸文庫はセール時(kindleの)にしか買えないほどの値段なのはどうにかならないのでしょうか。書籍の値段はこれ以上に沸騰してゆくのでしょうか。本が売れない時代っていうことは、買える本は高くなるのかな。やだなあ。

 樹脂粘土で鏡餅と牛(丑)を作ったら、家人に「生き難そうなひとの作ったものに見える」と云われ、生きづらいなんて言葉が本当に大嫌いだったのですが、今年は若干生きづらいっぽいムーヴでいきたいです。いやどうでも良いです。

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「瑠璃色の地球」は、『打ち上げ花火、横から見るか 下から見るか』のアニメ版で、なずなが突然アイドルのふりをして歌い出すという展開で結構へこみましたが、子どもの頃コーラス曲で聞いていたり、【あなたと私の苦悩の開放】が一気に【ひとつしか無いこのほしを守りたい】にぶっ飛ばすところとか、普通書けない歌詞を書ける瞬間というのは良いと思います。その瞬間そのひとは天才だった。

 そう云えばなんかこの歌聞いたことあるなあ、アニメ? 動画? 朗読? わっかんないなあ〜〜と思っていた「Happiness」という曲は、つじあやののCDに入っていた、とふと気づく。嵐の曲なんですね。知らなかった。


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