見出し画像

小児がん、辛い治療に耐えています。

更ちゃんは、退院してくる度、元気になっています。今回の一時退院では、前回よりもまた更にパワーアップして、大声で怒鳴ることも度々ありました。それがなんともキュートなのです。大威張りで怒鳴るのです。お腹の底から声を出して叫ぶ姿に喜びを感じます。
ストライダーもビュンビュン飛ばして走り抜けて行きます。お胸にカテーテルご入っているので、転んだり、ぶつかったりしてカテーテルが外れる様なことがあったら大変なので、ハラハラしながら見守っています。
元々、暴れん坊の更ちゃんなので、動ける様になったのがとても嬉しい様で、走り回ったりぴょんぴょんとジャンプをして見せたり、お布団の上では、でんぐり返しをする勢いですので、本当に目が離せません。眠っている時は、少し前までは、おとなしく同じ場所で眠っていたのですが、最近はゴロゴロ転がってあっちにこっちに大移動しています。お胸は痛くないのかしら?と娘と私は心配していますが、本人は
『いたいない(痛くない)よ』
と平気です。

念願だったさとちゃんにも乗れて満足な更ちゃん。

今日からまた更ちゃんは入院し、3クール3回目の治療が始まります。今回は、日曜日から木曜日まで4泊5日の入院です。入院という響きにはもう慣れてきましたが、治療のことを考えると心配もあります。明日は髄注なので、髄注の日は心配でいつもハラハラしています。付き添いの娘も、髄注は毎回心配でベッドに戻ってきてからも目が離せないと言っています。パニック症を抱えながらも、付き添いの娘も更ちゃん同様、頑張っています。


プレイルームが憩いの場所の更ちゃん。


付き添いの娘から、小児がんで入院している子供たちのお話をよく聞きます。
更ちゃんは急性リンパ性白血病ですが、他に脳腫瘍や他の腫瘍などの小児がんと戦っている子供たちもいます。年齢は0歳から中学生まで幅広く、比較的男の子が多い様です。
3歳の更ちゃんのお部屋はベビールームで同室のお友達は2歳になったばかりの女の子2人とのことです。ほぼそのお部屋にいる様子です。

小学校高学年、中学生くらいになると更ちゃんと同じ治療でも、抗がん剤の副作用、副反応は様々でとてもキツく辛い様です。
そんなキツく辛い治療にみんな頑張って耐えて、明るく元気に入院生活を送っているのだそうです。大人でも悲鳴をあげるくらいキツい治療で、むしろ大人は耐えられないだろうと医師からも聞きました。そんな治療を頑張っている子どもたちに私は可哀想と思う気持ちを持つのをやめたいと思いました。可哀想にと声をかけるのではなく、
『偉いね!よく頑張ってるね!誇りに思うよ』
と、英雄として扱ってあげたいし、社会からもそう扱って欲しいと願っています。
そして、みんなが元気になって、それぞれの人生を楽しく生き抜いて欲しいと思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?