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りりこの脳腫瘍

三姉妹のシングルマザー、ゆりこです。

長女りりこに脳腫瘍が見つかったお話です。

救急搬送から一夜明け

下校中、歩道で倒れているところを発見され、救急搬送された長女りりこ。

搬送先での検査の結果、脳の中に水たまりができる「くも膜のう胞」による「てんかん発作」だったのでは?とのことで、そのまま入院することに。

翌朝、制服をクリーニングに出してから入院準備をした大きなバッグを持ち、病室に行きました。

すぐにお話がありますと、昨日のドクターに呼ばれました。

教授とのカンファレンス

昨日の画像診断、教授とのカンファレンスの結果、くも膜のう胞ではなく、「ピーエックスエー」「たけいおうしょくせいさいぼうしゅ」の疑いがありますと言われました。その疑う理由も聞きましたがよくわからないまま、手術の日程を〇月〇日、入院は〇月〇日にしてくださいとドクターは続けます。

あまりに急なお話で、キョトンとしてしまいましたが、お断りできるはずもなく、まずはわかりましたとお返事しました。

返事はしたものの、全然わかっていないことも明らかで、聞いただけでは病名が理解できないと言い、「PXA」「多形黄色星細胞腫」と紙に書いてもらった程です。

脳腫瘍の画像

詳細なMRIの画像を見ました。CTの画像を見た時も思いましたが、ものすごく大きい黒いかたまり。こんなに大きなかたまり?水たまり?がここに入るの?と驚くほどです。上から見ると、脳の4分の1は、黒いかたまりがあるように見えます。

手術となると、ストロー状のもので水を出す感じですか?それとも開けて全部切除するのですか?と聞きました。
病気の状態や術式の説明は、来週教授から直接お話があるとのこと。手術の種類はいくつかあり、お話ししてくれたドクターは、何通りかの術式を説明してくれました。

脳腫瘍とスポーツ

「来週末、スポーツの大会が‥」
「残念ですが、スポーツは禁止ですね‥」

幼稚園から続けてきたスポーツを、まさかこんなカタチで辞めることになるとは思ってもみませんでした。

「なんかあっけなく、こんなふうに終わるんだね」

りりこは両手を広げて、おどけて言いました。

すぐに辞めなくてもいいとは思いますが、復帰は厳しいと私も思います。選手としては無理でも、いつか、楽しんでスポーツをしてほしいと思います。

入院準備の退院

救急搬送から1泊の入院で、一旦家に帰ることができました。
次の日の面接試験も、入院までの数日の通学も許可がおりました。

長期入院準備といろいろな人への連絡、二女と三女の送迎、本当にバタバタと時間が過ぎます。

りりこに夕食リクエストある?と聞くと、お刺身が食べたいと言いました。クリーニング屋さんに行くついでに、スーパーでお刺身を買いました。

食欲も変わりないし、元気いっぱいのりりこ。本当に脳腫瘍があるのでしょうか?

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