マガジンのカバー画像

火事に遭われた河瀬さんを撮影させていただくことになりました。

4
ご一家の「これから」を撮影し、撮らせていただく者として感じたことをnoteに綴っています。
運営しているクリエイター

記事一覧

「おかえりなさい!生れ変ったコトリの家に。」家事に遭われた河瀬さんのあたらしいお家。

「おかえりなさい!生れ変ったコトリの家に。」家事に遭われた河瀬さんのあたらしいお家。



河瀬さんが火事に遭われた、2020年2月。

何もかも焼けてしまったお家。
その時から、何度か写真を撮らせていただいています。

そして1年以上が経ち、ようやくあたたかくなった来た3月のある日。

私は久しぶりになってしまいましたが、お家が新しく生れ変った引き渡しの日、写真を撮りにいくことになりました。

河瀬さんのお家には名前があります。通称「コトリ」です。名前の由来は、前のお家を設計された

もっとみる
火事に遭われた河瀬さんご一家を撮影させていただくことになりました。

火事に遭われた河瀬さんご一家を撮影させていただくことになりました。

焼けてしまったお家を片付けるべく伺ったこの日、久しぶりにお会いできた河瀬さん。

まさかこんな形でなんて夢にも思いませんでした。

初めてお会いしたのは、西日本豪雨災害の被災地でした。新たな復興支援を目指す一般社団法人FUKKO DESIGNの代表理事をされている河瀬さんと、視察に同行させて頂いたことがきっかけです。

集落ごと流されてしまった場所や、あたり一面が浸水しゴーストタウンになってしまっ

もっとみる
笑顔のうらがわと、家族写真。

笑顔のうらがわと、家族写真。

仮住まいに引っ越したての河瀬さんご一家の仮住まいへおじゃますることになりました。「これから」を撮影するにあたって、まずは自分を知ってもらう為のご挨拶です。

撮影するに至った経緯はこちらから↓

カレー作りのリクエストがあったので、伺う前に材料を買ってお宅へ向かいました。この時、河瀬さんご家族は引っ越してからはまだ3日ほど。お言葉に甘えて伺うことにはなったけれど、どんな顔をしていけばいいんだろう。

もっとみる
今だから感じられる、本当に必要なもの。

今だから感じられる、本当に必要なもの。

緊急事態宣言が出される前。解体が始まるお家で写真を撮りに伺いました。

河瀬さんの友人であるボランティアの方々と一緒にお家の中を片付けたあの日と比べ、あの時にあったたくさんのものほとんどが撤去されています。

*撮影に至った経緯はこちらから

家族みんなで集まった思い出のダイニングテーブルの上に置かれたお花。燃えてしまったお家の中に置かれたその花は、外で見るものとは違う色をしているように見えました

もっとみる