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人間なにをしても好かれる人には好かれるし、嫌われる人には嫌われる。

『魔女の宅急便』にはキキを応援する魅力的な人たちが登場する。その中でも、トンボという少年が、わたしは好き。

キキを初めて見たときからキキを気に入り、なんども声をかけている彼は”魔女”であるキキを受け入れて、空を飛べることを羨ましがっている。

でもキキはそんなトンボ少年を邪険に扱っていて、「ついてこないで!」とか結構つっけんどんな態度でトンボを追い払っている。

いやいやいやそこまで悪態つかなくても……とツッコミを入れたくなるほど😂


でもどんなに悪態つかれても、トンボ少年のキキへの好意の態度は変わらない。

ふとこれを見て、思ったことは、

人間なにをしても好かれる人には好かれるし、嫌われる人には嫌われるんだなぁ

ってこと。

よく「2:6:2の法則」というものを聞く。

「2:6:2の法則」とは、どんな人でも2割の人には嫌われて、6割の人はどっちでもなく、2割の人は自分を好きになってくれるというもの。

https://mery.jp/1058572


どんなに人気のアイドルでも、全員から好かれるということはない。無関心な人もいるし、なんとなく苦手な人もいる。


『魔女の宅急便』では、パン屋のオソノさんや、トンボ、ニシンのパイを作ったおばあさんは、キキのことが好き。でも街の人はキキのことを好きでも嫌いでもどっちでもないし、キキのことを苦手と思う人もいる。

なにをしても、逆になにをしなくても、好かれるものは好かれるし、どうあがいても嫌われるときは嫌われる。

そう思うと、心が楽になる。

トンボ少年とキキ

無邪気でやさしくて人懐っこい笑みを浮かべるトンボ少年が、悩んでいるキキに対して「才能をいかした仕事だろ、すてきだよ」と言うシーンがある。

ああ、キキのことを、ありのままのキキとして、見ているんだなぁって思ったシーンだった。

そういう言葉をすなおに相手に言えることがすてき。

もちろん好かれるために、多少の努力は必要だし、コミュニケーションは大切だけど、それでもどんな自分でも受け止めてくれて、すてきだと言ってくれて、好いてくれる存在がかならずいる。

家族かもしれないし、恋人かもしれないし、友達かもしれないし、先生かもしれない。

どんな形であれ、そんなすてきな人と出会えることが、とても幸せなことなんだと思う。


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