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緩めた先の、身体の使い方。

緩めて緩めて緩めた先に実際どうやって

身体を整えていくのか?
身体を使えばいいのか?

こんな疑問を持つ方もいるだろう。
実際に質問を受けることもある。

【今】身体の使い方が知りたい
と思う方が多いが、一度考えてみてほしい。

【今】楽じゃないから身体が痛い
【今】楽じゃないから使えてない
【今】使えてないから身体が痛い

んですよね?
つまり【今】の状態では使うことが難しい、
という現実をまずは受け止めてはどうだろう?

多くの人が、いかに早く緩んで
多くの人が、いかに早く整って
多くの人が、いかに早く身体の使い方を知るか

に照準がある中

【自然とわかるようになります】

という言葉はもどかしいに違いない。

「いかに早く」という方ほど
以前よりは緩んでいても…緩みが足りないのが殆どでそれに気づいていおらず。
いや見ようとしていないのか?

効率性を重視してご自身の身体感覚に
目を向けようとしないのはとても残念…
だけれどもそれもまた過程なのだろう。

実際。

緩んだ感覚も、整った感覚も、身体の使い方感覚も、全てその感覚はあなたのものなのに何故人に聞くのか?
私の感覚を聞いて何の役に立つのだろうか?

先日、お客様が
ご自身の身体感覚を掴みかけている話を聞き
大大大興奮をした。

この崩れている感覚がわかるとか
緩んでいる状態がわかるとか
どこにあると緩んでいるのかとか

もう鼻血が出ちゃうくらいの大興奮で
我を忘れて「そう!それ!!その感覚」と
声高に叫んでしまった位。

ここまでの感覚を掴めるまで、ご自身と向き合い続ける事が難しい…と感じる方が一定数いるのは事実だけれど
私だから出来るのではなく誰にでも可能性がある
というのもまた事実だと思うのだ。


この感覚を掴んで頂く為に緩めている。
この感覚を深くして頂く為に緩めている。


緩め続けた先に、ある日突然。
不思議だけれど本当に突然に
この感覚がわかるようになってきて
自然と身体の使い方も変わってくるのだ。

正確には、分かってくるからこそ、使い方が変わってくる。


だからこそズレた時は
身体を使う中で自分で気づくし
身体を使う中で固くなった所に気づく。

そしてどう身体を使ったらいいのか
が段々と分かってきて…この精度は
緩めるほどに高くなる。

だから今のわたしは
施術が必要にならないのだろう。

そして緩めて緩めて緩めた先に
身体の使い方が分かったころ
身体だけではなくご自身の世界もまた
変わったことに気付くだろう。

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