【私自身のこと】2022/04/17 大好きな編み物もできない…「うつが酷くて身体が動かない」感覚って?
今回は私自身の病気について、お話します。
詳しいプロフィールや病気のことは固定の「自己紹介記事」に書いています。
お時間がありましたら読んでくださると、この記事も読みやすいと思います。
前置きはこれくらいにして、早速お話していきましょう。
私の病気と今の症状
時間がない方のために、簡単に私の病名と症状だけお話しますと…
診断名は「適応障害(抑うつ状態)」★
パニック障害
過呼吸
フラッシュバック
ストレス性健忘 (解離性障害)
過眠と不眠
★マークがついている症状をメインに、今日のテーマである「うつで身体が動かない」感覚についてお伝えしていきます。
(私の場合です。個人差があります。)
いえ、全部の病気や症状が、複雑に関係しているとは思うのです。
ですが、複雑すぎて1回では説明できないので、今回は省きます。
適応障害(抑うつ状態)について
唯一診断名として主治医から直接教えてもらったのが、この病名です。
適応障害って何?と聞かれたら、ちょっと困ってしまいます。
いろんな環境やストレッサー(刺激)への反応が、人よりも過敏であったり、心身に不調をきたしたり、生活に支障が出るほどのうつ状態になったりする…
調べると出てくることなのですが、いまいち私の中では適応障害であるという自覚がありません。
その反面、抑うつ状態については、頷きすぎてクビが取れちゃうよーってくらい、ネットで見かける「うつの症状」に当てはまります。
何もないのにいきなり悲しくなる、涙が出る。
楽しいとか嬉しいとか思えない。
酷くなるとなんの感情も湧かなくなる。
動きがスローになる。
しまいには動かしたくても動かないし、動きたいとも思えなくなる。
人に会いたくないし、外に出たくない。
やりたいことができない、大好きなことも楽しいと思えない。
症状を挙げるとキリがないくらいです。「うつ」と言っても本当に患者さんの数だけ、人の数だけ症状や程度も感じ方も違います。
私が感じている「うつの症状」というのも、一つの例だということを忘れないでください。
もし、ここに挙げたような症状と違う症状を訴えるうつの方がいても、なんの不思議もないんですよね。
むしろ、どんな症状なのか、どんな困る事があるのか知りたいくらい…
と、これはいずれ別の機会に掘り下げるとして…
元凶はこいつ、「うつ」です。
私のやる気と気力をすべて奪い取っていくんですー!!!!
だって想像してみてください。
さっき説明した状態で、普通に朝起きてご飯食べて、仕事して人と会話して、帰ってきてご飯食べてお風呂入って、趣味の時間も…
なんて、できるかーーーーーーーい!!!!怒
私はお部屋のお布団と友達だい!!!!
と、頭のどこかでは考えているのでしょうがね…
思考の大半は…
「なんで身体動かないの…どうしてこうなってしまったの…」
「無理に動いたらもっと悪化した…なんで私は普通の人みたいに動けないんだろう…」
「ご飯も食べられないよ、起き上がることも身体がつらいよ…誰もわかってくれない…」
こんなことを占めています。つらい、動きたいのに動けない、周囲にはわかってもらえない悲しみ、自分が情けない。
なんでこんなことが起こるんでしょうね。昨日までは元気に大好きなハンドメイドも出来ていた、ご飯も食べていた、特に負担に思うこともなかった…
主治医と臨床心理士、2人の先生に言われたこと
私は2人の専門家に聞きました。私の主治医と臨床心理士であるカウンセリングの先生です。
主治医曰く。
「眠るということも、はるさんの身体が、心が、SOSを発信しているということなんですよ。眠ることで回復しようとしてるんです。眠いときは寝ていいんです。起きれそうだったら、しっかりご飯を食べて。食べたくなかったら、食べたいものでも好きなものでも、なんでもいい。飲み物でもお菓子でもいい。それでまた寝ればいい。」
「調子がいい時も、あるでしょう?波があるものなんです。それが当たり前。調子が悪い時があっても当たり前。調子が悪い時には、なんにも頑張ろうとしなくていいんです。寝てていいんです。ご飯は食べて欲しいけどね。はるさんは、ご飯食べなきゃいけないこと分かってるよね?じゃあ先生から言うことは何もないですよ。しっかり寝て、そしたら嫌でもお腹がすいて目が覚める時が来る。すっきりしたら、また好きなことして過ごせばいいんです。」
臨床心理士の先生曰く。
「ご飯はね、これ以上痩せてしまったら、先生も心配だし、お母さんも心配だと思うから、好きなものとかなんでもいいから食べて欲しいけれどね。
でもはるさんは、周りが心配してることも、全部分かっているんだもんね。それでも動けない時は、もちろんあると思うし、すごく焦るよね。はるさんは真面目だから、『なんとか動かなきゃ、起きなきゃ』って頑張っちゃう。」
「眠ることで脳は、日中のこととか考えてることとか、いろんなものの仕分けをしているの。だから、眠ることはとても大切なのね。だから、眠いときは、身体が眠りたがっているってことなんだよ。はるさんの身体にも心にもこれ以上負担にならないように、寝よう、眠って休もうって合図なの。」
「お母さんは心配症なところがあるから、もしかしたら、はるさんがご飯も食べないでずっと寝ていたら、何か言ってくるかもしれないね。そんなときは『寝たら元気になるから、起きたら食べるから、ご飯残しておいてね。少しだけそっとしておいてね』って伝えてみよう。はるさんの身体が一番大事。」
私の症状は異常でも何でもない当たり前のことだった
正直、こんなこと言われると思っていなくて、目玉が落っこちるかと思いました。
絶対怒られると思っていたから…
この話を聞いて、私は心底安心したし、私の病気は眠ることも回復のために必要なことだったのだと分かりました。
てっきり、私が怠けているとか、気合が足りないとか、不規則な生活をしているからとか、そんなことを言われると思っていました。
家族にも、早起きして、朝日を浴びて、日中活動すれば自然に夜眠くなる、とか言われていました。
家族の言うように、やってみようとしたんですよ。
でもね、できないんです。何度挑戦しても。
そのうち、頑張ろうとすると体調を崩す始末。
そりゃそうだ。身体は休めって言っているのに、そんなSOSを無視して動いてたら、いずれは倒れます。
最近は家族も少しだけ理解を示してくれるようになりました。
(ひと悶着もふた悶着もあったけれど笑)
私流「身体が動かないとき」の対処法
現在、私は身体が動かなくて、起き上がることもつらくて、眠いときは「潔く寝る」ようにしています。
早く回復して編み物をしたいし、ハンドメイド販売をしたいし、ライティングの仕事もしたいし。
そのための近道は、いつもと違うと感じたらすぐ休むこと。
急がば回れ、ですね。
たくさん新作を作りたいけど、もっと長い目で見て、元気にハンドメイド活動できる方がいいに決まってるじゃないですか!
ゆっくり寝て、音楽を聴いたりぼーっとしたり、食べられそうな甘いものを食べて、また寝て。
「気持ちが沈んで、身体が動かないことに焦って、自己嫌悪して、もっと身体が動かなくなって…」
そんなループは断ち切っちゃえ。
考え方を変えるのはすごく難しいけど、簡単なことじゃないけど。
「寝る」これだけ。身体と心が求めるものに抗わないこと。
終わりに
あくまで私の個人的な感じ方や対処法です。
主治医や臨床心理士の先生のアドバイスも、私の場合は…というものです。
誰にでも当てはまるものではありません。
でも、こういうケースもあるよ、ということを知ってもらえたら嬉しいです。
「身体が動かない、つらい」というのは怠けているのではないと知っている人が増えたらいいなと思います。
「うつ」はとても身近な病気です。誰がかかってもおかしくありません。
家族かもしれない。友人かもしれない。自分かもしれない。
この記事に興味を持って、最後まで読んでくださったことに感謝します。
私は、身体が動かない時も、大好きなことをするための準備期間だと思って過ごしています。
そう思って休めるようになりました。
今、「身体が思うように動かない、うつの症状がつらい」人にも、周囲の人にも、この記事がなにかの役に立ったらいいなと思います。
読んでくれてありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょうね!
あなたの記憶に、「私」が残っていたら、「私」がちゃんと生きていた証です。 どうか、覚えていてくれますように。