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これからはWIN-WINではなく、いかにLOSE-LOSEの関係をつくれるか


このブログも始めて7年以上経過しますが、これまでなんとか自分で決めた月1回の投稿を継続できています。(内容は褒められたものではないですが、、、)

ただ、このところ本当に忙しく、今回は期限となる月末30日の深夜まで片付けないといけない仕事に追われる予定でしたので、正直今回こそは途切れる、、、と観念していました。

しかし、先ほど驚くべきことに、連日私が忙しそうにしているのをみた周囲の同僚が、今日の夕方にあった大量の仕事を手分けして手伝ってくれ、なんとこの時間にこうして少し記事を書く時間が確保できています!
(私がこのブログを書いていることを同僚は知りません。)

このエピソードとつなげるのはかなり強引なのですが、
個々がバラバラでやっているととても無理だと思った仕事でも、
周囲と協働して取り組めれば、組織というのは、その中にいる人も驚くくらい大きな力を秘めているのではと思います。

組織のこれからを考える上で、ある人に教えてもらってキーワードだと思っていることがあります。

それは、これからの時代、WIN-WINではなく、LOSE-LOSEの関係をいかにつくるかということです。

現在、経営環境がよくない会社は増えていると思います。

業績が上がらないので、仕事は安くてもとらないといけない状況です。
赤字にならないためには、以前にも増して量をこなして忙しく働かざるをえず、中で働く人が疲弊していく会社も多いのではないでしょうか。

そのような会社は皆が忙しいので、これ以上仕事が増えると自分が持たないと同僚、他の部署と仕事を押し付けあう関係性が生まれがちです。
必然的に周囲は自分の状況に無理解で、無理難題を押し付けてくる敵に思えてくるのです。

こうした状況だと、お互いに主張が叶い合う、WIN-WINの関係性はつくれません。どちらか立場の弱い方が我慢し、燃え尽き、離職するという状況も生まれているのではないでしょうか。

ですが、もしかすると、お互いが相手の状況と組織全体に起きている構造を知り、主張を譲り合うことで、自らも驚くような解決策が見つかることもあるように思います。

私はそのような関係性には以下の3つが必要だと思います。

1.お互いの抱えている業務がどのようなものか見える化される

2.お互いがその役割の中でどのような気持ちで日々頑張っているか理解し合う

3.お互いが相手に本音で話しても攻撃されたり、立場を危うくされないという信頼関係

この3つが揃ったときに、LOSE-LOSEの関係が生まれます。

冒頭のお手伝いではないですが、

「自分も仕事があるけどちょっと助けようかな」であるとか、

「事前にこうしたらもっとうまくいくのではないか?」という自発的な動きも起きてきます。

もしかしたら、その先に組織全体の現状を打開していくヒントが見つかるかもしれません。

また来月もよろしくお願いします!

2017/11/30 VOL89                                                                                            sakaguchi yuto

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