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カーテンを開けたら…第九話

デカい猫と申します。

第九話「神トランと再開そしてスキル獲得」


前回のあらすじ…

ナタネの神殿の歴史説明を受けた後ラウルの父ソダキと出会った。
ナタネやアルワから見て、ラウルの父は凄く暑苦しい性格だった。
そして、4人で神殿内にある聖域を目指して歩き出した。


神殿に入って10分は歩いた…
アルワやラウルは、思ったよりも奥行きが深くてビックリしていた。


ナタネ)後お少しで着くよ!


ソダキ)昔も歩いたが❗️相変わらず遠いな❗️
体力がない奴等は来れないだろう❗️


ナタネ)その時はお背負っていきますよ!


ソダキ)それもそうか❗️ガハハハァー❗️


ラウル)アルワくん疲れてない?


アルワ)ぼくはへいき!ラウルくんこそ…だいじょうぶ?


ラウル)お父様にきたえてもらってるから、これくらいなら問題ない!


アルワ)ぼくもじぶんじしんできたえてるからだいじょうぶ!それよりはやくいこう!


ナタネ)アルワ、お慌てないで!もう見えてきてるからね!


ソダキ)ナタネさんの息子はセッカチだな❗️一応神聖な場所だから普通に歩くぞ❗️


ナタネ)ソダキさんの言う通りよ!アルワ楽しみなのは分かるけどのんびりつくまで歩いていきましょう!


ラウル)アルワくん、急がなくても…ほらもう見えてきたよ!


アルワ)わー!ほんとうだ、ここがぼくたちにスキルをくれるせいいきなんだね!
心の中)なんか俺が、辛抱出来ない子供みたいな感じにみえてくるじゃん…3人でそう正論な事を言われたら…!紛らわせよう!気持ちが落ち込むとあれだから!


そして4人は聖域の前に到着した。


聖域の見た目は
ドアがピンク色。
天井は暗いが、夜の星空みたいな小さな光が点々と光っている。
人は沢山いて案内をしている人がいて、
前には椅子や机が置いてあり来た順番に、
その5歳になった人が座っている。
保護者は後ろに立っている。
ドアを開けたら奥には、
本が山ほど積み重なっている部屋に案内されて、
1人辺り5分ほどかかってスキルを譲渡される。
簡単に言ってら、日本のプラネタリウムみたいな場所に似ていた。


アルワ)ここがせいいきなのかー!


ラウル)思ったよりもキレイな場所だなー!


ソダキ)昔とここは変わってらんな❗️初め来た時は驚いたもんだ❗️


ナタネ)そうですわねー!ここでお色んな人と知り合った…いい思い出だわー!


アルワ、ラウルはこの場所に来て思ったのは意外としっかりしていると思った。
ソダキ、ナタネは昔の記憶を振り返りこんな事があったと振り返えっていた。


信者)ようこそ!聖域へ!観光ですか?スキルを受け取りに来たのですか?


ナタネ)息子のスキルをもらいに来ました!


ソダキ)吾もだ❗️息子のスキルをもらいに来てやったぞ❗️


信者)分かりました!では、こちらに着いてきて下さい。順番がありますので、この椅子とこの椅子にお子さんを座らせてお待ちして戴きます。


アルワ)わかった!おにいさん。


ラウル)ありがとうございます!


信者)いえいえ、ご家族の方々は後ろでお待ちいただくか、神殿外で屋台等出ていますのでそちらでお待ちいただきたいですが、どちらにします?


ナタネ)アルワ、私もいた方がいい?それとも外で待っていても良い感じかしら?


アルワ)かあさん、そとでまっててだいじょうぶだよ!けっこうひとがいるからかかりそうだから!


ナタネ)分かったわ!余りはしゃぎ過ぎないようにね!


アルワ)はーい!


ソダキ)吾も外に出て待っているぞ❗️息子よ、良いスキルがゲットできるといいな❗️


ラウル)何のスキルでも貰えたらそれを頑張るから大丈夫だよ!お父様!


ソダキ)それもそうだな❗️では、また後で神殿前でな❗️


ラウル)また後で!


信者)2人共神殿前までの近道をご案内します。
着いてきて下さい!お子さん達とは少しの時間会えなくなりますが、安心してください。では行きましょう!


ナタネとソダキは、信者の後ろをついていった。
アルワとラウルは、それを見守って案内された椅子へと座った。


自分たちの他に今来ている人で16人も椅子に座り並んでいた。


アルワの心の声)単純に1人辺り5分計算で1時間と20分か…これは長そうだ…。


ラウル)アルワくん、意外と人いるんだな!


アルワ)かるく1じかんまちってかんじだとおもうよ!


ラウル)それまでお話ししてよー!


アルワ)そうだね!ひまだしな!


2人は暇を潰す為に色んな雑談をした。
そして話していたらあっという間に時間が過ぎて次はアルワの番になった。


???)次の子入れ。


アルワ)はい!ラウルくんお先に!


ラウル)良いスキルだといいね!

そして順番が来て呼ばれたので返事をして扉の前に歩いて行った。


扉の音)コンコン…
???)入れ。
扉の音)キィーー、バタン!


入ったらそこにはこの世界ではない物が色々置いてあった。
「紹介は省く」


さっきの待たされていた空間と違い、
色んな所が光輝いている。
そしてその先にいる人物がこの聖域と信者をまとめている、「神に近しい人」と呼ばれている。


神に近しい人)早くこちらに来なさい。


アルワ)すみません。見惚れてしまいました。


アルワは小走りで向かい、その人の前まで来た。


神に近しい人)では今からスキルを神から授ける儀式をします。目を瞑って声を出さずに待っていてください。私が終わりといったら目を開けて下さい。………では始めます。


アルワ)……………。


???)アルワ、アルワ、アルワ!聞こえていますか?


アルワの心の声)誰だ?俺を呼んでいるのは?


???)アルワくん…アルワくん!兎島くん!


アルワの心の声)うるさいなー…誰だよ!てか何で昔の名前知ってるんだ?確かめてやる!


???)やっと目を開けたか!お久しぶりだ!


兎島)あ、さっきから名前を呼んでいたのはトランさんだったのか!お久しぶりです。


トラン)どうだ?私の世界は馴染めているか?


兎島)ああ!お陰様でいい転生先で楽しく出来ているよ!ありがとうございます!


トラン)今回兎島くんはアルワで5歳になったので今まで封印してきた、スキルを開放する為にこちらの空間まで呼んだ次第だ!


兎島)❓スキルを開放するってどいうことだ?今までスキルは持っていない状況だったのか?


トラン)いや、スキルは持っていたのだが…5歳からじゃないと使用が出来ない仕組みになっていたんだ!それを開放する為に呼んだのだ!


兎島)え?なら今まで俺が色々やってきた事は、スキルを封印された状態でやっていたのか?ならハイハイや立つのが普通より早く出来たのも、スキルを使わないでやっていただけなのか?色々辻褄が合わないが納得できることもあるな…。


トラン)説明していなかったか?忘れてしまったのかわからんが、そういう事だ!
今回は3つのスキルを開放して使える様にする。
それからは兎島次第だ!強くなるのも、自由にするのもな!余り時間がないから後1つだけなら答えられるぞ!何か聞きたいことはあるか?


兎島)色々混乱しているが…最後に確認しておきたい。努力のスキルで他のスキルを努力したら使える様になるんですよね?


トラン)あぁ、ただ前にも言ったが努力してもゲット出来ないスキルもある。それは努力していけば分かると思うが、努力のスキルを使っても、最低どれも普通にやって3年はかかる!それだけは覚えておく様にだ!


兎島)ああ!確認に出来て良かった!トランさんありがとう!次もしも会えたら、お酒でも飲みま………。


トラン)行ったか…それにしても神である私にお酒とはな!面白い男だ!


そして、さっきまでの空間に帰ってきた兎島。


神に近しい人)もう目を開けても良いぞ。
君のスキルは努力だ!私は初めて聞くスキルだがどんなスキルが出てもそれは君の才能なのだ!
精進しなさい!


アルワ)ありがとうございました!


そして入ってきた側とは違う奥にある扉を出た。
そしたら、
信者の方がいて神殿前まで付き添ってくれて、
10分後…神殿前まで帰ってきた。

 「第九話終わり」


観覧ありがとうございました!

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