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【10分で読める】現場監督・施工管理者経験1-2年目向け 新社会人・新卒編 職人さんが自分の話に耳を傾け、快くお願い事を引き受けてもらえる人になろう! -学生を卒業し社会人になる教科書!-

現場監督・施工管理者経験1-2年目向け 新社会人・新卒編
「職人さんが自分の話に耳を傾け、快くお願い事を引き受けてもらえる人になろう! -学生を卒業し社会人になる教科書!-」


初めまして。ゆうぞうと申します。
閲覧いただきありがとうございます。
この度は、現場監督・施工管理者を目指す方々向けに記事を投稿しました。
この記事が貴方にとって少しでも手助けになれば幸いです。
無料で個別相談を受け付けています。
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ご連絡お待ちしております。


ゆうぞうのプロフィール


男性
平成7年生まれ
兵庫県出身
国立明石工業高等専門学校 建築学科卒業
大手ゼネコンに8年勤務し退職
最終経歴は工事金額60億程度の新築現場において次席に近い立場で着工から竣工まで2年間勤務しました。
現在は独立して建築現場の施工管理業務を行う傍ら
自身の経験、考え方を伝える活動をしています。


まえがき


この資料を手に取った貴方は、日々の業務の中で次のような疑問を持っているのではないでしょうか。普段なぜ自分はこんなに頑張っているのに相手に伝わらないのか話を聞いてもらえないのか発言する度に叱られるのか、等が推測できます。なぜわかるのかというと、私自身にこれらの経験があるからです。
元々ポンコツ新社会人だった私は、例えば2日酔いのまま朝礼の司会を行い、目も当てられないような内容にしてしまい、とても叱られた酷い経験があります。他にも無数の失敗をしています。
その程度だった私が、最後の現場では協力会社さんから「ゆうぞうさんがいたから現場が終わったよ!」、「ゆうぞうさんのおかげでいい仕事ができた、また一緒に仕事がしたい!」、「ゆうぞうさんのおかげで儲かることができた!」等の嬉しい言葉をいただけるようにまでなりました。
少し話が逸れましたが、前述の疑問を解決するべく、また私がいただけた言葉を皆さんが受け取れるようになるために記事を作成しました。これからお伝えする内容を実践することは決して楽なことばかりでは無く、成果を感じるまで1ヶ月、3ヶ月、半年とかかるかもしれません。所々で厳しい言い回しをしていますが、この記事が貴方にとって少しでも有益なものになることを私は心から願います。


概要


もう少々能書きにお付き合い願います。
現場は目に見えて厳しい世界です。
職人さんは仕事ができる現場監督の所に集まります。それは技術的な回答を貰うためか雑務を引き受けて貰い、自分たちの仕事を止めることなく前に進めるためです。逆に前述2つともに頼れない現場監督には職人さんは寄っていきません。そのような現場監督は仕事ができない人として見られています。
もし職人さんが貴方に寄ってこない状態で且つ自身に危機感がなければ、この先明るい未来は確実に訪れません。間違いなく、○○さんはいつも頑張っているね!や○○さんが言うなら頑張りますよ!等言われることはまず無いでしょう、これは断言できます。

では、仕事ができる現場監督に近づくためにはどうすれば良いのでしょうか。。。


答えは、貴方の人間力を鍛えることです。
優秀な現場監督とは良質な人間力(=人間性)の塊です。
私は現場監督の能力値は

人間力×技術力 技術力=経験×知識×センス

上記で求められると考えています。
人間力を身に付け、高める意識を持つ人であれば、技術力は後から身に付いていきます。なぜそう言い切れるのかは後に説明しますが、まずは人間力が1番大切であることを認識してください。これから施工管理業務の経験年数に分けて必要となる人間力の要素を定め、4段階(新社会人編、初級編、中級編、上級編)に分けて解説していきます。これらの解説を理解していけば、まえがきで挙げたような疑問が自責に変化し、人間力の鍛錬がいかに必要かを納得していただけます。お待たせしました、それでは現場監督・施工管理者経験1-2年目向け 新社会人・新卒編「職人が自分の話に耳を傾け、快くお願い事を引き受けてもらえる人になろう! -学生を卒業し社会人になる教科書!-」を解説します!

本文


新社会人編なので今回の要素は超基礎的な3つと周りから一目置かれる絶対に習得するべきこと1つを項目に挙げて解説します。

超基礎的なこと
・明るく挨拶する
・素直さと謙虚さの姿勢を持つ
・時間を厳守する

周りから一目置かれる絶対に習得するべきこと
・自分が発言したことは確実に実行する、引き受けたことは必ず遂行する

今回のnoteではかなり基礎的なことを記載しているため、すでに実践、習得しているようであれば見てもらわなくても良いですし、簡潔に解説します。しかし、自分が発言したことは確実に実行する、引き受けたことは必ず遂行することを甘く考えている人や疎かにしている人はここだけでも確実に一度読んでいただきたいです。

明るく挨拶する

皆さんは毎日顔を合わせる職人さんに挨拶をしていますか?
疲労がなく元気な時はしているけど、週末になるにつれて疲れているからと理由をつけて挨拶をしなくなっていないでしょうか。また、特定の仲が良い職人さんだけに挨拶をしていないでしょうか。そもそも担当工事外の職人さんには挨拶しなくて良いなんて考えていないでしょうか。
上記を読んでドキッとした貴方は挨拶の大切さを理解できておらず、まだ社会人になれていません。
現場とは集まっている人の力が集結して形になり完成形に近づいていきます。つまり、担当工事であろうがなかろうが、自分に関係ない人などいません。自分が日頃関わっている職人さんだけでなく、会う職人さん全員に挨拶をする姿勢ができれば、周りが受ける印象が良くなり、多くの支援を受けやすくなります。少し打算的な言い方になっていますが、現場監督・施工管理者1,2年目の貴方は現場で走り回ることが多いと思いますので、少しでも多くの味方を作るように心掛けましょう。

素直さと謙虚さの姿勢を持つ

現場に出てまず思うことは、専門の用語、知識が多すぎる。。。ではないでしょうか。仮設材や資材、工具等の、名前や用途、大きさ等、はたまた、各工種の技術的な内容等、覚えることは沢山あります。(私も知らないことはまだまだあると思います。)自分で勉強することは素晴らしいですし、上司が教育熱心で1から10まで教育教えてくれたら良いですが、忙しくてそのような時間があまりないのが現実です。ということは、現場のことを学ぶには職人さんに聞くことが1番の近道になります。その際には、わからないことはわからないと伝え、相手が誰であろうと教えを乞う姿勢が大切です。ただし、1つだけ注意点があります。職人さんが言うことは全て正しいとは限りません。根拠がなく経験だけで話をされる方が多くいらっしゃるため間違ったことを言われる可能性があります。教えてもらったことを鵜呑みにせず、気になった点は必ず上司に確認を取ることを強く推奨します。

時間を厳守する

これは誰もが社会に出て最初に言われることであり把握していることだと思います。しかし、理解して確実に実行している人は何人いるでしょうか。私の周りでも元上司でも口では言いながら疎かにしている人は山のように存在します。1分1秒でも遅れたら約束を守れない人です。忙しいから数分くらい遅れても多めに見てほしいなんて甘過ぎます。忙しいのは全員同じです。時間を厳守できない人は約束を守れない人であり、相手の時間を軽く扱っている、もっと言うと相手を馬鹿にしているのと同義です。それほど、時間を厳守することは大切なことです。万が一、どうしても、時間が守れない場合は、事前に遅れる連絡をすることが大事です。この1つの行動で相手からの印象は大きく変わります。これを気を付けていれば、5分前行動がいかに重要かわかる日が来るでしょう。


周りから一目置かれる絶対に習得するべきこと
自分が発言したことは確実に実行する、引き受けたことは必ず遂行する

今回の記事で1番お伝えしたいことであり、実践していただきたいことです。これができるようになれば、きっと、「最近少し変わったね」とか「〇〇に言えば大丈夫」等と嬉しい言葉を受けるようになります。それはなぜか、貴方を信頼できるからです。
まず、自分で言ったことすら守れない、できない人を誰が信頼するでしょうか。例えば貴方が、「現場のある場所が掃除されているかを私が毎日何時に確認に来ます」と言ったとして、職人さんはちゃんと掃除しているのに1週間後には来なくなったとしたら当職人さんはどのように感じるでしょうか。裏切られたと感じ、来ないならもう掃除しなくて良いんだと思ってしまいます。
また、日々の業務の中で、幾つものお願いを交わすはずです。貴方がお願いをする側であれば相手に任せるのですから簡単です。後で、お願いしたことができているか確認に行くだけなので貴方に苦労はありません。問題はお願いを受けた時です。職人さんからのお願いは、小さいものから自分では手に負えないものまであると思います。自分でできるものは自分で処理し、自分の手に負えないものは、上司や事務員に引き継ぎ、処理してもらう。これらを全て確実に継続的に遂行して初めて信頼を得ることができます。これが当たり前のようにできるようになれば、貴方の周りからの評価は上がり、成長も速くなります。
補足ですが、職人さんからのお願いの中に図面上や現場の納まりについての質問を受けた時は成長のチャンスです。なぜなら、その道のプロである職人さんの視点を教えてもらえるからです。貴方が信頼を勝ち得ており職人さんが忙しくなければ、貴方がなかなか理解できなくても根気強く教えてくれるはずです。それは、職人さんは貴方の成長を願っており、且つ確実に質問の回答を持ってきてくれるからです。


まとめ

ここまで読んでいただき誠にありがとうございます。
上記の内容をまとめると責任感を持って仕事をしているかどうかに繋がります。自身の発言に対して、あるいは行動に対して責任感を持っていない人は信頼できません。「職人さんが自分の話に耳を傾け、快くお願い事を引き受けてもらえる人になる」ためには人間力を高めて周りの信頼を集めてください。そのような人は技術的にもいち速く成長する人材になれます。今回は新社会人編として投稿しましたが、今後は下記のような内容を投稿する予定です。もしこの記事で気になったこと、もっと知りたいこと等がありましたらコメントをお願いします。参考になった方はスキを押していただけると幸いです。これからも誰かの救いになればと思い投稿しますので、お付き合いの程、宜しくお願い致します。

冒頭でも申し上げましたが、
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