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ITコンサルが本職。外資コンサルで頑張ったあとに事業会社を経て独立、フリーのコンサルと…

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ITコンサルが本職。外資コンサルで頑張ったあとに事業会社を経て独立、フリーのコンサルとして案件を渡り歩いている。スマートさよりも実利を取るスタイルでプロジェクトを根本から良くするために日々奮闘。技術好きでDeepLearningが好物。

最近の記事

ひろゆきおすすめトラックボール型マウスを試したが万人にはお勧めできなかった件

はじめに皆さんはトラックボール型マウスをご存知ですか?「ひろゆき」がおすすめしていることでも有名で、マウスをスライドさせるのではなく親指で操作するタイプのマウスです。ロジクール社製のものが有名です。 親指で操作するので肩、腕、手首などが疲れにくいとの噂であったため、毎日長時間PC作業をする私も試してみたいと興味を持っていた商品でした。 そこで、今回は私が購入した「Logicool MX ERGO」というトラックボール型マウスの使用感を、特に腕や肩への負担軽減効果、操作性、

    • ビジネス会話に潜む詭弁・誤謬を見抜く方法

      1. はじめに詭弁と誤謬とは? 私達が日常や、ビジネスの会話で感じる「なんかおかしいな」という瞬間。それは「詭弁」や「誤謬」と呼ばれるものかもしれません。これらの言葉自体は余り馴染みがないかもしれませんが、それらは我々が日常でしばしば遭遇するものです。 詭弁とは、論理的でない議論を使って相手を誤解に導く技巧のこと。誤謬とは、論理的に誤った議論のことを指します。これらの手法は、無意識に使うことで論理的な誤りを犯してしまう場合もありますし、意図的に他人の意見を封じ込めたり、

      • 「ブレない人」と「頑固な人」の違い

        はじめに多くの人が「ブレない人」を評価し、反対に「頑固な人」の扱いに戸惑うことがあります。これらの言葉の違い、きちんと説明できますか? 「考えがブレない人」と「頑固な人」。見かけは似ているが、実は明確な違いが存在します。この記事で、その違いを具体的に解説します。 その違いを理解することで、人間の言動をより深く捉えられるようになり、また、自己認識も深まるでしょう。さらに、感覚的な考えを言葉でしっかりと表現することの重要性を、この記事を通して感じていただければ幸いです。 動

        • やりづらい人とチームワークには役割分担が重要

          はじめに仕事の中で、やりづらい人や、やり方が異なる人と協力しなければならない状況は多々あります。実際に、同僚との仕事の過程で関係がこじれることは珍しくありません。この記事では、そんなやりづらい人との仕事のコツを紹介します。 動画も作成したのでこちらもどうぞ。 1. 役割分担の重要性やりづらい人との協力における課題 協力関係において「やりづらさ」を感じる場面が生まれる背景には、主に二つの課題が存在します。 成果の重視: 仕事の性質上、過程の難しさに関わらず成果を出すこと

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          QCD: 汎用性の高い情報整理・比較フレームワーク

          QCD フレームワークは、元々製造業での品質管理とプロジェクト管理のために使用されていましたが、そのシンプルかつ効果的な構造により、さまざまな業界や状況で利用されています。このシンプルなフレームワークは、実務への適用が容易で、ロジカルシンキングの初学者にもおすすめです。 この記事では、QCD フレームワークの利用場面、各要素の解説、実用例、そして拡張して応用する方法を解説していきます。主に物事の評価・比較する際の用途として QCD を探求してきます。 その結果、QCD フレ

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          目標達成の秘訣: SMART 目標設定のガイド

          ビジネス、個人のスキルアップ、またはチーム運営など、さまざまなシチュエーションでの目標設定は成功のカギとなります。あいまいな目標は方向性を失わせ、認識のずれやリソースの無駄を生む原因となりえます。 今回紹介する SMART 原則は、これらの状況を解決するための強力なフレームワークとなるでしょう。Specific(具体的)・Measurable(測定可能)・Achievable(達成可能)・Relevant(関連性)・Time-bound(時間を設定)の頭文字を取ったこの手法

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          効率化の追求: ECRS フレームワーク

          ビジネスにおいてはタスクの効率化は高頻度で発生する課題であり、ビジネスを成功させる鍵となります。 無駄を排除し、ルーチンワークなどの付加価値を生まないタスクは効率化することで、如何に攻めにリソースを集中させるかは、DX レポートの 2025 年の壁でも指摘されており、DX,IT 分野においても重要な視点になっています。 今回紹介する ECRS フレームワークは、ビジネスから日常生活に至るまで、物事の効率を劇的に向上させる手法です。 非常にシンプルで応用範囲が広いため、”効率

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          プレゼン資料の作成手順

          クライアントの資料作成を見ていると、意外と基本を知らない方が多いなと感じたので、今回はプレゼン資料の作り方について解説したいと思います。 より詳細はロジカル・ライティングがとても参考になります。新卒のときに読むことを推奨された人も多いのではないかなと思います。 結論以下の手順で資料を作ります。 プレゼン作成手順 1. 目的を定める 2. ロジックを考える 3. ストーリーラインを考える 4. キーメッセージを考える 5. 内容を考える 解説していきます。 1. 目的

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          フリーコンサルとして最も大切な考え方・行動

          背景前回の記事でも少し触れましたが、会社員コンサルとフリーランスのコンサルでは、考え方、動き方が異なるのにそれに気づかず、フリーランスになっても会社員時代の動き・考え方をしてしまっているフリーランスのコンサルをよく見かけます。 結果、クライアントから評価を得られづらかったり、ファームに依頼するのと変わらないので単価が安く設定されやすかったり、フリーランスの良さを活かせておらずもったいないなと感じてしまいます。 今回は、会社員コンサルとフリーランスコンサルにおける考え方・行

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          フリーランスのITコンサル案件獲得方法

          今回は、案件獲得の方法について語りたいと思います。 本業が忙しくなると記事を書くのが億劫になってしまうので、今後は短い記事をコンスタントに書いていきたいと思います。 結論案件獲得の方法は、大きく新規案件と継続案件の獲得があり、市場環境や自身の強みなどからどれかに力を入れて案件を獲得していくことになります。 新規案件 ・提案活動のよる獲得 ・紹介会社からの案件紹介 ・ツテのある企業からの依頼/案件紹介 継続案件 ・契約期間の延長 ・契約企業の別プロジェクト案件獲得 提案活

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          ペーパーレス化プロジェクトの失敗とそこから学べること

          以前参画したペーパーレス化プロジェクトについて紹介したいと思います。ハンコやFaxの廃止など、DXの文脈でもペーパーレス化を検討することが多いかもしれませんのでその知見を紹介できればと思います。 今回の記事の内容もスライドにまとめています。 システム化の背景・目的このクライアントでは、書面での契約が必要となる商品を販売しているのですが、主に営業代理店にて申込を獲得し、自社の各エリアの作業員が訪問して契約するという方式をとっています。 販売エリアも関東全域で、エリア事務所

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          システム内製化の価値をゼロベースで考える

          最近、クライアントよりシステム内製化について検討したいとの相談を受けました。契約・プロジェクトスタートはまだ先になりますが、事前に考えたこと、整理したことを書いていきたいと思います。 DXの文脈ででてくることの多い”システム内製化”について興味のある方、物事の思考方法について興味のある方向けの記事になっています。 今回は記事の内容をスライドにもまとめてます。 経緯システム開発の支援をしているクライアントからシステム内製化について今後検討するので支援してもらいたいという相

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          自己紹介 / noteで書く記事&想定読者

          ITコンサルのyw(ゆー)と申します。 この記事では私自身のことと、どのような方に向けてどのような記事を書いていくかをまとめたいと思います。 自己紹介仕事の関係で実名を出せませんが簡単な私の経歴について。 略歴 ・ITコンサル、SEとして会社員を約10年経験 ・独立してITコンサルとしてフリーランスを約3年経験 ・独立後に法人化を2度経験、1社は退職済み 学生の頃からエンジニアになりたかったけども、新卒で入社した会社の都合でエンジニアリングに携われず、よりIT技術に触れ

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          初めての転職とそこで学んだこと

          転職したいけどなかなかできない、転職しても大丈夫か、そんな相談をよく受けます。今回は転職について漠然とした不安を抱えている方に向けて、具体的な転職のイメージを持ってもらえるよう、補足を交えながら私の転職経験について語りたいと思います。 転職は、その人の価値観、転職市場の動向など、様々な要因で善し悪しが変わりますし、正直やってみないと分からない運的な要素も大きいです。そのため、一般論化して語るのは難しいですが、私自身も4度の転職を通して様々学んでいますので何かの参考になれば。

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          実例で学ぶ Web情報の見極め方

          どんな職種の人でもWebで情報収集することは多いと思います。私の場合も、クライアントに提案やレポートする際にはWeb情報に頼ることも多いです。 ただ、Webの情報は正確ではないものも多く、信頼できるものであるかを読み解いた上で活用する必要があります。 ここで挙げた例は(少なくとも私には)信頼できない情報でした。私がどの様に情報を読み解いてそのように見極めたのかを解説したいと思います。他の情報を読み解く際にも今回の思考方法は参考になると思います。 なお、掲載元に真偽を確認

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          不確実性のコーンでシステム開発のリスクと対応方法を考える

          ITコンサルのyw(ゆー)です。 システム開発に関するレポートや書籍で”不確実性のコーン”と呼ばれるサムネイルの図がよく出てきます。私の経験上もこの考え方はとても重要だと思いますし、昨今の事情を鑑みるとより重要度が増してきています。 最初にこの考え方が登場したのは1981年と言われていますが、変化の激しいといわれるIT業界においても最近のレポートや書籍でも多く登場しており、システム開発における普遍的な事実を表していると捉えることができます。 不確実性のコーンが登場するレ

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